兄と弟の絵本棚 Vol. 42『おつきさま』
9月のお月見は、いつもどのように過ごしていますか? お団子を食べたり、お月さまの話をしたりと楽しいひと時です。今月の絵本はそんなお月さまが主役!『おつきさま』です。

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今年は、雨の多い秋のはじまりでした。みなさんは、お月見はできましたか?

 

十五夜の夜はあいにくの雨模様……。

 

翌日の夕方、雲のかげからちらりとのぞいたお月様は、まんまるの美しい姿を見せてくれました。

 

雲から姿をあらわすお月さまを、首をのばして追いかけ、もう少し満月の美しさを堪能したかったのですが、すぐに曇った夜空に戻ってしまったのは仕方がない。

でも、かわりにこの絵本でお月見できてしまいました!

 

実はこの絵本を紹介したいと思いながらすっかり忘れていた私。本棚から引っ張り出してくれたのは我が家の2歳の女の子でした

 

青系の洋服や小物が好きな方もたくさんいると思うのですが、この絵本はインテリアとしておうちに飾っても映える美しいブルーの絵本です。

 

月夜のおはなし。

 

おつきさまをみあげているのは、おんなのこ、ことり、犬、駅長さん、それからそれから、と、みんなの夜が続きます。

 

どの月夜もそれぞれに素敵で、野山の月夜のページでは森の中(7月の絵本、『もりのなか』のお話はこちら)を旅した日を思い出します。

 

2歳の我が子は、ねこちゃんの見上げるお月さまのページが気に入ったようす。

 

ラストのページの光輝くお月さまをみて、私は数年前に家族で見た満月がまぶたの裏に浮かんで来ました。

 

絵の力を感じます!!

 

この満月の明るさ!ぜひ実際の本を手に取ってみてください。

 

まだ少し暑くなり、涼しくなるのを繰り返し、秋の日を楽しめる今日このごろ。

自然の静寂を感じに、秋の野山に出かけてみたいです。

森ノオトエリアのみんなも、キャンプや紅葉狩りを楽しむ秋を送ることでしょう。

夜空でお月さまを探すのは、子どもにとってとっても楽しいことです。

晴れた日の夜は、空を見上げてみてくださいね!

 

挿し絵は葉祥明さん。鎌倉に絵本美術館もあり、葉さんの世界が広がってますよ!

 

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この記事を書いた人
東海林更央莉ライター卒業生
山形出身で、元日本語教師、3児の母。森ノオトでは2011年より兄弟の成長と重ねた絵本の連載を続け、妹が増えた今は女子らしい視点が加わり多くの母親の心をつかんでいる。家族の趣味は旅行、食べ歩き、自然のなかで過ごすこと。編集長の中学校時代の同級生でもある。
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