お母さんたちが集える憩いの空間、親子サロン「yoga & kitchen KOKORO」
【森ノオトリポーター養成講座修了レポート(6) 富永美里】美しが丘の閑静な住宅街の一画に、憩いの空間「yoga & kitchen KOKORO」があります。2014年4月のオープン後より少しずつかたちを変えながら、子育て中のお母さんたちが集える空間づくりをしてきた三橋文子さん。KOKOROで開催されているカルトナージュレッスンを体験し、素敵な空間と文子さんの魅力にふれてきました。

私がKOKOROを訪れたのは3月初旬、春訪れを感じさせる日でした。通されたウェイティングルームには暖かい日差しが広がって、小さなお子さんを抱っこするお母さんが今から行われるレッスンに心躍らせている様子が垣間みられます。その表情は、日頃は子育てに追われ忙しいお母さんの顔ではなく、その人本来の笑顔で美しく輝いていました。

 

レッスン会場に入ると、そこは日常の生活にはない世界。可愛らしく、そして心和む空間にうっとり。そんな場所で、カルトナージュのレッスンがはじまりました。

 

季節ごとにインテリアをチェンジしている。訪れた時には「大人イースター」をテーマにしていた

 

赤ちゃんをおんぶして作業するお母さん。キッズスペースと教室の部屋を行き来する子どもたち。大きな声で泣いてしまう赤ちゃんもいましたが、気兼ねなくレッスンを受けられる雰囲気です。時には講師の先生や文子さんが泣いている赤ちゃんを抱っこして、お母さんが作業できるよう気遣う場面も。

集まった人たちは初対面同士であっても気軽に言葉を交わせ、楽しいおしゃべりをしながら作業が進みます。私自身も取材であることを忘れ、カルトナージュの作製やおしゃべりに夢中になってしまうことも。

 

仕上がった作品。素敵なインテリアは作品のフォトスポットにピッタリ!

 

「KOKORO」がオープンしたのは、2014年4月28日。この日は文子さんのご長女の誕生日でもあります。

「自分が初めて母親になった日。母親になれたおかげで現在の夢が持てた。だから、KOKOROも同じような気持ちで育てていきたい大切な場所なんです」と話してくれた文子さん。現在、7歳の長女、4歳の次女、5月で2歳を迎える長男の3児のお母さんでもあります。

文子さんの初めての出産は23歳の時。若くして母親となり、同世代に出産した友人はいませんでした。子どもは可愛いけれど、初めての育児は大変だったといいます。子どもとの時間が一日の大半を占めて、まともな会話をすることもできず、地域の支援センターなども文子さんにはハードルが高く感じて出向けなかったといいます。

当時は鎌倉に住んでいましたが、そんな時にお隣に住んでいた方がご飯の用意をして文子さんを招待してくれそうです。「ちょっとつくりすぎちゃったので、いっらしゃいよ! 」と、気を遣わせないようにさり気なく。ふさぎ込んでいた自分を外に連れ出してくれた。その思い出は、文子さんの心にあたたかく残っています。

「自分がしてもらったことをその方に恩返しをしたい、まわりの人々にも還元していきたい! 」……このような思いから、気軽にお母さんたちが集える場所があったらと親子サロン「KOKORO」を立ち上げるきっかけとなったそうです。

 

お話を聞いている間ずっと抱っこされていた長男くん。「KOKORO」
を語る文子さんの表情は、優しく包み込んでくれる母親の顔そのものだった

 

文子さんの話を聞きながら、私自身の初めての育児を思い出していました。頼れる両親も近くにはおらず、昼間一人での子育ては息が詰まりストレスに感じていたあの頃。外に出ることを億劫に感じて、家に引きこもった生活をしていました。近所にこのような親子で集える空間があったら、気軽に足を運べたのではないかと思います。

文子さんが親子サロンを立ち上げるに当たり、一緒にはじめたい人がいました。ヨガ講師としてすでに活躍をしていた同級生のHARUさんです。

経験や話術を兼ね備えているHARUさんを自分とは対照的と語る文子さん。だからこそ、二人は合うのかもしれません。

文子さんの誘いに二つ返事で答えたHARUさんと二人三脚で「KOKORO」の準備をはじめました。

文子さんは鎌倉に移り住む前に、たまプラーザ駅にほど近いマンションや美しが丘西に住まいを構えていたこともありました。憧れだった鎌倉に転居した後も、青葉区を忘れることが出来ずに、時折、不動産物件をチェックしていたそうです。長女の入学に合わせて美しが丘に戻ってくるほど、文子さんにとってこの街は居心地のよい場所なのです。

長女の食育や家族の健康のために、文子さんは食に関するさまざまな資格を取得しました。そして「料理」と「ヨガ」の2本柱で「KOKORO」をスタートさせます。

現在は、ヨガ・アロマ・カルトナージュ・ブリザードフラワーアレンジメント・授乳タッチフォトの講師を招いてのレッスンを不定期に実施しており、文子さんはレッスンのサポートやお土産のお菓子などをつくっています。

今後は、文子さん自身が講師としてグラノーラの料理教室を開く予定で、グラノーラの一般販売に向けての準備もおこなっているとのこと。

 

材料を混ぜ合わせてオーブンで焼くだけの簡単なグラノーラ。忙しいお母さんには手間がかからず、子どもにも安心して手軽に与えられるおやつです

 

レッスンのお土産として用意されたモノ。参加された子どもやお母さんにも大好評!

 

「KOKORO」には、市外から電車でお越しになる方も多いそうです。実際に体験レッスンでお会いした方の中にも、子どもと一緒に通えるような教室を探していてこちらのサロンを見つけたお母さんもいました。そして、一度来た人はかなりの率でリピーターになるとか。この空間に癒され、寛ぎを求めるお母さん方が多いことにはうなずけます。

 

キッチンに立つ姿はとても自然で、まるで近所の子育てママに会いに来た感覚。穏やかな話し方や柔らかな印象の文子さん自身が、まさに癒しの存在

 

最後に「KOKORO」のこれからについてうかがいました。

「地元に根付き、地域に貢献していきたい」。文子さんは2015年の目標を、こう語ります。

美しが丘の街には新しく移り住んできた子育て世代もいますが、昔からこの地に慣れ親しんで暮らしてきたシニア世代が多い地域でもあります。幼い頃、家族の枠を超えて地域の中で育てられた経験をもつ文子さんは、地域とのつながりを大切に感じています。「KOKORO」も同じようにしたいと、小さな子どもと母親だけではなく、年配の方にも足を運んでもらえるようにストレッチを取り入れたヨガレッスンの開催も考えているようです。

少子高齢化、核家族が増えてきているいま、地域との結びつきが昔に比べて薄くなっています。しかし、一人ひとりが人との関わり合いを大切に意識していくことで、心豊かで安らぎのある生活を送ることができるのではないでしょうか。

学校の登下校や外遊びの中で、顔見知りの大人がいて言葉を交わせる環境は、「地域に見守られている」という安心感を子どもや親たちに与えてくれます。

赤ちゃんからおじいちゃん、おばあちゃんの幅広い年齢層の人々が「KOKORO」に自然と集い、昔ながらの知識や情報を楽しい会話の中から伝え、それが広がり、地域の子どもたちが健やかに育っていく未来を思い描かずにはいられません。

ぜひ一度、あなたも「KOKORO」に訪れてみてはいかがですか? きっと素敵な時間を過ごせますよ!

Information

「KOKORO」で行われているレッスンの内容は、blogやFacebookのページなどに掲載されています。

ぜひご覧ください。

ご予約・お問い合わせ

ミツハシアヤコ kokoro20140428@gmail.com

親子サロン「yoga & kitchen KOKORO」のブログ

http://ameblo.jp/merci-infiniment/

Facebookページ「yoga & Kitchen KOKORO」

この記事を書いた人
寄稿者寄稿者
カテゴリー