昨年12月16日、青葉区福祉保健活動拠点「ふれあい青葉」でひらかれた幼児救急教室には、子育て中のお母さんたちがたくさん集まっていました。男性も数人いました。保育があるので、私も娘を預けて参加できました。
講師は青葉消防署の3名の救命救急士の方々です。はじめにスライドを用いてお話をしてくださいました。
まずは家庭内の危険について。安全だと思いがちな家の中ですが、子どもが浴槽で溺れたりベランダから転落するなどのほかにも、ブラインドの紐が赤ちゃんの首にからまって窒息したり、炊飯器の湯気でやけどするなど、思いがけない事故のケースを聞いてぞっとしました。子どもと暮らす家の中の安全策を見直してみようと思いました。
次に、事故が起きてしまったとき、喉に詰まった異物を取り除く方法や、止血法、やけどの応急手当などのお話を聞きました。状況によっては救急車を呼ぶことも大切ですが、救急車の到着を待つ間に自分で出来ることを知っておくと心強いですね。
その後はいよいよ人形を使った心肺蘇生法の実習です。
(1) 倒れている子どもの耳元で呼びかけ反応の確認
(2) 周りに助けを求め119番通報とAEDの手配
(3) 気道確保
(4) 呼吸の確認
(5) 正常な呼吸がなければ人工呼吸2回
(6) 心臓マッサージ30回連続
(7) (5)と(6)の心肺蘇生法をくり返す
(8) AED(自動体外式除細動器)が届いたら対象者に装着し音声に従って操作する
(9) 心肺蘇生法とAEDをくり返し行う
という手順です。
私は順番が来るまでプリントを熟読してから実習に挑んだのですが、実際にやってみると気道確保の角度やマッサージの力加減の感覚をつかむのが難しく、戸惑うこともありました。救命士の方にたくさん指導していただき、実習の大切さを痛感しました。せっかく習得したことを忘れないよう、我が家では目にふれやすい場所に手順を貼りました。
AEDは使い方を知らなければ、手にとるのをためらってしまうかもしれません。今回は説明のみでしたが、AEDの必要性や使い方を教えてもらい、間近で動作を見たのは私にとって初めてのことでした。実際に使うときのイメージができる貴重な経験でした。
この日は熱心に質問をされている方も多く、終了後は「蘇生法は見るのとやってみるのでは大違い」「母親として役に立つことを学べたので、参加してよかった」「もっとこういく機会をつくってほしい」という声が聞かれました。
幼児救急教室は、小さなお子さんのいる方にはぜひ参加していただきたい充実の内容でした。青葉区では1年に3回開催されています。次回は3月10日(木)です。
青葉区親子支援事業 幼児救急教室
次回日程 3月10日(木)9:30〜11:30(9:20受付開始 保育は9:10受付開始)
会場 青葉区福祉保健活動拠点「ふれあい青葉」 横浜市青葉区市ヶ尾町1169-22
定員 30人
保育あり 満1歳以上で授乳・ミルクの心配のない子20人(子連れの方は必ず保育を申込んでください)
参加費 無料
申し込み方法 往復はがきに、講座名・住所・氏名・電話番号・保育希望者は子どもの氏名(ふりがな)、生年月日を記入の上、青葉区社会福祉協議会 幼児救急教室担当(〒225-0024 横浜市青葉区市ヶ尾町1169-22)へ。2月22日(火)必着。多数抽選。
問い合わせ 青葉区社会福祉協議会 TEL: 045-972-8836
申し込み方法は2月1日発行広報あおばにも掲載。平成23年度の日程は未定。内容は変更される場合があります。詳しくは青葉区社会福祉協議会まで。
とっさの時に慌てないよう、地域の救急医療機関の情報を集めておく必要性を感じました。森ノオトエリアの情報は下記のようなサイトで得ることもできます。
- 神奈川県救急医療情報システム http://www.qq.pref.kanagawa.jp/
- 東京都医師会 http://www.tokyo.med.or.jp/
- 日本小児科学会 こどもの救急 http://kodomo-qq.jp/
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