「寒い冬、どうやって過ごしてる?おすすめのぬくもりアイテムがあったら、持ってきて見せて〜!」そう声をかけて集まったのは、森ノオト文化部のライターたち。この日は月に1度の編集会議。以前取材した「YES!!カツサンド」の2階を使わせていただいて開催しました。感心したり、共感したり、笑ってしまったり。文化部らしい和気あいあいとした座談会の様子をお届けします。
参加メンバーは、写真左下から時計回りに岡島知美、岸真由美、富岡仁美、青木啓子、柴山有花理、松園智美、佐藤美加(写真撮影)、石﨑絵美(メール参加)、木津明子(イラスト提供)、合計9名。
温故知新!カイロと湯たんぽ
昔ながらの冬の必需品といえば「カイロ」と「湯たんぽ」。最近は、エコの観点から、電気を使わず繰り返して使えるカイロや湯たんぽが改めて注目されています。どちらも今風のかわいらしいデザインになっていたり、使い勝手も格段に良くなるなど現代風に進化を遂げている様子。じんわりとした優しい温かさが持続するところも人気のようです。
森ノオトでカイロと言ったらやっぱりコレ!布の循環を目指すアップサイクル工房「AppliQué」製のぬか袋カイロ。「ずっと気になっていてようやく先日購入したので、この冬使うのが楽しみ」と話すのは、松園智美さん。レンジであたためて繰り返し使えるところにも惹かれたそう。レンジをもっていないメンバーも、蒸し器や鍋の蓋の上などでも温められるということを知り、俄然興味を持った様子でした。
自宅で愛用中の湯たんぽを持ってきてくれたのは岸真由美さん。ゴムでできた小さなもので、洗えるカバー付き。小ぶりなのでお腹を温めたり、首の後ろや手足を温めるのにも大活躍だそう。
「そういえば、自宅の断捨離をしていたら倉庫からこんなものを見つけたんですよ」と、青木啓子さんは写真を見せてくれました。なんとこちら、おそらく昭和初期頃から使われていた陶器製の湯たんぽ!なんとも重厚なその佇まいに、驚きの声が上がります。お布団の中で足を温めたり、布団の近くに置いて部屋を温めたりするのに使っていたそうです。
やっぱり……こたつ!
私、佐藤美加の冬のあったまりアイテムといえば、こたつです。実家、一人暮らし、結婚してから、子どもが生まれてからもずっと冬になるとこたつを出す生活を続けています。「こたつ=野暮ったい」と思われがちですが、リビングで使ってもあまり違和感のないデザインのものが多く出ているので、そこまで部屋での存在感はないと感じています。一度入ると出られなくなるのと、どうしても寝落ちしてしまうのだけがデメリット。
「こたつといえば、故郷長野では……」と2つの写真を見せてくれたのは富岡仁美さん。ストーブの温風をこたつに送り込むための器具「こたつホース」と、こたつに隙間を作らず大勢で座るための「長座布団」を紹介してくれました。寒い地方ならではのアイデアにみんな感心しきりです。
「首」のつく3つの部位を温める
冷え改善のためには体にある3つの首、「首」「手首」「足首」を温めるとよいと言われています。この3カ所は皮膚が薄く、血流の多い太い動脈が通っているところ。効率的に温めることで体の代謝を上げていきたいものです。
青木さんの3首あっためグッズは、目にも鮮やかな、赤!赤!赤!意識的に赤い色味のものを集めているそうで見た目にもあたたか。
おふろでぽかぽか
岡島知美さんと石﨑絵美さんがお風呂に入れると体がぽかぽかする、と挙げたのが“エプソムソルト”。ソルト、という名前がついていますが、実際は塩ではなく硫酸マグネシウムの結晶なのだそう。
岡島さんは、お風呂の後に爪もみも実践しているとのこと。足ツボの先生に教わったそうで、手足の爪を丁寧にもむと血流が良くなり体全体が温まる感じがして、寝つきも良くなるんだとか。
食べ物、飲み物で体の中からぽかぽかに
体の外からだけではなく、体の中から温めたい!そんな時、体を芯まで温めるおすすめ食材として挙がったのが「しょうが」と「葛粉」です。どちらも血行を促進する効果で知られていますよね。
どちらも料理や飲み物にちょい足しして気軽に使えるというのがメリットです。紅茶はもちろん、お味噌汁にもすりおろしたしょうがを入れる、子ども向けにはりんごジュースや甘酒に葛粉を入れて温め、とろみをつけるというアイデアも!
柴山有花理さんは、吉野本葛を奈良の専門店から取り寄せているそうです。ふだんのおかずやお菓子、飲み物に、と大活躍。岡島さんも同じく葛を愛用していて、ふだんから片栗粉の代わりにお料理に取り入れているそうですよ。
番外編・こんなほっこりあったまり術も♪
猫好きのイラストレーターであり、森ノオトライターの木津明子(えのきのこ)さんが3コマ漫画を描いてくれたのでご紹介!きっと猫好きのみなさんは共感してくださるのでは?かわいいなぁ〜。
以上、森ノオト文化部ライターからとっておきのあったか術をご紹介しました。いかがでしたでしょうか。「あったかアイテム」の話をしていただけのはずなのに、それぞれの興味関心、レシピやファッション、歴史や地域の風習にまで話が広がって……いつしか会話も熱を帯び、会議を終える頃には心までぽっかぽかになった文化部チームなのでした。
読者のみなさんのおすすめあったか術も、ぜひ教えてくださいね♪
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