地元のお寺で七五三。徳恩寺の七五三参り
今年満年齢で3歳になる娘は、今日が七五三です。昨年ごろから、おばあちゃんに「七五三はどうするの?」と言われ、「地元の神社に行こうかなあ」と漠然と考えていたのですが、いざ秋になりいろいろ調べてみたら、恩田駅すぐの歴史あるお寺・徳恩寺でも七五三参りを受け付けていることを知りました。地域密着のお寺として知られる徳恩寺での七五三レポートです。

11月10日は七五三参りには絶好の青空。山形から私の両親も上京し、夫の両親と私たち夫婦、そして娘の大人6人子ども1人の一行で、徳恩寺に向かいました。

お参りの時間は11時。稚児衣装の着付け、化粧の準備のため、30分前にはお寺に着きました。

 

 

葬儀や法要、集会所としても利用できるホール「あおば浄苑」の2階の大広間に行くと、きらびやかな稚児用天冠がずらりと並んでいました。

突如緊張する娘。実は人見知りで恥ずかしがり屋なのです。

「しちごさんで、おひなさまになるの」と楽しみにしていたのに、とたんに固まってしまいました。

 

 

檀家さんや地域の協力者たちがこの日のために集合して、子どもたちの着付けやお化粧を手がけます。

「何色が好きなの?」と、緊張する娘にやさしく尋ねてくださった女性に、小さな声で「ピンク」と娘。そうしたら、すぐにピンクの兵児帯を見つけて結んでくださり、娘の表情に少し笑顔が見られるようになりました。

 

 

続いてお化粧です。稚児らしく、「殿上眉」という麿のような眉と、目尻に赤い葉っぱのような模様を入れ、唇も紅で染めます。あらかわいい!

 

 

7歳の女の子、5歳の男の子、3歳の女の子たち、たくさんのお友達と一緒に、ホールから本堂までの長い廊下を渡り、本堂入り口に着くと、お坊さんから赤い蠟燭を手渡されました。

ご本尊の前で待つ鹿野融完住職に蠟燭を手渡し、着席します。子どもたちの蠟燭はご本尊の前に並べられ、ご住職によるご祈祷が始まりました。

 

 

徳恩寺は真言宗ということもあり、護摩を焚きます。清らかな炎の前で、ご住職が一人ひとりのお子さんの名前を読み上げ、健康と安寧、健やかな成長をご祈祷くださいました。

娘も、自分の名前を読み上げられると、こくんとうなずき、一緒にお祈りしました。

 

 

ご祈祷の後は、子どもたち一人ひとりにご住職が歩み寄り、聖なる水で頭(知恵)と体(健康)と心(やさしさや勇気など)を浄め、ご祈祷くださいました。

「大きくなったら何になりたいの?」とご住職に問いかけられ、娘はアニメのキャラクターの名前を……。そんな一人ひとりの子どもの発言もやさしく受け止め、ご本尊に娘の健やかな成長を祈ってくださいました。そして、お数珠とお守りを授けてくださいました。

 

 

ご祈祷の後はホールに戻り、記念撮影です。何と、お坊さんがカメラマン! 金屏風の前で、千歳飴をもってハイ、ポーズ!

 

 

その後、めいめいに家族写真を撮ったり、ホール入り口にある駕篭に乗ったりして、すべての行事が終了してほっとした娘の顔に、いつものやんちゃなスマイルが戻ってきました。

 

 

お寺の細やかな心配りに、おじいちゃんおばあちゃんも大感激! 実は七五三当日である今日11月15日に、自宅に徳恩寺から七五三参りのお写真が届きました。「心」あるお手紙に、じーん……。

 

 

徳恩寺は恩田のこの地で650年の歴史を有するお寺です。鹿野融完住職はまだお若いのですが、かつてお寺が地域コミュニティの中核をなし、社会的弱者の救済の場でもあった時代のよさを、現代で実践されているお方。東日本大震災直後には、すぐに現地に入り、いまなお継続的に支援を続けられています。

境内には広島原爆の残り火があり、平和を祈り伝える場でもあります。

地域コミュニティの場としてのお寺や神社の存在。私たちが暮らす街の成り立ちや歴史とともにあった場所のことを、もっと知りたいと感じました。

家族全員が心を一つにして、娘と、この地域に暮らす子どもたちの健やかな成長を祈った七五三。地元の素敵なお寺で経験できてよかったなあ、心満たされた一日でした。

Information

徳恩寺ホームページ

http://www.tokuonji.jp/

北原 まどか
この記事を書いた人
北原まどか理事長/ローカルメディアデザイン事業部マネージャー/ライター
幼少期より取材や人をつなげるのが好きという根っからの編集者。ローカルニュース記者、環境ライターを経て2009年11月に森ノオトを創刊、3.11を機に持続可能なエネルギー社会をつくることに目覚め、エコで社会を変えるために2013年、NPO法人森ノオトを設立、理事長に。山形出身、2女の母。
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