さて、いきなり問題です。
こちらの写真、一体何を写したものだと思いますか?
正解は、「天日干ししたスイカの皮」です!
こちらのスイカの皮は私が8日間、ベランダで干しておいたものです。もともとの重量は304gありました。干した後は98gに減っています。ただ日の当たる場所に置いておくだけで、約200gもの水分を減らすことができ、生ごみ特有の臭いもせず、ごみを処分する時も楽ちんぽん。
昨年の夏、私は「生ごみは「捨てる前に日干し」が新定番!」と題した記事を書きました。
そして、その記事が掲載された後にひとつだけ後悔したのが、干す前と、干した後の重量の記録をとっておけばよかったな、ということでした。
だから今年はひと夏に食べたスイカの皮を、全て、干す前と、ごみに出す前に重さを量り、全部でどのくらいの水分を減らすことができるのか、実験してみたいと思っています。
実は、この実験は5月下旬からすでに始めており、約1カ月の間で1,224gの水分を削減することができました!(スイカ食べすぎだろ、というご指摘はご遠慮ください。笑)
1カ月で1kgもの水分をひとつの家庭で削減できる!?
ただ、これは湿気の多かった梅雨の時期もあり、思うように乾燥できなかったものも含まれています。真夏になり、お日様の力が強くなってくればもっと減らせるのでは? と期待しています。
この実験のやり方は簡単です。スイカを切った後に出る皮を重ならないようにして容器に並べ、重さを量る。ベランダなど、日が当たる場所にしばらく置いておき、ごみの日に出す前にもう一度重さを量ってから処分する。
どうですか? 意外と簡単でしょう?
ひとつ、コツといえば、なるべく皮に赤い部分を残さないことでしょうか。去年、私はマンションのベランダで同じようなことをやっていて、コバエが湧いたことはなかったのですが、なぜか今年はブンブンやってきました。
そこで、ネットでいろいろと調べているうちに、「スイカの皮に赤い部分を残すとコバエが湧く」という情報を見つけ、赤い部分を残さないよう気をつけたところ、コバエが湧きませんでした。
また、皮は大きな状態よりも、いくらか小さく切っておいたほうが水分の蒸発が早いように感じます。
スイカの皮のような水分が多いものをそのままごみとして出すと、ごみ焼却施設で燃やす際に火力が低下してしまうため、より多くの燃料を使わなければなりません。だから、なるべく普段から、水分を減らす工夫を考えていきたいものです。
みなさんも、今年の夏、私と一緒にごみダイエットしてみませんか?
お子さんの夏休みの研究などにも、おすすめですよ!
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