とはいえ、現実的に被災地にすぐ足を運ぶことができるわけでもないし、気持ちもエネルギーも持て余し気味の方……。やっぱりでてきたこのキーワード「節電」。地域のお店では節電をしながら営業を続けています。それでも決して不便ではないことにお気づきの方も多いと思います。
「過剰節電をすべきなのではなく、今まで過剰に使っていたエネルギーを見直す」という意味でも、今回首都圏で徹底的な節電を行うことが、新しいエネルギーの使い方を創造するということにつながるのではないでしょうか。計画停電の対象エリアの企業やお店は、業務や営業に支障が出るなど、著しい不利益を被っています。もちろん個人のご家庭でもそうです。徹底的な節電によって電力の需要量自体を下げることで計画停電を回避する。一部の方々にしわ寄せがこないように、地域全体で協力していくことが不可欠です。
今後も電力供給量が不足することは明らかで、夏場の冷房ピーク時、冬場の暖房が必要な時に電気がこない……という状況も想定されています。いずれにせよ電力不足は長丁場。今のうちに「節電体力」を上げて、「低エネルギー、でも元気な社会!」を目指して知恵をしぼっていきましょう。
東京電力のホームページでは、電力消費量のデータをリアルタイムで確認することができます。これを見ていると、「みんなすごい!」と思います(同時に今までいかにエネルギーを無駄に使っていたのかも)。Yahoo! のトップページにも載っています。
今私たちは生き方、暮らし方を見直し、どういう社会をつくっていくのかを考えるきっかけを与えられていると思います。地域の商店主たちも少しずつ動き始めています。ポジティブなエネルギーで震災と電力不足を乗り切る! そして「顔と顔が見える地域社会」のあり方を考え、地域を足下から元気にしていく。森ノオトではそんな動きを今後もリポートしていきます。
アースデイ東京(4月23日(土)、24日(日)開催@代々木公園)の緊急メッセージで、節電Tipsが載っているのでご紹介します。
http://www.earthday-tokyo.org/2011/news/2011/03/post-64.html
<私たちが生活の中でできる節電>
- 外出の際、あるいは、使っていない電気製品のプラグはコンセントから抜きましょう。機器によってはプラグを挿し込んでいるだけで、待機電力を消費してしまう場合があります。
- 昼間は、なるべく必要最低限の照明で過ごしましょう。オフィスでは、昼休みの消灯や、通路のなどの照明の間引きも節電になります。
- 暖房機器を必要とするこの季節は、朝の時間帯や18:00~19:00の時間帯が電力消費のピークタイムとなります。電子レンジ、洗濯機、炊飯器などの消費電力の高い機器は、ピークタイムをずらして使用しましょう。
- 冷蔵庫にはものを詰め込み過ぎないようにしましょう。また、電気炊飯器の保温時間を減らすのも節電に有効です。
- 屋内では、温かい格好をして、カーテンを閉める(断熱効果があります)などして、エアコンやストーブなどの暖房機器を使う時間を減らしましょう。
- テレビよりもラジオのほうが消費電力が小さくてすみます。
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