今月お話したキーワードは「節電」。昨日の記事では、アンペアダウンと調理時の節電ワザをご紹介しました。今日はお掃除と衣類について。
節電の最大の処方箋……アンペアダウン
森ノオトの仲間たちの節電ワザは、生活のあちこちに及びます。
例えば、おそうじでは、掃除機を処分して、ほうきと雑巾掛けで家をきれいにしているという強者もいます。
ほうきでのお掃除のいいところは、夜中や明け方でも騒音なく静かにできるところ。実はママ友で働いている人はたいてい早起きです。明け方くらいしか自分の時間がないからなんですね。で、朝のうちにできる家事はやっておく。掃除を朝やれれば、朝型お母さんは相当楽になるはずです。
日本の昔ながらの箒はとてもしなやかで、チリや埃をよく集めてくれます。柿渋和紙をはった箕(み=チリトリ)でゴミを集めてゴミ箱にポイ。掃除機のゴミを捨てる頻度は意外と高いのですが、あれって捨てる時に回りにチリが飛び散ってくしゃみが出たりします。それより気が向いた時にささっとほうきではいてちりとりでポイ、が理想的ですね。
暑い夏こそ重ねばき?
最後に、衣類の工夫について。私は暑い日はとことん薄着、ノースリーブが大好きなのですが、電車に乗ったりレストランに行くと冷房でカラダが冷えて体調が悪くなることがあります。大判の布をいつも持ち歩き、寒い時にカラダを覆ったり、紫外線が強い時にかぶったりして過ごしています。
そして意外な工夫が、ズボンをはく時に薄い綿のレギンスをはくこと。特に男性が着るスーツの裏布は化繊であることが多く、汗をかいた時に太ももやふくらはぎにぴたっとくっついて気持ちが悪い……と聞きます。でも中に一枚レギンスをはいていれば、汗をほどよく吸収してくれて、またコットンならば吸放湿性が高いので、重ねばきをしているのにむしろ涼しいのだそうです。
あと、絹の靴下の上に綿の靴下をはく重ねばきが冬に流行していますが、これが夏にも効果抜群という声が。冷房の冷たい空気は下にたまるので、足に冷えがきやすく、ここで足下をしっかり温め、逆に上半身は涼しい恰好でいることで、上半身と下半身の温度差が解消され、暑さに順応ができるようになるとのことです。冷えは血行不良からくることが多いのですが、冷えとりで血行がよくなることで、全身の代謝があがるという側面もありそうです。
森ノオトの節電アイデアといっても、どれも特別なことはなく、とてもシンプルで、ある意味「昔ながらの知恵」的なものが多いです。結局、家事や生活のあらゆるものを電気に頼り切ってしまったがために、暮らしそのものの知恵や工夫がすたれてしまったという側面もあるかもしれません。節電を機にあえて家電に頼らないチャレンジをしてみることで、暮らしを楽しむ新しい流れができたらいいな、とも思っています。
(談・キタハラマドカ)
→節電Tipsその1の記事はこちら(リンク)
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