子どもたちはこのプロジェクトに参加することにより、雨水溝の役目や働きを理解しながら、自分たちの暮らしや行動によって海を汚してしまっていることに気づきます。そして、自分たちの意識や行動ひとつで変えられることがあることを知り、海や川の汚れを「未然に防ぐ」ことを周囲に呼びかけ、地域ぐるみで環境美化に取り組みます。さらに不特定多数の人たちへ周知するために、身近な道路にある雨水溝に、ステッカーやペイントで表示サインをつけます。
私は、このプロジェクトの内容はもちろんのこと「この先、海です。」というキャッチコピーが素晴らしいと思います。「ゴミやタバコの吸殻ポイ捨て禁止!」と書かれるより、「この先、海です。」と書かれたほうが、読んだ人は「ハッ!」とするのではないでしょうか? 周りを海に囲まれている沖縄だけでなく、日本全国どこででも使えるし、逆に目の前の雨水溝や川が海とつながっていることを意識しにくい場所でこそ有効的でないかと思いました。
来年度からこのプロジェクトを全国に展開していく動きがあるそうなので、私もどこかで参加できればと思ってます。
そして、最後に、このプロジェクトを題材に、『第24回少年の主張八重山地区大会』に出場し、みごと優秀賞を受賞した中学生の原稿を紹介したいと思います。「日々の暮らしの中に潜んでいる様々な問題に気づき、環境保全のためにどれだけ貢献できるかを考え、実践する、そんな暮らし方をしたいものです」との提案には、私たち大人もはっとさせられます。
リンクを貼りますので、ぜひお読みください。
http://blog.canpan.info/marinelearning/archive/96
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