心とからだを整える産後のセルフケア教室「マドレボニータ」体験レポート!
東急田園都市線あざみ野駅から徒歩5分のアートフォーラムあざみ野で月一回、産後のセルフケア教室が開催されているということで、今年3月に生まれた、生後4カ月になる娘と一緒に参加してきました♪
第二子である娘の出産後、すっかり体がゆるんでしまい、妊娠前の体重から8kg増をキープしたままの私の体(笑)。どうにかこの状況を打開したい! と、大きな期待に胸を膨らませ、行ってきました!!

アートフォーラムあざみ野3階の健康スタジオで行われる「心とからだを整える産後のセルフケア」教室は、予約なしで当日参加OK。取材にうかがったこの日は、夏の日差しが強い7月の猛暑日。それにもかかわらず、23名の産後2カ月~6カ月のお母さんと赤ちゃんが参加していました。

 

生まれて間もない月齢の赤ちゃんとお母さんがズラリと並ぶ様子。ため息が出るような幸せな空気に満ちていた

 

まず、この教室では全員の自己紹介からスタート。それぞれの産後の体の悩みなどを発表していきます。特に共通していたのが、腰痛や肩こり、体重が戻らないなどの体型の変化でした。

自己紹介の後、実際にバランスボールを使ったエクササイズをしていきます。まずは、バランスボールに座る座り方からレクチャーを受けます。

 

バランスボールに座る時、足は外股で、肩甲骨を意識して姿勢よく座る。骨盤の位置も常に垂直を保つようにし、おへその位置も引き上げるように意識する

 

バランスボールに正しい姿勢で座ってみると……なるほど! 出産でゆるみきった体のまま、普段、背中を丸めた姿勢での授乳や、背中を反らせた姿勢での抱っこなどが習慣化し、いかに自分の姿勢が悪いまま、日常生活を送っていたかに気付かされます。それが腰痛や肩こりの原因になっていることにも……。

骨盤を意識して垂直に保とうとすると、お腹に力が入り、引き締まるのを感じます。骨盤の位置を垂直に保つことが、産後の体のトラブルを引き起こさない大事なことだと、痛感しました。

次に、その正しい姿勢のまま、しっかりと赤ちゃんを抱っこしてバランスボールに座り、弾みます。不思議なことに、赤ちゃんは怖がって泣いたりはしません。それどころか、泣いているのが落ち着いたり、気持ちよくて眠ってしまう子もいるそうです。

このバランスボールで弾むのがとっても楽しい!

けれど、意外に疲れます(笑)。

手や足の動作も付けて、その後5分ほど弾んでみましたが、少し息が上がり、汗が出てくるほど。

産後のお母さんは、家事をしながらの赤ちゃんのお世話で、まとまった時間を自分のために使うことは難しいけれど、バランスボールを使ったこのエクササイズなら、赤ちゃんを抱っこしたまま、あるいは授乳をしながらでも気軽に出来ます。

また、赤ちゃんとの暮らしの中で「おむつ替えをする時」、「授乳をする時」、「赤ちゃんを抱っこして立ち座りする時」も、骨盤をちゃんと意識して垂直を保ったまま行えば、十分なエクササイズにもなるということも教えてもらいました。

 

1回2〜3分程度の赤ちゃんのオムツ替えを1日10回×30日、骨盤を意識してやったら……それだけでも十分なエクササイズ!

 

教室の後半のテーマは心のセルフケア。

産後のお母さんにとって、体と同様に、心のセルフケアもとても重要だそう。

赤ちゃんとの暮らしは、とても幸せに満ちたものだけれど、まだ会話ができない赤ちゃんとずっと一緒に生活していると、大人のコミュニケーションに飢えてしまうからだとマドレボニータでは考えています。

 

用意してもらったワークシートに24時間以内にあった「よかったこと」を10個、1分以内に書き出し、隣の参加者と2人1組になり交代で発表。その後、気づたことがある人は手を上げて全体へ発表、みんなでシェアします

 

お母さんたちがセルフケアをしているうちに、気付けば赤ちゃんたちはご就寝……。産後6カ月までなら、赤ちゃん連れで参加可能

 

心のセルフケアの後に、最後に腕を回す肩こりのセルフケアを教えてもらい、教室は終了。あっという間の1時間半

 

この教室で、プログラムを提供しているのは、NPO法人マドレボニータ認定、産後セルフケアインストラクターの中桐昌子さんと高橋葉子さん。なんと、中桐さんはまだ産後7カ月! なのに、お腹はびっくりするぐらい引き締まっています!

 

産後セルフケアインストラクターの中桐昌子さん(左)と高橋葉子さん(右)。お二人とも何だかキラキラしていて美しい! もちろん、スタイルもスリムで美しい!

 

NPO法人マドレボニータは、全国各地で産前・産後のセルフケアの教室を開催していて、「マドレボニータ」とはスペイン語で「美しい母」という意味。

「美しい母がふえれば、世界はもっと良くなる」をキャッチフレーズに「子育ての導入期」という最も不安定な時期にある女性の心と身体の健康をサポートしています。

通常、マドレボニータの産後のセルフケアプログラムは、全4回の教室を約1カ月かけて体験するそうで、「はじめに参加する1回目と、3週間後の4回目では本当に体型が変わりますよ」と中桐さん。

「アートフォーラムあざみ野の教室では単発の月1回の教室なので、マドレボニータの全てをお伝えすることは難しいですが、一度教室へ来ただけで終わってしまってはもったいないです。まずは、産後のセルフケアの必要性を知ってもらいたいと思っています。そして、この教室でお伝えしたことをぜひお家に持ち帰ってもらい、日常生活の中で生かしてもらえれば」とのこと。

取材の翌日、朝起きた時何か体がだるいなと思っていたら……なんと、筋肉痛になっていることに気が付きました! エクササイズの効果てきめんです!

マドレボニータを体験し、産後のセルフケアの必要性をうかがって、私も一人目の長男を出産した際、初めての慣れない子育てで肉体的に辛かったこと、また、うまく子育てが出来るかというプレッシャーで心が押し潰されそうになっていたこと、赤ちゃんのリズムに合わせた生活で社会から切り離された感覚になって不安を感じていたことなどを思い出し……もっと早くマドレボニータと出会いたかったなあと思いました。

ぜひ地域の多くのお母さんたちにもマドレボニータの存在を知り、体験してもらい、自分も含め(笑)「出産」という節目に「美しい母」が増えるといいなと思います。

Information

「心と体を整える産後のセルフケア」教室

場所:アートフォーラムあざみ野

日時:毎月第3金曜、10:00〜11:30

参加費:820円

定員:産後2カ月以降の女性15人

http://www.women.city.yokohama.jp/find-from-t/t-health/tojitsu/tojitsu-artforam/

NPO法人マドレボニータ

http://www.madrebonita.com/

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この記事を書いた人
持田三貴子ライター卒業生
樹木医で造園業3代目の夫とともに、都市生活に森のような循環を生み出すべく、Earth Worksという夫婦ユニットとして活動中。結婚を機にナチュラルなライフスタイルにどっぷり浸かり、いつの間にか3児の母に。横浜市都筑区で夢の民家暮らしをスタート、「竹隣庵」と名付け住み開きを目指している。
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