「地産地消」という言葉を耳にする機会が増えても、実際に地元の農産物は何か? と問われたら……いまいちピンとこないかもしれません。
「地産地消」の言葉通り、どんなものが、どこで作られているのか、それは土地によって様々です。そこで、横浜に暮らす私達にぴったりのガイドブックをご紹介します!(Text:髙橋陽子)
『食べる.横浜』
この本の面白いところは、農産物の紹介だけでなく、農家さんの様子、加工品の紹介、農産物を使っているお店、直売所といった様々な角度の情報が地域ごとにまとめられているところです。
青葉区で言えば、地産のメジャースポットは田奈や寺家。これらのエリアについては、お店や農園などが「散歩道」として地図になっています。ページの隅々まで情報が盛り込まれていて、読んでいると「いつも通る道の近くに、実は農園が!」とか、「今度足を伸ばして直売所まで行ってみよう!」と、街を見る目が変わってきます。
美味しそうな写真も沢山あって、まるで食の図鑑のよう?!
もちろん、調べにくい直売所や農園の情報もバッチリです!
横浜の地産地消ガイドブックであるこの本、JA横浜、JA田奈、神奈川新聞社と横浜市が協力して製作にあたったもので、横浜市全域の地産地消に関わるスポットが掲載されています。青葉区や都筑、戸塚といった農業の盛んな地域はもちろんですが、海側の金沢やみなとみらいの情報もあります!
ひと口に「横浜」と言っても、海側と山側で雰囲気も違うからひと括りには出来ない……私はそんな風に思うこともありますが、この本では「地産地消」のキーワードで横浜の一体感が見えてくるんです。食と農で横浜をひとつにつなげた本。横浜好きなら一家に1冊あってイイ!オススメです。
しかも季節は秋。心地よいお出かけシーズンに、横浜の地産地消をめぐるプチ・トリップもいいですよ!
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