私たちが到着した頃には、すでに雑木林の中で小学生たちが手づくりのハンモックをロープで木に結び秘密基地をつくっている真っ最中でした。
私たちもハンモックのツリーハウスづくりを手伝おうとしたけれど、気づけば息子は引っ張るはずのロープに両手両足をひっかけてバネごっこ。子どもって予想外な遊びを創り出す名人です。
プレイパークとは、(1)時間に縛られず、(2)仲間とともに、(3)自由に遊べる空間=「3つの間」を取り戻せる場所として、青葉区の地域アップ事業として区内3カ所で活動を続けています。市から派遣されたプレイリーダー(木や火の取り扱い方の講習を受けたプロ)と地元のボランティアスタッフがタッグを組み、しらとり台第一公園では活動を始めて3年目。「だいぶ地元に浸透してきたようです」と、青葉区冒険遊び場づくりの会代表の鈴木景子さんは語ります。
火おこしの場面では、適宜プレイリーダーさんが火の扱い方を子どもたちに教えてくれます。
もちろん火を見守る役目を担うのも子供たち。どうしたら丁度の塩梅の火がおこせるかを試行錯誤している姿がなんとも勇ましく感じられました。
その後はお待ちかね、すいとん鍋と焼き物でお昼の時間です。私たちは仕込んできた生地を竹に巻きつけてパン焼きに挑戦。火力が強くてちょっとこげたけど、味は抜群でした。
マシュマロやウインナーもおいしそうに焼けました。寒空にあちこちで「ふーふー」「あちち」の声がこだましていました。
鈴木さんは今後、しらとり台第一公園でのプレイパーク開催のペースを週3~4日にし、毎日の生活に欠かせない「日常」の場所として受け入れられることを目標としているそうです。そのためにも、地域の住人が積極的にプレイパークに参加し、肩肘張らずに気持ちよくお互いの関係を築いていけるような仕組みづくりをしていきたいとおっしゃっていました。
生活マガジン
「森ノオト」
月額500円の寄付で、
あなたのローカルライフが豊かになる
森のなかま募集中!