落ち葉やさいのきまたさんを訪ねて
たまプラーザのオーガニックショップ「礎波」は、私の大好きなお店です。その礎波に毎週野菜を卸しているのは、茨城県石岡市の農家“落ち葉やさい きまた”さん。偶然にも私の実家はその隣の市で、帰省中に岩崎さんがきまたさんを訪れると聞き、「これは行かねば!」と好奇心がむくむく。8月、連日の暑さ和らぐ曇天のある日、娘を連れてきまたさんの農園におじゃましてきました。(Text:中島美穂)

都心から1時間半とは思えないような山に囲まれた緑豊かな場所に、きまたさんご夫婦の自宅があります。今年2月に千葉県成田市から引っ越してきたばかり。畑は5カ所もあり、育てている野菜は「今では80種類位になるかな?」とご本人たちも正確には把握できないほど!

 

畑に案内していただくと、ナス、ピーマン、トマト、オクラ、ゴーヤ、カボチャ、スイカ、ツルムラサキ、モロヘイヤ、オカヒジキ、黒豆、小豆、落花生、万願寺トウガラシ、胡麻、空芯菜、コリアンダー、バジル、などなど……本当にこれらすべてをお二人で!?と、信じられないぐらい多くの種類の野菜が育っています。

 

 

これらの野菜はすべて有機無農薬栽培の露地物で、堆肥と肥料は里山で集めた落ち葉や、刈った草と米ぬかを混ぜて手づくりした植物性のもののみ。そうして育てた野菜を、きまたさんは「落ち葉やさい」と呼びます。

 

夏は野菜がぐんぐん成長する時期。テキパキと野菜のお世話をし、収穫をするお二人。かっこいい! 生き生きと美しい野菜たちを見ていると、まるで野菜たちにお二人の愛情が伝わっているように思えました。

 

 

農作業が一段落するとお茶の時間。畑のレモンバームやミントの葉を摘んで美味しいハーブティーを淹れてくださいました。なんて贅沢なんでしょう! おやつは収穫したばかりのオクラです。そのままガブリ! とれたての格別な味に、子どもたちもバリバリかじっていました。

 

野菜の他、自家用のお米も育てているほぼ自給自足の暮らしぶりを拝見して、「本当の豊かさってなんだろう・・・」と、思わず考えてしまいました。

 

 

翌日、車で岩崎さんと一緒に礎波まで野菜を運びました。到着してすぐ店頭に並べられた新鮮な野菜。待ちかねていた常連さんが次々手に取っていく姿を見て、なんだか私までが誇らしいような嬉しい気持ちになりました。

 

落ち葉やさい きまたの野菜は毎週土曜日礎波に入荷しますが、今月11日には店頭にきまたさんがいらっしゃって直接販売をします。

 

お客様とお会いする機会を楽しみにしているお二人に、野菜のお話や調理方法を直接聞けるチャンス。もちろん、私も会いに行きます!

Information

9月11日(土)11:30〜15:30頃まで店頭にてきまたさんが直接野菜を販売します。

※落ち葉やさい きまたの野菜は毎週土曜日12時〜13時頃入荷

たまプラーザのオーガニックカフェ&ショップ礎波の情報はコチラ↓

https://morinooto.jp/denennavi/tabearuki/vol5–sowa-.html

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