【緊急】三輪緑地・どんぐり農園が、町田市のごみ焼却施設の建設候補地に!
寺家ふるさと村の奥の奥、大池から谷戸沿いを歩いていくと、日本の原風景ともいえる里山の景色が広がります。NPO法人農に学ぶ環境教育ネットワークのフィールドでもある「どんぐり農園」では、天水による自然農法でお米や野菜をつくり、会員たちでその恵みを分かち合っています。
 ところが突如、どんぐり農園のある三輪緑地が、町田市のごみ資源化施設の建設候補地として白羽の矢が立っています。町田市では12月5日まで、ごみ資源化施設の建設候補地剪定についての意見を募集しています。寺家ふるさと村にも関わる問題、短い期間ですが、みんなで真剣に考える必要がありそうです。

横浜市北部・川崎市西部・町田市南部の入り組んだ場所にある寺家ふるさと村。「寺家ふるさと村構想」は里地里山・農村の暮らしを保全することを目的にした横浜市の農業施策ですが、ふるさと村一帯が町田市三輪町の三輪緑地と隣接しているため、どこまでが「寺家ふるさと村」なのか区別がつきにくく、「三輪緑地が町田市のごみ資源化施設の建設候補地になっている」と言われても、ピンとこない方も多いかもしれません(それでも、ひとつながりの里山であることには変わりありません)。

森ノオトではこれまで、町田市による三輪緑地の公園緑地計画について、農に学ぶ。の木村広夫さんのコラムなどで折りにふれてお伝えしてきました。

 

木村さんはこの公園緑地計画に対して、常々、耕作放棄地を田畑として再生し、里山本来の生態系を取り戻す形での提案を行ってきましたが、2011年春を境に、地域住民や地域団体と町田市との話し合いは持たれていないそうです。

そして11月に、突如として町田市のごみの資源化施設(ごみ焼却施設、生ゴミの資源化施設、プラスチックの資源化施設)の建設候補地として、三輪緑地の名前が挙がったのです。施設の老朽化に伴い、新しい施設の建設を行うとのこと。

NPO法人農に学ぶ環境教育ネットワークの事務局・杉田豊樹さんによると、「三輪の里山は面積にして30ヘクタール以上あり、そのうち公園緑地化されるのは20ヘクタール。どんぐり農園を含む残り10ヘクタールが、ごみ資源化施設の建設候補地になると思われます」とのこと。町田市の三輪町は、町田市でも特に地形的に入り組んでおり、かつ寺家ふるさと村と一体化している場所にあるため、横浜市側からの来訪者のほうが圧倒的に多く、三輪緑地自体が町田市民からの認知度が低いという地理的な事情があり、市民の関心がどこまで広がるかに不安が残ります。ごみ資源化施設の現在の候補地は大戸緑地、小山田、小野路、三輪などで、来年5月までの間に候補地の絞り込みをし、選定をします。

町田市では2011年12月5日(月)までの間、郵便、FAX、Eメールなどで、ごみ資源化施設についての意見を求めています。

詳しくはこちらのホームページをご覧ください ▼

http://www.city.machida.tokyo.jp/kurashi/kankyo/gomi/shisetu/iken.html

三輪の里山にごみ焼却施設が建つ……行政区域が分かれていても、空気も、地面も、水もつながっているわけですから、横浜市民にとっても、この問題は他人事ではありませんね。私たちの愛する寺家ふるさと村の問題として、町田市のごみ資源化施設建設問題に対して考えてみませんか。

NPO法人農に学ぶ環境教育ネットワークは、神奈川県のNPO法人であるため、町田市側との連携や調整は、農に学ぶ。事務局の杉田さんが立ち上げた任意団体「三輪の里山再生を考える会」を中心に行っていくとのこと。この問題について、詳しく知りたい方は、杉田さんへのメールでの問い合わせも可能です。

杉田豊樹さんメールアドレス [email protected]

里山の景観や環境に対する危機感は募りますが、もう一つ、森ノオトが提案したいことは、わたしたちの暮らしのごみについて考えてみる、ということ。ごみの資源化施設(カンタンに言えばごみの焼却場です)は、私たちがごみを出す限り不可欠な施設です。「ごみ焼却所建設反対!」を訴えるだけではなく、ごみを減らす、自ら循環する、あるいは出さないライフスタイルの提案、つまり新しい道(オルタナティブ)を、私たちの暮らしで実践し、示していくことも大切ではないでしょうか。

他人事を自分事にしながら、暮らしを見つめ直していく……この問題、一緒に、考えてみませんか?

北原 まどか
この記事を書いた人
北原まどか理事長/ローカルメディアデザイン事業部マネージャー/ライター
幼少期より取材や人をつなげるのが好きという根っからの編集者。ローカルニュース記者、環境ライターを経て2009年11月に森ノオトを創刊、3.11を機に持続可能なエネルギー社会をつくることに目覚め、エコで社会を変えるために2013年、NPO法人森ノオトを設立、理事長に。山形出身、2女の母。
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