厳寒のこの日、朝9時過ぎの田んぼには氷が張り、頬をさす冷たい風が吹いていました。
こんな日は火をおこすのが一番! 焚き火を囲みながら、NPO法人農に学ぶ環境教育ネットワーク代表の木村広夫さんの新年最初のお話を聞きました。今年も私たちが自然に生かされていることを、農を通して学んでいこう、という気持ちを新たにしました。
続いてどんど焼きが始まりました。どんど焼きは、小正月(新暦の1月15日)頃に行われる民間行事で、門松やしめ飾り、書き初めなどを焼いて、その炎とともにお正月に来ていただいた神様を見送る意味があるといわれています。
どんぐり農園では、みんなが家から持ち寄ったしめ飾りや書き初め(炎とともに半紙が高く舞い上がると、字が上手になるのですって!)などと一緒に、昨年秋にみんなで作った案山子(鳥からお米を守るだけでなく、人間と自然の共生のシンボルとしてがんばってくれました!)を燃やし、感謝を込めて天に還しました。
やぐらには浄化の作用があるという青竹もたくさん組み込まれたのですが、この青竹が燃えて爆ぜる音はすごい迫力! どんど焼きは地方によって呼び名も由来も様々ですが、竹の「ドンドン!」と燃える音からきているという説もあるそうです。
また、どんど焼きの後のおき火でお餅を焼いて食べると、1年間病気をしないのだとか。みんなで健康を祈ってまゆ玉団子とお餅を焼いて食べました。
今年も豊かな恵みがもたらされますように。1年間、みんなが元気でどんぐり農園に集えますように。
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