一芽三葉を摘んで健康長寿を祈る。夏の入口の一日。
5月8日は汗ばむどころか真夏のような陽気。天候不順で順延になった農に学ぶ。の茶摘みイベントが、寺家ふるさと村のどんぐり農園で開催されました。摘みたての茶葉を蒸して煎って撚っていただくできたてほやほやの「新茶」は、どんな味がしたのでしょうか……。

 

 

どんぐり農園にある茶の木。若々しい新芽が伸びていました。とてもやわらかでフレッシュな色合い。葉と葉の間から伸びる「一芽」と、その間の「双葉」を摘むのが一般的ですが、「それだと若干少ないので、どんぐり農園の茶摘みは“お嫁サンバ”を歌いながら“いちにの、三葉”で、一芽三葉を摘んでください」と、農に学ぶの木村さん。

 

みんなで集めた「一芽三葉」。温かな陽射しの中、みんな集中して葉を摘みます。子どもたちでもできるのがいいところ

 

和紙を敷いた鉄板の上で、茶を煎る木村さん。実はこの鉄板の下には炭火が燃えていて、とても熱いのです。農に学ぶ男は、たくましいですね!

 

集めた茶葉を竃で一気に蒸します。蒸し時間はわずか15分とのこと!

 

茶の葉の葉脈をみんなで手もみして、撚る。この行程がとても重要で、鉄板の上で水分を飛ばしながら行います。新茶のいい香りが漂ってきます。みんな一様に「いい香り〜。幸せ〜」と笑顔。

 

小さな子どもも「あちち」と言いながら一生懸命もみもみ。

 

できたてのお茶を淹れました! 若芽のように瑞々しく澄みきった色!

 

「美味しい!」「おかわり!」とみんな殺到しています。

 

 

E出来上がった茶葉です。大きさも形も様々です。一つひとつ味が異なるのが手づくりの醍醐味ですね。

 

生茶を水だししています。生茶は新芽の味そのもののほろ苦さです。

 

 

八十八夜は春と夏の境目です。まさにそのような天候に恵まれたどんぐり農園。季節の移ろいとともに、水をはった田んぼでは虫や鳥たちが生き生きとダンスをし、歌っており、人々の声と共鳴していました。

 

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この記事を書いた人
北原まどか理事長/ローカルメディアデザイン事業部マネージャー/ライター
幼少期より取材や人をつなげるのが好きという根っからの編集者。ローカルニュース記者、環境ライターを経て2009年11月に森ノオトを創刊、3.11を機に持続可能なエネルギー社会をつくることに目覚め、エコで社会を変えるために2013年、NPO法人森ノオトを設立、理事長に。山形出身、2女の母。
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