
寺家ふるさと村は東急田園都市線の青葉台駅から鴨志田団地行きのバスで15分弱。終点のバス停で降りると、「ここは横浜なの?」と疑ってしまうようなみどり豊かな風景が広がっています。
バス停のすぐ近くにはウェルカムセンター「四季の家」があり、ここを拠点として里山を散策する人も多いそうです。
この「四季の家」で開かれる「里地里山入門講座』は四季の家と、緑区新治町の、にいはる里山交流センターとの共催講座で、今年で3回目となります。

2026年度の日程と講座内容はこちらです
私は昨年2025年に参加しましたが、寺家ふるさと村を堪能できる魅力的な4回でした。私の体験を振り返りつつ、講座の様子を、写真を中心にご紹介します。
1回目、「里地里山を知る」講義と観察会
講師の先生はよこはま里山研究所/にいはる里山交流センターの吉武美保子さんです。
里地里山とは、原生的な自然と人の暮らしの間にあり、農地や草原、ため池など人の働きかけを通じてつくられた自然空間です。
吉武さんから、里地里山の仕組みや、私たちの身近な里地里山である寺家ふるさと村の管理や今抱えている課題などを教えてもらいます。
その後、自己紹介タイムがありました。夫婦揃っての参加者も。最近近くに引っ越してきてお散歩を楽しんでいるという人もいて、羨ましい限りです。その日の最後に寺家ふるさと村を散策です。

吉武さんの講義は具体例が多くわかりやすい。里地里山の管理がなされなくなったことで野生の動物たちが人里に下りてきてしまうなどという問題が起きるという

実際に歩いてみて、寺家ふるさと村の全体図を体感

熊野神社のモミ。かながわの名木100選に選ばれているそう
実はこの1回目の講座については2年前にこの記事が出ています。
ぜひこちらを読んでみてくださいね。
2回目は「農を感じる」稲刈り体験
わが家はお米中心の食事。毎日お世話になっているお米作りは体験してみたかったことの一つです。
この日は、寺家で米作りをしている、はやし農園の林英史さんの田んぼで稲刈り作業です。
林さんとにいはる里山センターの石田さんに鎌の扱い方、稲の刈り方、まとめ方など丁寧に教えてもらい、いざ稲刈りへ!

初めて刈って束ねた稲。これがやってみたかった!作業中、稲を刈るごとにそこに生息していた小さな虫やカエルが慌てて飛び出してくる。「住処を奪ってごめんよー」と言いながら作業をする

丁寧に教えてくれる林さん

みんなで協力してはざかけ作業。翌日の筋肉痛は間違いない!
この日に刈ったお米は、講座の4回目で私たちのお昼ごはんになります!
3回目は「森を感じる」森の手入れ体験
この日はよこはま里山研究所(NORA)のみなさんがサポートしてくれました。
四季の家に着くと、駐車場の奥にかっこいい装備をした男性が数人。「今日は四季の家で何かあるのかな?」と通り過ぎたら、実はこの日の私たちの先生、よこはま里山研究所(NORA)の方たちでした。

受講者たちの装備品を並べてくれていた。ヘルメットに、枝を切るためのノコギリなど、受講生の私たちも装備をして出発です。本格的な出で立ちに武者震いが!

抜いていいもの、切っていいもの、そのままにしておくものと見極めながらの作業
最後に柴刈り(しばかり)です。
お庭の芝を刈る「芝刈り」ではありません。柴刈りは、火を起こすために必要な小枝などを集める作業です。大きめの枝は担ぎやすいように小さく切ります。
これは講座の4回目、お米を炊くための燃料となります。桃太郎のおじいさんもこの作業をしに山に行っていたんですね。

柴を担ぐ係に選ばれた名誉ある受講生の方。現代版、二宮金次郎が生まれました
4回目「里山の恵みを活用する」わら細工作り、新米試食
楽しかった講座も最終回です。この日はにいはる里山交流センターのスタッフさんに稲わらの細工、そして大きな釜でのお米の炊き方を習います。
この日は大きな釜が用意されていました。自分たちで収穫したお米を大釜で炊いていただく日です。
またその前にお楽しみがあります。稲わらで縄をなうという作業。
これも私が挑戦したいと思っていたことの一つです。

しめ縄を作るための下準備の説明を受ける

外では火を起こし、大釜でお米を炊く。火加減がむずかしい
さあ、おいしく炊き上がりました。
白いご飯と手作りのお漬物と味噌汁。こんなにシンプルで味わい深い食事ってあるのでしょうか。

漬物と味噌汁の野菜は、林さん、石田さんの畑から。またお味噌は毎年四季の家で仕込んでいるもの。最高にぜいたくな食事!
心身ともに自然を味わい尽くせる講座。最後に感想を伝え合いましたが、みなさん大満足な様子です。「この講座の続きをやってほしい」という声も聞きました。私も続きがあったら受けたい気分です。
寺家ふるさと村のことをもっと知りたい、自然ともっと仲良くなりたいという人には絶対おすすめですよ。
2026年度の申し込みは8月1日から。インフォメーションからぜひチェックしてみてくださいね。
里地里山入門講座2026年度募集要項
▶︎詳細はこちら
<2026年の日程>
9月27日(日)第1回「里地里山を知る」講義、観察会
10月3日(土)第2回「農を感じる」稲刈り体験
10月31日(土)第3回「森を感じる」森の手入れ体験(雨天予備日11月7日(土)
11月29日(日)第4回「里山の恵みを活用する」わら細工、新米試食
第1回から第3回は9:30〜12:00ごろ
第4回は9:30〜13:00ごろ
※募集は8月1日から
講師の先生方の紹介
第1回 吉武美保子さん(よこはま里山研究所/にいはる里山交流センター)
第2回 林英史さん(はやし農園)・石田周一さん(にいはる里山交流センター)
第3回 よこはま里山研究所(NORA)のみなさん
第4回 にいはる里山交流センターのみなさん
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