「KASHO」と言えば、森ノオト読者にはもうおなじみ、寺家ふるさと村の家具作家・加生亨さん、木の小物作家・加生智子さんご夫妻のブランド。昨年秋に惜しまれつつ町田市小野路町にご自宅と工房を移しましたが、お子さんにも恵まれ、ますます意欲的に、真摯に、創作活動を続けています。
8月5日から桜台のギャラリー「瑠璃門」で始まっている「家具工房KASHO 木の家具展」。今回はテーブル、ローボード、KASHOの定番・椅子、そしてバターナイフや名刺入れなどの小物が並びます。
KASHOの家具は、早い早い時の移ろいの中でも変わらぬ、大切な何かが刻まれています。決して器用ではない加生さんの生き様、手の跡、心。以前、森ノオトのリポーターの松山ちかこさんが書いた記事「おばあちゃんの桐たんすが生まれ変わりました」では、「世の中にあふれるモノの数は増えれども、“大切に使いたくなるモノ”の比率はどうなんでしょうね」、と一言。「ちょっとした不便さも好き」「使い手の立場に沿ったものづくり」……、これまで、森ノオトでお伝えしてきた加生さんの名言(?)は、いまの時代にこそ、キラリと光っています。
★森ノオト 加生亨さんインタビュー
そういえば、2年前のこの展示会で、KASHOのデッサンペンに心惹かれ、何度も迷いながら、1年後にようやく手にし、いまでもチラシや冊子のラフデザインを書く時には大切に使っています。1年経って、ようやくわたしの仕事スタイルに合ってきたような、なじんできたような気がします。一生ものですね。
ぜひ、「青葉台のKASHO」さんに会いに、瑠璃門にお運びくださいね。
(写真提供・家具工房KASHO)
家具工房KASHO 家具工房KASHO 木の家具展
日時 :2012年8月5日(日)〜8月31日(金)
11:00〜18:00 水曜定休
場所 : ギャラリー瑠璃門
瑠璃門HP http://www.rurimon.com/
横浜市青葉区桜台4-48
加生さんのブログ(家具工房KASHO)
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