森ノオトエリアにはおいしそうなパン屋さんがたくさんあります。
みなさんもお気に入りのパン屋さんがあると思いますが、きっとこんなパンはまだ見たことがないでしょう。
むんむんむしむしあついなつ
ちくちくむらにとんできた
4ひゃくまんびきのハチのたいぐん
この絵本はハチが飛んでくるところからはじまります。
この夏、ときどきハチに出会い、怖くて逃げ回ったこともあった我が家の妹ちゃんにとっては、ドキドキするはじまりかもしれません。
ハチが大発生したある村で、ホールに集まった村人と村長さんはどうしたらいいか話し合います。そこで、ハチがいちばん好きなイチゴのジャムサンドを作ってわなにすることに決めました!!
そこから村をあげてのジャムサンド作りがはじまります。
ページいっぱいのパンの絵に、我が家の妹ちゃんも大喜び、目をきらきらさせて絵を見ています。
昔の工場で50台ものオーブンを使った焼き上げたパンは、大きいのなんの!
12時間も焼き上げて、6人がかりでのこぎりで切っていきます。
ハチは無事に退治され、村のみんなは大喜び。
ハチが挟まれたジャムサンドがその後どうなったかも、ぜひ絵本で確認してみてください。
我が家のこどもたちも、5年生、1年生、年少さんとそれぞれ大きくなり、いま一番絵本を読むのは3歳の妹となりました。
食べること、おもしろいことが大好きな妹ちゃんは、面白そうな本を自分で選んでは、「読んで」と持ってきます。この本もとっても彼女らしい一冊!
作者がイギリスの方だからなのか、なんとなく山や緑が広々としていて、夏休みの帰省で見た山形の景色を思い出します。
おっと、読後は小腹がすくので、おやつにパンがあるときがおすすめです。
食べ物の絵本ってほんとにおいしそうですよね!
東海林更央莉さんの連載『兄と弟の絵本棚』のバックナンバーは、こちらからご覧いただけます。
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