地球温暖化と超高齢化社会という、都市が抱える二大課題を解決するリーディングプロジェクトとして、横浜市と東急電鉄が協働して進めている「次世代郊外まちづくりプロジェクト」。たまプラーザ駅の北側、美しが丘1・2・3丁目をモデル地区として、行政・企業そして市民がともに、快適で暮らしやすいコミュニティづくりを目指した、様々なムーブメントが始まっています。
エネルギー問題も、日本が抱える喫緊の課題の一つ。これまで産業界は省エネ法などの規制や義務で省エネを推進してきましたが、制約をかけにくい家庭部門では、目に見えた節電がなかなか進んできませんでした。
地域ぐるみで家庭の節電を行うことで、地域全体のエネルギー消費量が下がれば、それはすなわち、発電に相当するエネルギーを生み出すことにつながる―?。米国のエネルギー学者であるエイモリー・ロビンス博士の提唱した「ネガワット」という概念を、日本で本格的に行おうというのが、たまプラーザで行われる「次世代郊外まちづくり 家庭の節電プロジェクト」なのです。
家庭の節電プロジェクトへの参加資格は、美しが丘1・2・3丁目に住んでいて、東京電力と契約している家庭。インターネットに接続できることが要件となります。参加登録をすることで、500円分に相当する地域通貨「500プラ」がもらえ、さらに7・8・9月の3カ月間で、各月の電気使用量が前年以下であれば500プラ、最大2000プラがもらえるというインセンティブつきです。
ちなみに地域通貨「プラ」が使えるのは、たまプラーザテラスや、たまプラーザ駅周辺の商店街など。多くのお店で使えるので、地域通貨の実証実験としても大規模なものと言えます。参加申し込みは8月31日まで受付!
(ちなみに森ノオト編集長・キタハラはエネルギーオタクの「エネ女」です。このプロジェクトに参加できるたまプラーザ住民がうらやましくて仕方がない! うちの地域でもやってほしいーっという「ロコエネ女」たちの声が続々集まってきています)
7月27日(土)・28日(日)には毎年高齢の「たまプラーザ夏祭り」が開催されます。たまプラーザの商店会一体で、出店や御神輿、ライブやパフォーマンスなどが行われます。
「次世代郊外まちづくり 家庭の節電プロジェクト」のブースも設けられるのですが、そこで、森ノオトもちょこっと登場します。
森ノオトの連載「エレキ女史の電氣文学 琥珀の子 電気のお話」。東日本大震災以降、エネルギーに対する関心が高まりましたが、政治や産業、技術の話としてではなく、そもそも電気ってどういう風にして生まれたの? 電流や電圧の仕組みは、誰が、いつ、どのようにして発見したの? そんな素朴な疑問を、文学的に軽妙に解き明かして、新たな視点を与えてくれる連載は、地域を越えて好評を博しています。
そんな梅原あき子さんの連載が、動画になって、たまプラーザのお祭りでデビューします! 家庭の電気になじみの深い、3人の偉人が登場! しかも、ブースには子どもが喜ぶ楽しい仕掛けが!!
みなさん、たまプラーザの夏祭りでお会いしましょう! ぜひ、家族でお越しください。
生活マガジン
「森ノオト」
月額500円の寄付で、
あなたのローカルライフが豊かになる
森のなかま募集中!