伝説のカレーの存在で田奈が急上昇? 鉄板焼・Tiger
一度食せば病み付きになる、噂の「タイガーカレー」(1200円)。 海老ベースのカレーは、あっちゃんがかつて店長を務めていた 北品川のシャンティカレーの味を引き継いでいる。 野菜とのダイナミックなコラボはあっちゃんオリジナルだ。 緑(タイ風)と赤(海老の味が濃くなる)のペーストで辛さを調整。 オリジナルは子どもでも安心して食べられる
「鉄板焼き タイガー」の看板が、なんだか「田奈っぽい」。店に入ったら一気にアジアン、エスニック。鉄板が嵌め込まれたカウンターは、海の家みたい。店の奥から気持ちのいい風が吹き抜けて、田んぼで稲が揺れる音はまるで波のよう。カウンターに嵌め込まれた鉄板は、年期と気合いが入っている。その鉄板の上で生み出される野菜炒めはアバンギャルド。そして驚きのカレーは田奈から伝説を生む!
古びれた鉄板焼き屋さんの看板。ここで麻の実料理? 酵素玄米? ……ぽくない(笑)。でも暖簾と黒板メニュー、 風車がそれっぽさを感じさせるような……

古びれた鉄板焼き屋さんの看板。ここで麻の実料理?  酵素玄米? ……ぽくない(笑)。でも暖簾と黒板メニュー、風車がそれっぽさを感じさせるような……

いまどき、ホームページもない。宣伝もしていない。お店はキレイでも、オシャレでも、新しくもない。でもなぜかいつもお客さんで賑わっていて、電車を乗り継いでも食べに来るファンが少なくない。それが、タイガー。田奈駅から徒歩1分、こどもの国通り沿いのニューウェーブです。

オーナー・あっちゃん。夏が似合う、ヘンプのドレスが似合う、 ナチュラルでさばさばした女性

オーナー・あっちゃん。夏が似合う、ヘンプのドレスが似合う、ナチュラルでさばさばした女性

 

タイガーのオーナー・山口敦子さんは、お客さんに「あっちゃん」と呼ばれて親しまれている気さくな笑顔の持ち主です。生まれも育ちもここ田奈で、実はこのお店はお父さんがかつて営んでいた鉄板焼き屋をそのまま使っているのだそう。店の雰囲気はあっちゃん風になじんでいて、待っている間に読む本や雑貨、壁のインフォメーションボードに貼られたチラシなどから、その人柄、交流の広さがわかります。

 

野菜炒めのフィニッシュに、何やらおまじないのように石をこする。 これ、ヒマラヤの岩塩で、硫黄を感じさせる深いうまみが 野菜の濃い味をぐっと引き立たせる

野菜炒めのフィニッシュに、何やらおまじないのように石をこする。これ、ヒマラヤの岩塩で、硫黄を感じさせる深いうまみが野菜の濃い味をぐっと引き立たせる

 

タイガーは鉄板焼きのお店? それは間違いありません。田奈産を中心とした地場野菜を豪快に焼き、蒸し、炒め、塩をメインに味付け。時に凍らせた豆腐製品やキノコ類がなんともユニークな食感を生み出します。切り方、並べ方、組み合わせがとにかく見事で、シンプルなのに新しい発見があります。

 

鉄板の隅っこには何やら魔法の鍋のような存在感あふれる土鍋が。タイガーのごはんは発芽玄米酵素なのです。これはうれしいポイント!

 

たっぷりの野菜がのったタイガー定食(1000円)。 発芽玄米酵素ごはんと、地場中心の旬の野菜をモリモリ食べて、 元気いっぱい、テンションが上がる!

たっぷりの野菜がのったタイガー定食(1000円)。
発芽玄米酵素ごはんと、地場中心の旬の野菜をモリモリ食べて、元気いっぱい、テンションが上がる!

ごま塩の代わりに麻の実。そして発芽玄米酵素ごはん。とてもヘルシーで、ベジタリアンもご満悦。あっちゃんは「この店はベジタリアン向けでも、無農薬を追求しているわけでもないですよ。もちろんベジアリアンの方にはその対応もできるし、なるべく新鮮で美味しい野菜を使ってはいますが。決めごとは特になくって、自分がいいと思った感覚を大切にして、それを多くの人にシェアできたらと思って」と、あくまで自然体です。

 

一度食せば病み付きになる、噂の「タイガーカレー」(1200円)。 海老ベースのカレーは、あっちゃんがかつて店長を務めていた 北品川のシャンティカレーの味を引き継いでいる。 野菜とのダイナミックなコラボはあっちゃんオリジナルだ。 緑(タイ風)と赤(海老の味が濃くなる)のペーストで辛さを調整。 オリジナルは子どもでも安心して食べられる

一度食せば病み付きになる、噂の「タイガーカレー」(1200円)。海老ベースのカレーは、あっちゃんがかつて店長を務めていた北品川のシャンティカレーの味を引き継いでいる。野菜とのダイナミックなコラボはあっちゃんオリジナルだ。緑(タイ風)と赤(海老の味が濃くなる)のペーストで辛さを調整。オリジナルは子どもでも安心して食べられる

 

森ノオト読者は、発芽玄米酵素と麻の実というキーワードで引きつけられる人が多いと思いますが、タイガーに来たら絶対に食べてほしいのがカレー。おそらくこの近くでは食べたことのないようなオリジナリティあふれる味のマイルドかつスパイシーなカレーで、野菜炒めや豆腐、フライドオニオン、麻の実と好きなように混ぜて食べる、まったくもって新しい、驚きのカレーです。辛さや味はペースト(追加オーダー)で調整でき、小学生くらいであれば子どもでも安心して食べられます。

 

かつてあっちゃんが働いていた、北品川のカレーの名店「シャンティカレー」。昨年惜しまれつつも閉店しましたが、店長として腕をふるっていたあっちゃんが店を開いたとの噂を聞きつけ、わざわざ遠くから足を運んでカレーを食べにくるファンも多いのだそうです。

 

店内はカウンター5席と奥の座敷。味わいのある土の器は販売もしている。 森ノオト(と、あざみ野ぶんぶんプロジェクト)メンバー御用達。 子連れでも居心地がとてもよいのがうれしいところ

店内はカウンター5席と奥の座敷。味わいのある土の器は販売もしている。森ノオト(と、あざみ野ぶんぶんプロジェクト)メンバー御用達。子連れでも居心地がとてもよいのがうれしいところ

 

実はこのお店でカレーや鉄板焼きが食べられるのはあと半年くらい。道路拡張でセットバックするため、いったん店を閉めて半年ほど充電期間を置くのだそう。でも、あっちゃんは必ず戻ってくる!

 

「だって、田奈が大好きだし。私の田奈ブームは一生続くから!」

 

来年の今ごろには、同じ場所で、新しくパワーアップしたタイガーカレーが食べられるはずです。

 

*キタハラ’s eye*

 

「最近キタハラさんがタイガーに入り浸っている」と巷でささやかれるほど(?)、タイガーびいきのキタハラ。青葉台のお隣、田奈に行くだけで、夏の湘南・海の家、あるいはバリのジャングル、もしくは行ったこともないジャマイカ(?)を連想させる雰囲気がお気に入り。無国籍で開放的でクリエイティブで、でもめっちゃローカルで、時間をはずしてまったりできるので、居心地がよくついつい長居してしまいます。タイガーは待ち時間が長く(だってあっちゃんは一つひとつじっくり野菜と向き合うのだもの!)、実はタメ(同じ年)のあっちゃんと、お互いの「気持ちいい」を共有し合って、元気になって、午後もモリモリ仕事ができるのであります。木曜ランチが出没率高し、です。

Infomation

住所 神奈川県横浜市青葉区田奈町78-2
TEL 045-981-6582
定休日 日曜日(不定休あり)・祝日

北原 まどか
この記事を書いた人
北原まどか理事長/編集長/ライター
幼少期より取材や人をつなげるのが好きという根っからの編集者。ローカルニュース記者、環境ライターを経て2009年11月に森ノオトを創刊、3.11を機に持続可能なエネルギー社会をつくることに目覚め、エコで社会を変えるために2013年、NPO法人森ノオトを設立、理事長に。山形出身、2女の母。
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