寺家ふるさと村に隣接する、町田市三輪町の緑地が開発?
 2007年、町田市三輪町の緑地が都市公園法に基づき公園緑地として整備されることが決定しました。町田市は2008年より地域の関係団体へのヒアリングと、現地の自然環境調査を行い、2009年から基本計画へと進んでいます。(寄稿:木村広夫)

2007年、町田市三輪町の緑地が都市公園法に基づき公園緑地として整備されることが決定しました。町田市は2008年より地域の関係団体へのヒアリングと、現地の自然環境調査を行い、2009年から基本計画へと進んでいます。

昨年12月13日、三輪センターに於いて関係9団体を招き、「三輪緑地基本計画の作成のためのワークショップ」の2回目が行われました。今回のワークショップでは、農に学ぶ環境教育ネットワークからも「提案と要望書」を提出(横浜市側からは、寺家野鳥の会と農に学ぶ環境教育ネットワークが参加)。「環境保全ではなく谷戸山の再生を念頭に置く」「行政主導ではなく市民と恊働で事業を行う」「谷戸山での暮らしを再現し、生活感のある農園緑地を創造する」「農園緑地内の農地を学校給食農園、教育ファームとして活用する」ことを提案しました。

第3回ワークショップは、1月下旬の予定です。随時、開発の状況をお知らせしていこうと思います。

町田市が2007年に作成した「(仮称)三輪緑地の開発における(1)基本理念、(2)基本テーマ、(3)基本方針」の一部を抜粋し、ご紹介します。

 

(1)基本理念

・貴重な自然環境と歴史的資源を将来にわたって「三輪の森」に継承していく

・現状の自然環境を、多様な生物のすみかとして守り、育てる

・谷戸山環境文化を学び、発信する場とする

 

(2)基本テーマ

人とみどりと歴史をつなぐ「自然の宝庫・三輪の森」の継承

 

(3)基本方針

・多様性の高い自然環境を保全・再生する

・希少種や注目種を保全する

・残された谷戸山景観の保全と回復を行う

・自然資源を活用した活動メニューを設定する。

・多様な自然資源の保全形態を実物生態見本園として市民に紹介する。

・谷戸山環境文化継承の場として活用する。

・「三輪の森」の自然や動植物・園内活動を広く情報発信できる運営形態を構築する

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