仕事時間がまちとつながる時間になる! 郵便局2階“まちのリビング”スプラス青葉台
青葉台駅徒歩3分、青葉台郵便局の2階にひっそりと佇む隠れ家のようなコミュニティ&コワーキングスペース「スプラス青葉台」。ここは単なる仕事場ではありません。「しごとと暮らしの融合」をコンセプトに、訪れる人々のアイデアと才能が生かされるような工夫が凝らされた場所です。一体どんな秘密が隠されているのでしょうか?スタッフとして在籍していた山室真優さんに教えていただきました。(ライター養成講座2025修了レポート:鈴木真紀)

創造性を刺激する「もう一つのリビング」

取材時コミュニティマネージャーとして活躍していた山室さん

横浜市青葉区、整然とした街並みが広がる青葉台に、コミュニティ&コワーキングラウンジ「スプラス青葉台」ができて4年目になります。単なるコワーキングスペースという枠を超え、まるで自宅のリビングでくつろぎながら過ごせる快適さと、刺激的なアイデアが生まれる創造的な場所です。

 

私がスプラス青葉台さんに取材したきっかけは、昨年までコミュニティスペース運営に携わっていた経験からです。単なるコワーキングスペースとは異なる、スプラス独自の魅力を、スタッフや利用者の方々の声を通して知りたいと、お話を伺いました。

 

 

集中と効率を追求する、洗練されたワークラウンジ

会員さんが仕事に集中できる場所、ワークラウンジです

スプラス青葉台には、「ワークラウンジ」と「コミュニティラウンジ」という、異なるコンセプトを持つ二つの空間があります。

 

ワークラウンジは、仕事に集中するための空間です。まるで秘密基地のような個別ブースは、周囲の視線を気にせず、思考の海に深く潜り込むことができます。利用される方は企業の経営者やリモートワーカーの方々が多いそうです。利用者さん一人ひとりが思い思いのスタイルで仕事に打ち込んでいて、各々が集中力を保っている様子が印象的です。

 

スタンディングデスクやプライベートな電話ブースなど、利用者の目的に合わせた多様なワークスペースが用意されています。

 

 

交流とアイデアが生まれる、開放的なコミュニティラウンジ

会員さん同士が集うコミュニティラウンジです。家具/什器は桜台の家具屋・ウッディハートさんが担当されたのだとか。青葉台の地域性、スプラス青葉台をみんなでいい場所にするという思いが感じられるインテリアでした

コミュニティラウンジの、ゆったりとくつろげるソファ席では、自然と会話が生まれ、新しい出会いが生まれることもあるそうです。

取材時は、フリーランスの方や会員同士で談笑しながら打ち合わせをされていて、温かい雰囲気を感じました。

 

壁一面には、ビジネス書から自己啓発書などじっくり読みたくなる書籍が並んでいて、集中できない時の気分転換に、仕事のアイデア出しにと、自分では選ばない書籍からの学びも得られそうです。

 

「利用者の皆さん同士が談笑しながら食事を楽しめるランチ会や、ゆったりコーヒーを飲む時間などをつくっています。異なるバックグラウンドを持つ人々が交流することで、予期せぬアイデアやビジネスが生まれることも」と山室さん。

 

コミュニティラウンジは、創造性を刺激する、「もう一つのリビング」です。私がもしここを利用したら、一人で仕事をしていても孤独感を解消できると感じました。

 

 

多様な人々が集い、それぞれの物語を紡ぐ場所

至るところに利用者同士がつながれるスタッフさんたちの仕掛けがあります

スプラス青葉台を利用する人々は、実に多様です。Webデザイナー、ライター、動画クリエイターといったフリーランスの方々はもちろん、起業家、リモートワーカーなど、さまざまな職種の方が集まります。

 

近年、利用者の層はさらに広がりを見せていると話す山室さん。

最近の利用者さんで驚いたのは親御さんと一緒に勉強する小学生だということでした。

 

今まで小さいお子さん連れのママさんや資格取得や受験勉強に励む高校生や大学生の利用はあったようですが、小学生も安心して利用できるスペースとは!

 

スプラス青葉台は、まさに「まちのリビング」として、地域の人々に開かれた場所だということを感じました。

 

 

あなたの「やりたい」を応援したい

魅力あふれるスタッフさんたち

取材を通して私が印象に残ったのは、会員のみなさんの「やりたい」をスプラス青葉台でどんどん実現していることです。

 

スプラス青葉台にはイベントスペースもあり、スタッフの方が開催するイベントも多いですが、近年では会員の皆様が主体となって企画・運営されるイベントや部活も増えてきているとのことです。

 

例えば、「焚き火部」や「すぷらすラヂオ」といった活動です。会員とゆっくり対話をして相互理解を深めたいという気持ちから焚き火部を発足された方や、会員さんの魅力をたくさんの方に伝えたいとラジオ形式の対話を配信されている方がいらっしゃいます。

 

スプラス青葉台を利用したことのない方でもワンコインで気軽に参加し本の魅力を誰かと共有できる「つんどく会」や、ボードゲームで遊べる「ボードゲーム交流会」などもあるのだそうです。

 

 

青葉台の街をつなぎ、未来を育むコミュニティ拠点

この入口の先にあなたのやりたいの可能性が広がります

「青葉台には、さまざまなメディアや活気あふれる商店街など、多様なコミュニティが存在します。スプラス青葉台は、これらのコミュニティと対立するのではなく、それぞれのつながりを深め、誰もが心地よく過ごせる場所でありたい」と山室さんが話してくれました。

 

スプラス青葉台では、HPやフリーペーパーを発行し、素敵な会員の方や知ってもらいたい地域の情報を発信しています。

 

「自分一人ではなかなか実現できないことでも、スプラス青葉台を通じてなら可能になる。そんな思いを胸に、私たちは街の個性豊かなお店と才能あふれるクリエイターの皆様をつなげたり、活発な交流が生まれる場づくりに力を注いでいます。

ここに来れば、きっと誰かに会える。そして、その出会いがまちの活動や暮らしの幸せにつながっている。スプラス青葉台だからこそ実現できる、地域に根差した街づくりがここにはあります」と情熱を伝えて下さった山室さんの笑顔が印象的です。

スプラス青葉台で開かれたイベントの様子

これまでも、スプラス青葉台ではマルシェやクリスマスマーケットなどのイベントを開催し、青葉台にお住まいの方、青葉台で働く方々と共に、街を盛り上げてきました。人とつながらなくても生活はできますが、人と人とがつながれるとより一層その場所に愛着を感じ、住みやすい場所になりますし、一人ひとりが自分ごとのように捉えるようになり、街の課題も解決していくのではと感じました。

場所は青葉台郵便局の2階です

日々の暮らしの中で「誰かとつながりたい」「もっと街を自分ごととして捉えていきたい」と思った時は、ぜひスプラス青葉台に遊びにいってみてください。温かい笑顔と活気があふれる空間で、新しい発見や素敵な出会いがきっと待っていると思います。

Information

<スプラス青葉台>

住所:神奈川県横浜市青葉区青葉台1-13-1青葉台郵便局2F3F

URL:https://spras-aobadai.net/

営業時間:9時~22時(有人受付時間:9時~18時)

定休日:無(年末年始を除く)

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