「赤ちゃん抱っこ教室」by元気に子育て!コアラの会(後編)……主宰の「ママ・チョイス」とは?
長津田駅徒歩1分の場所に、妊婦さんや赤ちゃん連れのママたちが続々と集まって来る場所をご存知でしょうか?実は、私がブログスタッフとしても関わっている、コアラの会(ママ・チョイス)が、月に数回、産前産後のママたちに向けての教室を開催しています。今回は大人気の「赤ちゃん抱っこ教室」の様子と、教室を主催する方たちを取材してきました。後編では、コアラの会を主宰する「ママ・チョイス」をクローズアップします!
(Text:松山ちかこ)

西井紀代子さん(左)とお客様係ケロヨンとして親しまれる富樫弥生さん(右)。二人のお子さん同士が同級生、同じクラブ活動に入っていたことがご縁で富樫さんがスタッフに。他にウェブ担当の古菅多喜子さんは山梨県のご自宅で、ブログ担当の松山も主に自宅で作業するスタッフとして所属。インターネットを通じて在宅ワークが可能な、自由度の高いワークスタイルと言える。通常、ママ・チョイス事務所には西井さんと富樫さんのみが常勤。

 

ママ・チョイス代表の西井紀代子さんは、上のお子さんを妊娠中の1994年に、「欲しい産院情報がどこにもない」という理由から、保健所の母親学級で出会ったお母さんたちと一緒に「お産情報をまとめる会」を結成し、産院情報誌の発行に向けて動き出すような、アクティブ母さんです。

 

妊娠中にJR横浜線と東急田園都市線沿線の病・産院でお産をする妊婦さんや産後のお母さんにアンケートを配布し、産後に回収、まとめるという作業を経て作られたのが『わたしのお産』という情報誌でした。その後も内容を徐々に改善させながら改訂を重ね、最終的には神奈川県全域と町田市内のお産ができる全ての病・産院の情報が掲載されるまでに。

 

さらに、産院選びで終わらず、妊娠中の医療者とのよりスムーズなコミュニケーションを助けるためのアイテムとして、2000年に『わたしのお産サポート・ノート』を刊行します。妊娠時の記録としても利用でき、先輩ママの体験コラムや、トラブル回避のためのアドバイスなども掲載。2010年にその改訂版が再販され、緑区にある助産院では両親学級のテキストとしても利用されています。

 

左が初版の『わたしのお産サポート・ノート』、右が改訂版。満足のいくお産まで一緒に歩む、「もう一冊の母子手帳」として多くの妊婦さんに役立てられている

 

 

かつてはお子さんをおんぶで背負い、ベビーカーに本を積んで本屋さんを回って営業活動をしていたという西井さん。その細い体からは想像ができないほどのパワフルな実行力と、実写版サザエさんとも言えるほどの天然キャラの両面に、周りの人たちは魅了されているようです。勤務8年目という敏腕スタッフ富樫さんとのチームワークも絶妙で、訪れる人たちを和ませています。

 

事務所の中はいつも笑い声でいっぱい

 

 

また、西井さんは2人目のお子さんの出産と同時期に「かながわ母乳の会」の世話人としての活動も始め、会報誌の編集に携わって15年目になります。「かながわ母乳の会」は、小児科医、産婦人科医、助産師、保健士、保育士などの専門家と母親たちが集い、母乳育児を支援するための活動を行っている団体です。会報を発行したり、セミナーを開催したり、お母さんたちが何でも話せる場を設けたりしています。

 

このかながわ母乳の会とご自身の育児のスタートが重なったこともあり、「専門家の方からの言葉に支えられてきた」という西井さん。医療従事者のみならず、子育てに関わる誰もが出入りすることができる、かながわ母乳の会の存在に大きな意義を感じているそう。ここでの活動の経験も、今のママ・チョイスの中で生かされているように感じられます。

 

西井さんの眼差しはいつも深く、温かい

 

 

取材で訪れたこの日、抱っこ教室の開始時間前に整体施術を受けに来ていたママと生後2週間の赤ちゃんがいました。ママの産後の体も辛く、母乳もうまく飲んでもらえず、「心が折れそう」とママ・チョイスに連絡をして来られたそうです。後藤先生に施術と母乳の指導も受け、その後半日ほどゆっくり事務所で時間を過ごし、少し気持ちがほぐれたのか、笑顔で帰って行かれたのが印象的でした。

 

「助けを求めたいけど、どこにも行けない人はたくさんいる。ママ・チョイスに来ていただける方はごくわずかかもしれないけれど、一人でも体が楽になったり、子育てが楽になってくれたら嬉しい」と、西井さん。

 

さらに、インターネットの中で情報を提供したり、商品を届けることはできても、専門家の前で相談したり、弱音を吐いたり、ママの体も心も楽になるための何らかのとっかかりを持ってもらうには、このように実際に集える「場」がないとできないこと。ママ・チョイスが「日常的に出入りしてもらえるスペース」になれたら理想的だと、語ってくれました。

 

西井さん自身がかながわ母乳の会などで経験してきたように、ママ・チョイスも「誰もが気軽に出入りできる」貴重な場所のひとつと言えます。いつも整体や教室には都内や埼玉からはもちろん、一番遠くて静岡から新幹線でいらっしゃった方もいて、それほどこうした開かれた場というのはまだまだ少ないことの現れではないでしょうか。

 

私も、ママ・チョイスでの仕事を通じて、自分の体に対する気づきや、娘の時の出産や子育てに対する新たな視点を得られて、次第に「次の出産、子育ての時には……」という良いイメージができていきました。そうして、今、2人目の子を授かり、秋には出産予定です。娘の時にお世話になった信頼する産院に加え、今回はママ・チョイスの強力なサポートがあるおかげで、どんなマタニティライフを送れるのか、どんなお産になるのかがとっても楽しみです。

 

長津田に越して来てから2年目を迎えるママ・チョイスですが、より多くの方たちに知って、活用していただければ、ハッピーな妊娠とお産を、そして笑顔で子育てするための「気づき」が得られるはずです。もちろん、妊娠に関わらず、セルフケアに興味がある方も歓迎しています。

 

あなたの体、ハッピーですか?

ママ・チョイスに出会って、ハッピーな母子が増えますように!

 

 

Information

整体施術、骨盤ケア教室や赤ちゃん抱っこ教室についての最新情報はこちら↓

「骨盤ケア教室お世話係ちかこのブログ」

http://ameblo.jp/tokochan-kotsuban/

 

ママ・チョイス(株)が運営するサイト

ハッピーマタニティ通販 http://maternityshop.jp

ハッピーマタニティ通販楽天市場店

http://www.rakuten.co.jp/maternityshop/index.html

トコちゃんベルト専門店 http://www.mamamel.com/

健康はきもの通販 http://www.hakimono.info

 

かながわ母乳の会 第14回母乳フォーラム開催

■講演 「この時代にしなやかに生き抜く子育て」

講師 堀内 勁 小児科医

■フォトスライドショー

■ディスカッションタイム

日時 6/17(日)開場13:30 開演14:00〜16:00

会場 横浜市社会福祉センターホール

(横浜市健康福祉総合センター4階/横浜市中区桜木町1-1)

入場料 会員1,000円(ファミリー1,500円) 非会員1,500円(ファミリー2,000円)

主催 かながわ母乳の会

http://www.kanabo.jp/sub1.html

 

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