6月のコマデリ/コマロコな人々:フラワーショップ「空の箱」のオーナー・大谷明子さん
森ノオトの読者のみなさん、こんにちは! コマデリ店主の小池一美です。
梅雨シーズン真っ只中のジメジメした気持ちを、道端に咲くアジサイに癒されています♪ そんな癒しの花で、日々の生活に潤いを与えつづけているフラワーショップ「空の箱」のオーナー・大谷明子さんを今回はフィーチャーします。

コマデリが横浜美しが丘西郵便局で毎週木曜日に「走る!ロコキッチン コマデリ」のお弁当販売をスタートしたのは2015年5月でした。

 

当初から、ありがたいことに毎週通ってくれているのが、郵便局の真向いにあるフラワーショップ「空の箱」のオーナー・大谷明子さんです。

 

何しろ、このお店のお花は新鮮で、とてもよくもつと感じています。新鮮で長持ちなのは、野菜もお花も同じなんですよね。

美しが丘西の赤毛のアン、大谷さん。店内の壁が印象的

美しが丘西の赤毛のアン、大谷さん。店内の壁が印象的

赤毛のアンのような雰囲気のある大谷さんと、会話を交わすようになるのには、時間はかかりませんでした。当時の大谷さんは、お腹に赤ちゃんを宿していました。

 

毎週交わす会話のなかで、女性として、人としての大谷さん、妻として母としての大谷さん、そして保護犬の介護をしている大谷さんのことを少しずつ知るようになり、私は彼女自身に興味を持つようになりました。

 

大谷さんは現在36歳。昨年8月に第一子を出産し、子育てをしながらお店を切り盛りしています。

 

2008年に現在の場所で未経験から花屋の店員として働き始め、当時のオーナーからお店を引き継ぎ、2013年6月8日から新たに「空の箱」としてお店をオープンさせた凄腕です(オープン当初のお店の様子は、清水朋子さんのこちらの記事をご覧ください)。「空の箱」は、ちょうど記念すべき3周年を迎えたところです。

大谷さんは未経験からオーナーになった凄腕の持ち主

大谷さんは未経験からオーナーになった凄腕の持ち主

「それまで飲食店のホールで働いていたのですが、30歳を前に手に職をつけたいと思って選んだ職業がお花屋さんでした」(大谷さん)

 

では、なぜお花屋さんだったのでしょうか。

 

「当時、パリに住んでいた弟に会いに行って目にした、夕暮れ時にみんな花を持ち歩いている光景がとても素敵だったんですよね」

 

日本では、知人宅に伺うときにはお菓子を手土産にすることが多い一方で、パリではお菓子ではなく、お花を選ぶのがスタンダードなほど、お花が生活に息づいていることに、大谷さんはとても感銘を受けたそうです。

 

「大きな幸せは、小さな幸せの積み重ね。お花が毎日一輪でも暮らしにあったら豊かだなって」

 

たしかに大谷さんのお店にはブーケのような花束はほとんど見られず、お花1本から買えるディスプレイになっています。

 

「ちっちゃな幸せを届けたくて。パリのように、一輪の花を持っておうちに帰ることが、この地域で自然なことになったらうれしいんです」

その日の気分で、どれを選ぼうか迷うのも楽しい

その日の気分で、どれを選ぼうか迷うのも楽しい

そんな大谷さんが、トイプードルのチャロちゃんを抱いてコマデリに来てくれたのは、今年3月のことでした。

 

それまで私は大谷さんが犬を飼っていることを知らなかったのですが、話を聞くと雑種の老犬アンディちゃんの介護もしていると知りました。

 

育児をしながら、花を仕入れに早朝3時30分には市場に出向く生活の中で、老犬の介護までしていたなんて……。

 

私の驚きをよそに、「肉体的なキツさはあっても、精神的なキツさはないんです」と、大谷さん。チャロちゃんもアンディちゃんも、いろいろな事情で動物保護団体に保護されていた保護犬だったことも話してくれました。

 

大谷さんは、お花をはじめとする生き物や、動物がこどもの頃から大好きで、2012年から、チャロちゃんの里親になりました。

 

すでに老犬だったアンディちゃんと生活をするようになったのは2014年夏からでした。アンディちゃんは、残念ながら今年4月に永眠してしまいました。

 

「これから火葬に行くんです」と、たまたまお休みがとれたという大谷さんのご主人がお弁当を買いに来てくれた日のこと、私はとても印象に残っています。

 

アンディちゃんとの最後の生活を、大谷さんはSNSでこのように綴っています。

(一部抜粋)

 

「最後は自力で立てなくなって抱っこして庭に連れて行き排泄をさせ、水をスポイトで飲ませました。大変なんて思わなくて、ただただ1日でも長く一緒にいたかった』

 

心に傷を抱えたアンディちゃんは、大谷さん家族のたくさんの愛を抱えて、天国に旅立ったことでしょう。

この地域で、人に幸せを与え、与えられて、3周年を迎えた

この地域で、人に幸せを与え、与えられて、3周年を迎えた

最後に、大谷さんに、「空の箱」がある美しが丘西という地域の魅力について聞きました。

「ここは良い人ばっかりで、他の場所は考えられません!」と満面の笑顔で語るほど、この地に惚れ込んでいる大谷さん。

「本当に皆さんに助けられていて、感謝しかありません。お花で幸せを運びたいと思っているのに、私自身が幸せをもらっています」

いいえ、大谷さん! お花で、その人柄で、大谷さんはたくさんの人に幸せを与えていますよ。もちろん私も与えられている、その一人ですから。

Information

LOWER SHOP「空の箱」

https://www.facebook.com/soranohako/

住所:横浜市青葉区美しが丘西3-65-8

TEL:045-902-5530

※お子様向け夏休み限定企画「お花屋さん仕事体験」

人数・時間などお気軽にお問い合わせを。

毎年人気企画のため、ご予約はお早めに。

 

<フェイスブックをしています>

「今月のコマデリ」では語りつくせない、様々な情報を日々UPしていますのでぜひご覧ください。

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<コマデリ「走る!ロコキッチン」出店場所(出店時間 11:00-14:00)>

毎週月曜日(祝日を除く):青葉台駅前郵便局(青葉台)横浜市青葉区青葉台2-3-4

第2、第4火曜日:佐藤農園「野彩家」(十日市場)横浜市十日市場町819-10

毎週水曜日(祝日を除く):横浜美しが丘四郵便局(たまプラーザ)横浜市青葉区美しが丘4-1-32

毎週木曜日:横浜美しが丘西郵便局(美しが丘西)横浜市青葉区美しが丘西3-1-1

第2、第4日曜日:アートフォーラムあざみ野(あざみ野)横浜市青葉区あざみ野南1-17-3

小池 一美
この記事を書いた人
小池一美ライター
横浜市青葉区出身。森ノオトのリポーター、走る!ロコキッチン「コマデリ」、焼き菓子販売「トミーヤミー」の3本柱で地元と関わりながら暮らしている。AGRUの小川穣さんとのユニット「labo2(ラボラボ)」では、食の素材と地域を楽しむ活動を展開中。
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