「たーこちゃん、森ノオト代表として応募してみない?」「!!!!」
…そんな編集長の優しいプレッシャー!?をいただき(笑)、コンテストなんてこんなきっかけがなければ一生応募することもないに違いない……ということで、せっかくの機会、わが家の冬の定番スープをコンテスト用にちょっとアレンジして応募しました! 横浜産の冬野菜をたっぷり使って、心も身体もぽかぽかになるスープです。(text:秋山貴子)
わが家の食卓にしばしば登場する「雑穀」。最近はお店でもよく見かけるようになりましたね。キビ、アワ、ヒエ、ソバの実や高キビなどなど、種類も実に豊富。それぞれ色や大きさも違えば、味にも特徴があります。お米と一緒に炊くのももちろん美味しいのですが、それだけではもったいない! スープにおかずにおやつに、本当にスグレモノなのです。そのうえ栄養もたっぷり、穀物なのでお腹も満足。今回はこの雑穀をスープに使いました。
今回、スープに使った雑穀はこちら。
左側の白い小さな粒々は、ヒエです。右側に並んでいるのがお米。比較してみると小ささがよくわかりますよね。身体を芯から温めてくれるヒエは、今の季節にぴったり。炊くとほんのりやさしい甘みがあって、炊き方によってはとってもミルキーな味わいも楽しめます。このヒエを、冬の白野菜たちと一緒に煮込んで、乳製品を使わずにクリーミーなポタージュにしました。
<材料>
玉ねぎ 1/4個(薄切り)
大根 3センチ(角切り)
かぶ 1個(角切り)
カリフラワー 1/4個(小房に分ける)
えのき 1/2袋(3等分にざく切り)
ホワイトマッシュルーム 3-4個(スライス)
にんにく 1片(みじん切り)
ヒエ 50g(よく洗っておく)
昆布だし 2カップ
ローリエ 1枚
オリーブオイル 大さじ1
塩、こしょう 適量
かぶの葉(飾り用) 適量(ゆでて、オリーブオイルと醤油で和えておく)
お麩(飾り用) 適量
<つくりかた>
(1) 野菜ときのこをそれぞれカットする(最後にミキサーにかけるのでラフな切り方でOK)。
(2) お鍋にオリーブオイル、にんにく、玉ねぎを入れて弱火にかけ、香りが出てきたら、えのき、ホワイトマッシュルームも加えて炒める。玉ねぎが半透明になり、きのこもプリッとしてきたら、大根、かぶ、カリフラワーも加え、軽く炒め合わせる。
(3) 昆布だしとローリエ、ヒエを加えて、ふたをして弱火で20分程じっくり煮る。
(4) 野菜とヒエが柔らかくなったら火を止める。粗熱がとれたら、ローリエを取り出し、ミキサーにかけてなめらかにする。
(5) 再び火にかけ、お水でとろみを調節し、塩、こしょうで味を整える。器に盛り、かぶの葉とお麩を添える。
※雑穀は水が濁らなくなるまでよーく洗います。粒が小さいので、茶こしを使うと便利です
今回はちょっとコクを出すために、オイルやにんにくを使っていますが、なくても充分美味しいです。2歳の息子も、口のまわりに白ヒゲをつくりながらモリモリ食べています。スープが残った翌日は、マカロニやパスタとからめて食べても美味しいー。森のおだいどこラボで連載中のピリカちゃんの塩麹で味付けすると、またグッと味わいが深くなってオススメです! 寒さがひとしお身にしみるようになってきた年の瀬、身体ぽかぽかポタージュであたたかい食卓を囲んでくださいね♪
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