10月17日はお天気も上々。寺家ふるさと村の四季の家前のバス停から歩いて10分ほど、水車小屋の近くの田んぼでは子どもたちの笑い声が響いていました。
息子も、到着するや否や「裸足になりたいよ!」と草履を脱ぎ捨て、田んぼの中へ走っていきました。稲を刈り取った後の田んぼを走るのは初めて。でもすぐに慣れて全速力で駆けていきます。
そう、ここは普段は入れない田んぼを、期間限定で丸一日開放してくれる絶好の場所なのです。
このイベントを主催しているのは、寺家ふるさと村をフィールドに活動している「子どものワークショップ」。スタッフの方々が、子どもが楽しめるようないろんな仕掛けをつくってくれています。
このようにワラを束ねて干した状態のものを組み合わせてつくったトンネルや、ワラをテントのように組んで秘密基地のように中に入れる場所、泥んこになって思う存分土を楽しめるゾーンや、自然素材を生かしたものづくりができる場所など、遊びゾーンが満載です。
こちらは、ワラ山。ワラが積んであるだけでも恰好の遊び場所。息子と友達は、他の場所からワラを運びこんだかと思ったら、突然「よーいドン」でワラ山まで全速力で走って行って、でんぐり返し! 痛くないから気持ちがいいみたいで、今度は体全体を使ってゴロゴロこ。可笑しくなってみんなでケラケラ笑って楽しいね。夢中になって1時間くらい遊んでいました。
「ワラの中ってどんな匂い?」「草のいい匂い」と、香りまで楽しんでいる様子でした。
お昼は、持ってきたお弁当を敷地内のシートで食べられます。子どもたちは手を洗うのも忘れて、真っ黒のまま、泥のついたおにぎりにかぶりついていました。そして、すぐに午後の部へ。食べる間も惜しいくらい急いで田んぼに帰っていきました。
後半は、近くを流れる溝にいるヒキガエルを触ってみたり、竹の棒を使ってあぜ道で電車ごっこをしたり、誰が一番大きな泥だんごをつくれるか競争したりとおおはしゃぎ。
途中、スタッフの方がゲームをしてくれて、ワラヤマに子どもたちを放り投げてくれたり、木の札をワラヤマに隠して宝探しをしたり。息子は、終了時間を過ぎても、「まだまだ遊ぶ」とはりきっていました。
田んぼパークの魅力は、何といっても「何も無い」ということ。青い空と刈り取り後の小麦色の大地を感じ、その自然の中で子どもたちが遊びを自発的に考えていく。それだけのことだけど、生きていることの喜びを親子で感じることのできた一日でした。
今後の開催は、
10月30日までの毎週金曜日・土曜日(たまに日曜日もあるそうです)
10:00〜12:00
参加費:親子1組200円
場所:横浜市青葉区寺家ふるさと村 水車小屋の前のたんぼ
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