AppliQué 日々のコトvol.24 ー世界に一つだけ オーダーでオリジナルを気軽に楽しんでー
森ノオトのアップサイクル工房「AppliQué(アプリケ)」の活動の一つに、オーダーを受けてインテリアファブクリックなどを制作する、オーダー受注があります。
どんな布があるのかその時にならないとわからないAppliQuéの工房。お客様以上にスタッフもワクワクしながら、布同士の組み合わせがピタリと合う瞬間を楽しんでいます。

AppliQuéの活動拠点、森ノハナレにかけてあるカーテンは、訪れたお客様からよくお褒めの言葉をいただきます。

光を通すこの柔らかい雰囲気が、庭と部屋を遮断することなく、庭も含めて部屋の一部のように感じられ、私たちもお気に入りです。

 

両端にハギレをつなぎ合わせてある。このハギレの組み合わせで雰囲気がぐっと変わる

 

森ノハナレ2018年からみんなでDIYを繰り返しながら作ってきた空間です。既製のカーテンの寄付のお話もありましたが、高価で機能がありすぎるカーテンは場にそぐわないような気もして、サイズの問題もあり、それなら自分たちで作ろうか!という声からカーテン制作が始まりました。

布はたくさんあるから!と言いつつ、当時寄付されていた布は今よりずっと小さいハギレがほとんどで、カーテンのサイズが取れるようなものはありませんでした。

であれば、はぎ合わせて自分たちらしく作ろう!と、スタッフの國島智子さんが中心となり、メインになる布を決め、足りない部分はハギレをつなぎ合わせ制作しました。

 

このハギレを選ぶのが大変であり、楽しい時間。まず布を置いてみて、離れて眺める。位置を入れ替えたり、布を変更してみたり。あーだこーだと言っているうちにいつのまにか人が増えてみんなで検討。そのうちに「ピタッときたね!」という瞬間が。


 

布が決まったら一枚ずつ確認しながら丁寧に裁断してつなぎ、一枚の大きな布を作っていく

カーテンの制作をするようになり、私の中にあった、カーテンは機能の高い既製品を買うもの、という概念が変わりました。

 

わが家のカーテンは、引っ越した当初、サイズに合わせてオーダーで購入しました。厚手のしっかりとした生地のカーテンは、わが家にしてはお値段もかなりしたので、飽きたからと言って簡単に買い換えるわけにはいきません。

でも、あんなに遮光にこだわったのに、今となっては少しあかりが漏れるくらいが気持ちいいような気がしています。買い換えたいとはとても言い出せず、そのまま何年も経過していますが。

 

その点、AppliQuéのカーテンは、レールに市販のクリップで挟んで布をかけているだけ。カーテンはレースと厚手の2種かけるものと思い込んでいましたが、AppliQuéでは1枚の薄手のカーテンのみです。カーテンってこれでいいんだ!と、初めて見たときにすごく気が楽になり、これなら季節ごとに掛け替えたり、もっと自由にお部屋の模様替えを楽しめる!と、ワクワクします。

 

元々はメインの白い布の尺が足りないことでハギレで布をはぐことになりましたが、工房に訪れた方からは、逆に「ナチュラルすぎずちょっと遊び心のある雰囲気がいい」とか「人と被らないのがいい」という嬉しい感想をいただいています。

 

当初は販売を目的としていませんでしたが、お客様から「自宅用に作ってほしい」と声をかけられることも多く、今ではオーダーで制作しています。

 

こちらは、工房のカーテンの雰囲気で作ってほしいと、色の雰囲気とサイズのみ指定をいただき制作したカーテン。部屋が明るくなったと喜んでいただけた


 

AppliQuéの布は、寄付されて集まってきた布たちです。こちらで新生地を選んでいるわけではなく、その時その時で在庫が違い、あるものの中で組み合わせています。

サイズや仕様、色やテイストの好みなどをお客様に事前にお伺いし、何度かやりとりをしながら進めますが、大量に尺がとれるものがたくさんあるということがほとんどないので、全く同じものをいくつも作ることはできません。

 

柄合わせはお任せで!と言われることの多いオーダー。どう出来上がってくるのか、そういうワクワクも含めて楽しんでいただけたら


 

こちらは、ご自宅用の座布団カバーをオーダーいただいたお客様。

 

大判の座布団と通常サイズの座布団用、そして、お子さんが小さい頃に手作りしたという大切なミニクッション用カバーのセット。一緒に暮らしているワンちゃんがいるので、爪が引っかからない素材で、家具の雰囲気に合わせ茶のグラデーションで、とのご希望


 

ワンちゃんたちも気に入ってくれたとのことで一安心


 

そのほか、ベッドカバーやテーブルクロス、クッションカバーなど、ファブリックのオーダーを受けています。

ご要望に合わせて作るので、既製品にはないサイズでも対応できるのがオーダーのよいところ。これはどうかしら?というものがあれば、お気軽にメールでお問い合わせください。

applique@morinooto.jp

 

なお、毎月開催しているめぐる布市の会場では、風呂敷やエコバッグのほか、AppliQuéのワークショップで以前開催したウールカーディガンや四角衣、うたしもんぺなどの縫製もオーダーで受けることになりました。

会場で着衣分の布を選んでいただき、後日縫製したお品をお渡しします。(郵送でもお送りできます)

 

こちらはこの時期にぴったりのウールカーディガン。1メートル四方の布があれば制作可能


 

夏は木綿やリネンで作っていた四角衣。冬は厚手の素材やウールでもまた雰囲気が変わる。丈はお好みで


 

ワークショップで人気だったうたしもんぺ。会場では、サンプルなども用意しつつ、うたしもんぺ制作用に成形済みの着物地の販売や、縫製オーダーもお受けしています


 

めぐる布市会場では、自分で作る方用に、着分の布購入の方には作り方レシピもお渡ししています。

作りたい人も、布選びを楽しんで縫製はお任せしたい人も、いろいろな楽しみ方ができるのが「めぐる布市」です。

10月は、19日から26日まで。

ぜひ、遊びにいらしてくださいね。

Information

AppliQué オーダー詳細はこちら
http://applique.morinooto.jp/works/order_fabric.html

秋を彩る めぐる布市

【日時・申し込み方法】

1019日(月)~26(月)*10/25(日)はお休み

10:00-11:3011:30-13:0013:00~14:30(人数限定の予約制)

詳細はこちら

https://morinooto.jp/2020/10/01/2010nunoichi/

 

会期中、花と古道具・urikkeさんの展示販売を行います。

urikkeさん在廊日:19(月)、24(土)、26(月)

【申し込み方法】

申し込みフォームから、希望の時間帯をお選びください。

または、event@morinooto.jp 宛に、下記の内容を記載の上、メールにてお申し込みください。

・お名前

(同伴者のいる方は全員のお名前、お子様連れの方はお子様の年齢も添えて)

・電話番号

・駐車場希望の有無

・ご希望の日にちと時間帯

・お求めの生地や副資材のご希望

・入場料500円は事前のお支払いとなります。お支払い方法をお選びください。

(クレジットカード/PayPay/銀行振込)

 

お電話でも申し込みを受け付けています。

布市申し込み専用電話:080-7531-8704

 

【会場】

森ノハナレ(横浜市青葉区鴨志田町818-3

東急田園都市線・青葉台駅よりバス10分、バス停より徒歩3

アクセスの詳細はこちらをご覧ください。

*駐車場ご利用の方は、必ず申し込みフォームで駐車場希望にチェックを入れてください。

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この記事を書いた人
齋藤由美子ファクトリー事業部マネージャー/ライター
森ノオトの事務局スタッフとして、主にAppliQuéのディレクションを担当。神々が集う島根県出雲市の田舎町で育ったせいか、土がないところは落ち着かない。家では「シンプルな暮らし」関連本が十数年にわたり増殖中。元アナウンサーで、ナレーターやMCとしての顔も持つ。小6女子の母。
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