参加しませんか? 親子で初めてのお行儀教室inあざみ野
リポーターの東海林かおりです。5歳と0歳の兄弟を子育て中です。ある日、お行儀教室の案内をいただきました。「お子様は靴下をはいてきてください」という一文が気になって、モニター参加してみました。「お行儀」と聞いてどう反応するかな? と思った母を尻目に、5歳のやんちゃ盛りの息子は、「行く!」と興味津々でした。
教室では、繰り返しの動作の中で挨拶と歩き方を深く味わいました。子どもの吸収力に脱帽したお行儀教室でした。

 

9月第1週目の土曜日、久しぶりにお兄ちゃんと2人でお出かけ。会場はあざみ野駅からすぐの山内地区センターでした。着いたところは和室で、香道家の青海光先生が待っていてくれました。

 

早速正座でお話を聞きます。

 

「最近は、姿勢の悪い子が増えてきたみたいですね」とは先生のお言葉でしたが、私もそう思うことが増えてきていた矢先でした。

先生の佇まいに、背筋が伸びるお兄ちゃんです。

 

「こんにちは」

 

まずは、正座でご挨拶です。

手をおひざにおいて、床に滑らせます。親指と人差し指を合わせて、三角しるしを作ります。その上に頭を近づける。

「1・2・3・4」でお辞儀をして、

「5・6・7・8」で居直ります。

次第に形が整っていきます。

挨拶が美しい!

 

続いて、歩き方です。

 

「畳の歩き方って知ってる?」と先生が問いかけます。

「畳のへりを踏まないこと。それから、へりからへりまで、10歩で歩くよ」

10歩!という数字を聞いて、5歳のチャレンジ精神がくすぐられました。

早速、実際に歩いてみますが、10歩にならずについてしまう。やりなおすと、今度は多い。

「あれれ?」とにっこりしてしまうお兄ちゃん。何度か繰り返して、調子をつかんだところで、先生と歩きます。

10歩です!

 

挨拶と歩き方を終えると、抹茶を頂きました。きれいな金平糖も一緒に味わい、、ほっと一息です。

息子のお行儀教室体験を見学して、驚いたのが、子どもの吸収力です。

子どもの集中力は20分。

これは先生のお言葉でした。その20分で、あっという間に体の使い方をものにし、礼儀作法を身につけました。そして、美しく、正しいあり方を教えると、それがとても心地いいみたい。

やっぱり、子どもは、正しい所作のやり方を知らないだけ。それを学ばせてあげられる本物に触れる機会と環境って大事だなと思ったひとときでした。

お行儀教室を終えて、夕方。

自宅に帰って、家族で挨拶をしてみました。

お兄ちゃんは先生の話のポイントをつかみ、美しい挨拶を身につけていてオドロキ。挨拶のあとに「にっこり」する練習もしたのですが、そのかわいい笑顔も見せてくれました。

先生より、「お稽古事というのは、繰り返しが大事。一回で身に付くものではない」と伺いました。

今回の機会はきっかけであり、その繰り返しが、その人の佇まいをつくる。

「こどもは本当に早い。教えていて楽しい。大人とは違います」と先生。

大人である母も、同感です。こどものうちに正しい姿勢と礼儀を身につけたいものですね。

正座のお兄ちゃんの笑顔がかわいい、5歳の夏のひとときでした。

Information

知っているようで知らない「和」のマナー。和室での歩き方、座り方、ご挨拶など、基本を学び、お教室の最後には、お抹茶を頂きます。開講に先立ち、プレレッスンを行います。美しい立ち振る舞いは日々の暮らしから生まれます。『和』の所作の美しさ、親子で身につけてみませんか。

【日 時】   2011年10月1日(土)  11:00~12:00

【場 所】    山内地区センター(横浜市青葉区あざみ野2-3-2)

【講 師】    青海光(香道家、NPO法人香道と日本の雅文化会講師)

【受講対象】   未就学児と保護者

【受講人数】  先着10組(定員になり次第締め切ります)

【持ち物】    特にありません。お子様は靴下を履いてきて下さい(なるだけ白地のものがよいですが、なければどのような靴下でも構いません)。

http://www.kodo-miyabi.org/index.html

Avatar photo
この記事を書いた人
東海林更央莉ライター卒業生
山形出身で、元日本語教師、3児の母。森ノオトでは2011年より兄弟の成長と重ねた絵本の連載を続け、妹が増えた今は女子らしい視点が加わり多くの母親の心をつかんでいる。家族の趣味は旅行、食べ歩き、自然のなかで過ごすこと。編集長の中学校時代の同級生でもある。
未来をはぐくむ人の
生活マガジン
「森ノオト」

月額500円の寄付で、
あなたのローカルライフが豊かになる

森のなかま募集中!

寄付についてもっと知る

カテゴリー

森ノオトのつくり方

森ノオトは寄付で運営する
メディアを目指しています。
発信を続けていくために、
応援よろしくお願いします。

もっと詳しく