新型の感染症とともに過ごしたこの1年余り、みなさんの暮らしにはどんな波が立ったでしょうか。「濃厚接触」「密」といった言葉が流布し、マスクは洋服のように身につけるものに。人とのコミュニケーションに変化が生まれる一方で、暮らしの半径が狭まり、足元の暮らしが色濃くなっていく。大きな波、小さな波がやってきて、社会全体がうねりをもって変化しつつあるように感じます。
森ノオトではこの機に、新しい学びの場を企画しました。キーコンセプトの「捨てるとつくるを楽しくつなぐ」は、森ノオトの布のリユース事業AppliQuéのミッションから着想しています。“楽しい”を大切にしながら、社会へのメッセージ性をもった働き方をする方々とともに、働くことやここちよい経済、あらゆる情報が洪水のように流れ込む時代の中でのメッセージの届け方といったことを考えてみたいと思います。
サマースクールは、ゲストのお話を一方向でお聞きするスタイルではなく、森ノオトスタッフによるインタビュー形式で進めます。参加者からの問いも交えながら、一緒に考えていくスタイルを取りたいので、申し込みの際は、お聞きしたいことを記載いただけたらうれしく思います。
<1限目>7月15日(木)10:30~12:00 ゲスト:服部雄一郎さん
1限目に登壇するのは、翻訳家の服部雄一郎さんです。服部さんが翻訳された本には、サスティナブルな暮らしへの楽しいアイデアがつまっています。「ゼロ・ウェイスト」「脱プラ」というと、問題が大きすぎて足がすくみそうになるのですが、「たったひとりで始められる革命」との言葉に背中を押され、小さな一歩をわくわくしながら踏み出したくなります。ごみを見つめ直す、楽しさに満ちた暮らしの実践とともに、ゼロウェイスト分野の翻訳者であり実践者でもある独自の道のりについてお聞きします。
<2限目> 7月15日(木)13:30~15:00 ゲスト:青果ミコト屋・鈴木鉄平さん
2限目に登壇するのは、森ノオトと同じローカルエリアの仲間、青果ミコト屋の鈴木鉄平さんです。ミコト屋10周年の今年、青葉区梅が丘に新な拠点「Micotoya House」を構えました。旬の青果とともにロスになる素材を生かしたアイスクリーム工房を備え、話題をさらっています。ミコト屋といえば、あくまでもおしゃれにポジティブに発せられるメッセージが、多くのファンを引きつけています。なぜ八百屋?なぜ自然栽培? 鉄平さんの選択の軸をお聞きしながら、廃棄野菜に命を吹き込むプロダクトへの想いや、働くことや買うことのここちよい選択について一緒に考えたいと思います。
<3限目>7月16日(金)10:30~12:00 ゲスト:薬草使/TABEL株式会社代表・新田理恵さん
3限目には、独自の世界観で薬草の魅力を伝えている新田理恵さんをお招きします。日本全国を旅して日本在来のハーブ・薬草に出会い、そのおいしさと魅力に感動して日本伝統茶のブランド{tabel}を立ち上げた新田さん。現代社会で見過ごされてきた薬草に価値を見出し、未来につないでいくための世界観の描き方や、身近な暮らしのなかで薬草を取り入れる楽しみ方についてお聞きします。
講座を通して、暮らしの見え方が少し変わったり、これからの働き方のヒントを探す時間になればと願っています。みなさんのご参加お待ちしています!
森ノオトサマースクール
オンライン形式でご参加いただきます。
<1限目>
2021年7月15日(木)10:30~12:00
ゲスト:『ゼロ・ウェイスト・ホーム』翻訳者・服部雄一郎さん
テーマ:「ゼロウェイストなめぐる暮らしと働き方」
<2限目>
2021年7月15日(木)13:30~15:00
ゲスト:青果ミコト屋・鈴木鉄平さん
テーマ:「廃棄野菜に命を吹き込むアイス工房と旅する八百屋のブランディング」
<3限目>
2021年7月16日(金)10:30~12:00
ゲスト:薬草使/TABEL代表・新田理恵さん
テーマ:「薬草を未来の食につなげるtabelの世界観の描き方」
参加費:各回 一般2,000円(森ノオトサポーター 1,500円、学生1,000円)
申し込みフォーム:https://forms.gle/T2dCVCcWpph65Dtm6
*お申し込みの方には、期間限定で見逃し配信をご用意します。
開催から1週間、お好きな時間に何度でもご覧いただけます。
主催:NPO法人森ノオト
生活マガジン
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