あざみ野ぶんぶんプロジェクトでは、この暑い夏を克服すべく、8月上旬、かよ邸でソーラー合宿を敢行!
広いテラスにソーラークッカーを並べて実験、実験……を繰り返す予定でしたが、お天気に今ひとつ恵まれず、結果、ひたすら遊び倒す合宿とあいなりました。
そんな時でも、ドライフードはまあまあの出来。雑に言えば、干からびちゃえば、ドライフードですから……。
って、馬鹿にするなかれ! 一般に「干し野菜」は、素材が長持ちする。単位重量あたりの栄養価が上がると言われています。いいことづくめで昔から重宝されていますよね。ただ日干しにするのなら、ソーラークッカーを使った方が時間が短縮する分、屋外に置くことでの埃や虫の害も少なく、個人的実感ですが素材の風味もしっかり残るように思います。
ドライフードのつくり方は至って簡単!
野菜や果物を切ってざるや網に並べてソーラークッカーにセットすればOK!
さぁ、今すぐトライできちゃいますよ!
コツ:ざるに並べると、食品がくざるにくっつきやすいので、粗目の金網(黒がベスト)がよりよいと思います。
ソーラークッカーは、前回ご紹介した手づくりソーラークッカーでもよし、市販のものでももちろんOKです(今回使用したものは、市販のダンボールソーラークッカーです)。
じゃじゃーん! 早速、あざみ野ぶんぶんプロジェクトのソーラードライフードランキングを発表しちゃいます!
★オススメNo.1は、ドライえのき!!
えのきをバラしてソーラークッカーにセットすればOK! 数時間のうちにカピカピのドライえのきに変身します。ちょっとそのまま食べてみてください。旨味が凝縮されて本当に美味しいんです。おつまみやおやつにそのままパクパクいけちゃいます! ドライえのきにお味噌汁を注げば、ひと味違う旨味を感じ、うどんや蕎麦の薬味にも大活躍!
(えのきやキノコ類は放射性物質を吸収しやすい傾向にあるので、我が家では子どもに与える際に、産地を確認したり、放射性物質検査で不検出のものを選ぶなど、気を配っています。今回の実験でも検査済み不検出のえのきを使いました)
★オススメNo.2は、ドライミニトマト!
いわゆる「ドライトマト」のような乾燥度合い、固さにするにはかなりの時間がかかってしまいますが、セミドライでも充分、料理に使えます! 旨味凝縮でびっくりする甘味が楽しめます。
トマトは水分が多いので、3等分くらいにスライスすると時間を短縮できます。
ここで、セミドライミニトマトを使ったレシピを一品ご紹介。
■セミドライトマトのカプレーゼ
<材料>
・セミドライミニトマト 10〜20個分
・ニンニク 1片
・オリーブオイル 適量
・バジルの葉(オイル漬け用) 適量
・生モッツァレラチーズ 適量
・バジルの葉(カプレーゼ用) 10枚程度
・塩 少々
<つくりかた>
(1) まず、セミドライトマトのオイル漬けをつくります。セミドライにしたミニトマト10〜20個分、スライスしたニンニク1片、バジル適量を煮沸消毒したビンに入れ、ビンに空気が入らないようたっぷりオリーブオイルを注ぎ入れます(お好みで唐辛子を入れると美味!我が家はちびっ子がいるため自粛……)。
(2) 一晩?三日ほど漬け込めばOK! このままパンにつけたり、パスタに入れても美味しいです。
(3) オイル漬けしたセミドライトマトと生モッツァレラチーズのスライスとバジルの葉を交互に並べ、漬けたオリーブオイルと美味しい塩をかければできあがり!
さ、ランキングに戻って……
★オススメNo.3は、ドライキウイ!
甘みがぎゅーっと上昇して、子どもたちに大人気! ヨーグルトのお供にも最高!
キウイの皮をむき、5mm~1cm程のいちょう切りにしてソーラークッカーに並べてください。
オススメを3つ紹介しましたが、ドライフードは奥が深い!
他にもフルーツなら、ドライマンゴーは市販品が手頃ですが、自分でつくるともっと美味しく感じるし、りんごやいちご、パイナップルなどもいいですね!
野菜は、定番の大根や人参はもちろん、ゴーヤにパプリカなど、ドライフードにすれば保存食としても活躍してくれます。
私たちはこれからもソーラードライフードに挑戦していきますが、ぜひ皆さんも新しい食材で楽しんでみてください!「これは!」という発見があったら、教えてくださいね!
では、また次回は何に挑戦してみましょう?
さあ! 太陽カモーンッ!!
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