あたたかな光。礎波(sowa)・蜜蝋キャンドルワークショップ
リポーターの中島美穂です。東日本大震災で被災された方々のことを思うと胸が痛みます。心よりお見舞いを申し上げます。一日も早い復興を祈るばかりです。福島の原発事故もまだまだ予断を許さない状況ですね。幼い子を持つ母親として、不安や緊張を感じています。そんな気持ちをゆっくりほぐしてくれるようなワークショップに参加してきました。(Text:中島美穂)

 

 

たまプラーザにあるオーガニックカフェと自然食料品・雑貨店「礎波-sowa-」で行われた蜜蝋(みつろう)キャンドルづくりに参加してきました。

この日は、東日本大震災からまだ10日あまり。私も周りの子育て中のお母さんたちも被災地を思い心を痛め、原発事故や計画停電に対する不安や緊張がピークに達していたころです。家に閉じこもり、ストレスを感じていたとき、蜜蝋キャンドルづくりのワークショップを知り、長女と同じ幼稚園に通う友人を誘って出かけました。

 

 

私はキャンドルの灯りが大好きで、家でもよく蜜蝋キャンドルを灯していますが、つくるのは初めてでした。

湯せんして溶かした蜜蝋にそっと凧糸を浸し、冷まし、また蜜蝋に浸す……ということを繰り返します。先に固まった蜜蝋が溶けないように凧糸を引き上げるタイミングも大切です。幼稚園で経験したことがあるせいか、子どもたちがとても上手につくっていました。みんな “マイキャンドル”づくりに集中して楽しんでいましたよ。

 

 

10回以上繰り返すとこれぐらい太くなっていきます。好みの太さになったら、蜜蝋粘土で自由に模様をつけ、最後に1回だけ蜜蝋でコーティングしたら出来上がりです。

 

 

子どもたちがつくった個性豊かなキャンドル。どれも味わいがあります。

 

 

5歳の長女がつくったのはうさぎさん。蜜蝋粘土で目と口をつけました。薄くつくれば水に浮かぶフローティングキャンドルにもなります。

 

友人と久しぶりに顔を合わせ、楽しくおしゃべりをしながら手を動かしていると、ゆっくりと気持ちがほぐれていくのを感じました。蜜蝋キャンドルのオレンジ色のやわらかな光も心を静め温めてくれるようです。

 

礎波のオーナーの岩崎さんが、節電や計画停電の影響を受けながらも被災地のために何かできないかと考えたこのワークショップ。参加費は、すべて東日本大震災被災地へ寄付されます。また、良質の蜜蝋を取扱っているオーガニック雑貨のブランド「Wildtree(ワイルドツリー)」が、礎波の企画に賛同し、無料で材料の蜜蝋を提供してくれています。

 

礎波ではこの他にも古本市を開いて売り上げを義援金にあてたり、フェアトレードチョコレート1枚につき10円の寄付を募るなど、様々なアクションをおこしています。

楽しみながらできる被災地支援。みなさんも1度足を運んでみてはいかがでしょうか。

 

 

Information

礎波-sowa- 蜜蝋キャンドルワークショップ

参加費 1500円(番茶付き) 参加費は全額被災地に寄付されます。

開催日時 毎日(火曜日定休)14:30以降 要予約

TEL 045-904-1286

住所 横浜市青葉区美しが丘5-1-5-110
第3吉春ビル

http://sowablog.blog31.fc2.com/

 

  • 材料準備の関係上、2人以上のグループでお申込みください。
  • 蜜蝋は1人約50gで2〜3個つくれる量です。10g150円で追加もできます。
  • クッキー用のステンレス型などお好みの物があればお持ちください。

 

Wildtree

http://www.wildtree.info/

 

森ノオトの礎波-sowa-レポートはこちら

https://morinooto.jp/denennavi/tabearuki/vol5–sowa-.html

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