Vol.7 寺家ふるさと村の「からんこ山」で、虫に遊んでもらおう!
寺家ふるさと村、ナザレ幼稚園の「森の幼稚園からんこ山」では、毎週日曜日、子ども向けの自然体験プログラムを行っています。誰でも、無料で参加でき、毎回、寺家ふるさと村の昆虫探しや、自然の素材を使った作品づくりなどを行っています。6月の自然探検・虫探しに参加してみました。

「みんなー、今日は土の上にねっころがることから始めましょうか」

ここは、寺家ふるさと村にあるナザレ幼稚園のからんこ山。森のステージでは、ギターを持った中ちゃんこと中山康夫さんが、「ねっころがったら」という自作の歌を歌います。

 

 

「ねっころがったら、何が見えるかな?」

「葉っぱの間から空が見えた」

「お日様がまぶしい」

「太陽が懐中電灯みたい」

子どもたちの発見を、即興で歌にのせていく中ちゃん。背中を大地につけることでその温もりを感じ、子どもと自然の距離が、一気に縮まります。

 

 

探検に出かける前に、パネルで危険な虫や植物についての注意を促します。

「黄色と黒は、危ない色だよ!」「スズメバチを見たら、絶対に虫取り網を向けてはいけません」

 

 

寺家ふるさと村内を探検。いろんな虫に出会います。

シロコブゾウムシは、別名ジャパニーズモンスター。葉っぱの蔓などによく生息しています。

 

 

チャバネアオカメムシは、サクラやクワの実の汁を吸います。体が青いのに、羽だけは茶色。色のコントラストがとってもきれい。

 

 

この日、子どもたちに課せられたミッションは、「黄金色の虫を探すこと」。昼顔の葉っぱの裏にいることが多いらしい。

「あっ! いたいた!」

中ちゃんの大きな声に子どもたちが群がります。

「うわー、きれい」

黄金色の体に、透明の傘をかぶったジンガサハムシ。

まるで、夢の世界の住人のようです。

 

 

寺家ふるさと村はホタルの生息地です。田んぼの水路にはカワニナがいて、ホタルはそれを主食にします。水路に人間が分け入って虫取りをしてしまうと、ホタルのエサの環境が脅かされるので、入らないように。

そんな、村内でのルールも、大人が子どもにそっと伝えます。

 

 

オジロアシナガゾウムシは、クズなどの葉っぱの上にいます。

「虫によってどんな葉っぱを食べるかが違うから、虫を探したい時は、葉っぱの裏やツルなどを見るといいよ」と、中ちゃんはアドバイスします。

 

 

虹色の美しい体を持つアカガネサルハムシ。エビヅルなどを食べます。まさに自然界の神秘としか言いようがない不思議な造形です。

 

 

虫たちとたっぷり遊んだら、必ず、自然に還してあげること。

 

「今の子どもたちは、自然とふれあう機会が絶対的に少ない。小さいうちにほかの生き物と仲良くすることで、自然という先生から、たくさんのことを学ぶことができるんですよ」と、中ちゃんは語ります。

 

道路に映る影が少し長くなったころ、探検を終え、少したくましくなった子どもたちは、元気に寺家ふるさと村を後にしました。

 

 

キタハラ’s eye

夏の一日。子どもと一緒になって、お父さんお母さんも目を輝かせていたのが印象的でした。私も、虹色の虫や黄金色の虫との出会いや、ピーナッツの匂いのする葉っぱや桑の実の美味しさに、子どもに還ってはしゃいでしまいました。

「大人が素直に感動していれば、子どもは素直にそれを共有する」

中ちゃんの言葉が心に残りました。もう少し子どもが大きくなったら、一緒に参加します! ありがとうございました。

Information

中ちゃんの主宰する「野遊びのプロ集団 ろぜっとわーくす」のホームページはコチラ

http://www.vegasprings.com/rosetteworks/

ナザレ幼稚園「からんこ山」

http://academic1.plala.or.jp/youchien/karanko.html

 

住所:横浜市青葉区寺家町608

開催日:原則毎週日曜(雨天中止)

開催時間:10:30〜12:00、または13:30〜15:00

駐車場:15台

アクセス:東急田園都市線青葉台駅よりバス15分+徒歩10分

北原 まどか
この記事を書いた人
北原まどか理事長/ローカルメディアデザイン事業部マネージャー/ライター
幼少期より取材や人をつなげるのが好きという根っからの編集者。ローカルニュース記者、環境ライターを経て2009年11月に森ノオトを創刊、3.11を機に持続可能なエネルギー社会をつくることに目覚め、エコで社会を変えるために2013年、NPO法人森ノオトを設立、理事長に。山形出身、2女の母。
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