Vol.3 いい素材を食べる=食育。〜二子玉川・Natural Crew
この冬、二子玉川の商店街の一角に、こぢんまりしたナチュラルテイストのデリ&カフェがオープンしました。無農薬無肥料を中心とした濃厚な野菜と本物の調味料でつくったおかずは、薄味だからこそ食材本来のうまみが味わえます。

わたしは普段、肉、卵、乳製品、白砂糖を採らない食生活を送っているため、外食する際にどこで食べようか頭を悩ませることが多くあります。田園都市線沿線だと、片手で数えられる程度でしょうか。そのため、新しいお店ができると同じ志向の友達からすぐ連絡が入ります。「二子玉川の商店街に、マクロビオティックっぽいお店ができたよ!」。そう聞くやいなや訪ねたのが、今回ご紹介する「Natural Crew(ナチュラルクルー)」です。

白を基調とした清潔感あふれる店舗入口側に自然食品や旬の野菜が並びます。ここの売りは、「食べてみて美味しかったら、その場で同じ食材が買える」こと。言い方を変えれば、お店に置いてある本物の調味料と無農薬・無肥料の野菜だけでお料理をつくっていることになります。海のミネラルをたっぷり含んだ塩、長期醸造の醤油、しっかりと熟成させた味噌、無理な精製をしない油など、基本調味料を「本物」に変えれば、お料理がぐんと美味しくなる。ただでさえ生命力あふれる濃厚な味の野菜を使っているのだから。Natural Crewで出すお料理には、デモンストレーションの意味があるのかもしれません。

Natural Crewの一番人気は何と言ってもベジタブルプレートです。メインは日替わりで大豆タンパクの唐揚げ、ひよこ豆のハンバーグ、お麩のナゲットなど。植物性素材を使いながらもお肉のような食感が味わえます。旬の野菜を使ったお惣菜が5~6品、玄米ご飯、漬物、味噌汁がつき1000円でおつりがくるのだから驚きです。メニューを見ると一見マクロビオティックのお店のようですが、それだけにこだわらず、お肉やお魚が食べたい人は、お魚と野菜のプレート、野菜とチキンのカレーを選べます。

「このお店は、正しい食育を提案していく場にしたいと考えています。一汁三菜のバランスや、毎日お味噌汁を飲んで酵素を取り入れることなど、お料理を通して健康維持のための食事のあり方を伝えていきたい」

こう話すのは、オーナーの朝日ゆかりさん。将来的にはお店をギャラリーとして使ったり、料理教室の場として開放できるようにしようと、最初から設計を工夫したそうです。

お料理はすべてテイクアウトができます。お散歩帰りのママさんや、これから多摩川を散策しようというグループに大人気。わたしはママ友と玉川高島屋の屋上庭園でお弁当を広げました。

何気ない日常の中で、オーガニックがもっと当たり前になればいい。仲間が増えていけばいい。船出したばかりのNatural Crew、今後の航路に注目です。

 

 

野菜は自然農法や無農薬無肥料野菜の卸売青果店「築地御厨」のものを中心に使う。今後全国の生産農家と提携関係を結び、ルートを広げていく予定

 

野菜とスパイスを煮詰めてつくったベースに、旬野菜の素揚げが彩りを添える。休日や夜はオーガニックビールやワインなど、アルコールと一緒に楽しんでもいい

 

この日のベジタブルプレートは、大豆たんぱくの唐揚げに蒸し人参の生春巻き、切り干し大根と海藻のサラダ、ソイマヨネーズのポテトサラダ、小松菜のおひたし、たたきごぼうの胡麻和え。玄米ご飯と味噌汁、お漬物がついてたったの950円!

 

お昼前から店頭にお弁当が並ぶ。お麩のナゲット、ひよこ豆ハンバーグ、さばの味噌煮とそれぞれメインが異なる。595円~。玄米ご飯は別売り(180g235円、250g280円)

 

オーナーの朝日ゆかりさん(右)とスタッフ。和食、スイーツなど、それぞれ得意分野が異なるスタッフが腕によりをかける

 

キタハラ’s eye

沿線の各駅に1カ所はオーガニックなレストランやカフェがあるといいなあ……、というのがキタハラの願い。本物の食材や野菜に対する関心が高まっているので、今が好機なのかな、と思います。二子玉川はすでに何軒かあり、お店を選べる状況。うらやましい! 青葉台近辺にももう少し増えるといいのだけれども。

Information

Natural Crew(ナチュラルクルー)

住所:東京都世田谷区玉川3-23-24 #101

TEL:03-3707-9511

http://www.natural-crew.com

OPEN:日・月・火・水10:30~19:30、木・金・土10:30~21:30

定休:水曜、第2第4火曜

席数:店内カウンター8席(要確認)

駐車場:なし

アクセス:東京田園都市線「二子玉川」駅より徒歩3分

北原 まどか
この記事を書いた人
北原まどか理事長/編集長/ライター
幼少期より取材や人をつなげるのが好きという根っからの編集者。ローカルニュース記者、環境ライターを経て2009年11月に森ノオトを創刊、3.11を機に持続可能なエネルギー社会をつくることに目覚め、エコで社会を変えるために2013年、NPO法人森ノオトを設立、理事長に。山形出身、2女の母。
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