ドライフードをつくってみよう! おひさまレシピVol.2
こんにちは、マッキーです。暑い日が続きますね! 毎日ソーラークッカー日和! と思いきや、我が家はマンション住まいのため、どうしても日当りが十分でなく、日照時間が少ないのです。海に山にレジャーの際には、必ず段ボール製のソーラークッカーを携えていくようにしますが、毎回という訳にもいかず……この灼熱のお日様、暑いだけで活かせないのが悔しいっ! 比較的短時間でも出来るソーラークッキングはないかしら……という発想から思いついちゃったドライフードづくりが今回のテーマです。(写真・図・文/「マッキー」こと青木真紀、料理・「かよ」こと橋本佳代子)

伊豆のかよ邸ではリゾート気分で実験(遊び?)を満喫

 

あざみ野ぶんぶんプロジェクトでは、この暑い夏を克服すべく、8月上旬、かよ邸でソーラー合宿を敢行!

 

広いテラスにソーラークッカーを並べて実験、実験……を繰り返す予定でしたが、お天気に今ひとつ恵まれず、結果、ひたすら遊び倒す合宿とあいなりました。

 

そんな時でも、ドライフードはまあまあの出来。雑に言えば、干からびちゃえば、ドライフードですから……。

 

って、馬鹿にするなかれ! 一般に「干し野菜」は、素材が長持ちする。単位重量あたりの栄養価が上がると言われています。いいことづくめで昔から重宝されていますよね。ただ日干しにするのなら、ソーラークッカーを使った方が時間が短縮する分、屋外に置くことでの埃や虫の害も少なく、個人的実感ですが素材の風味もしっかり残るように思います。

 

ドライフードのつくり方は至って簡単!

野菜や果物を切ってざるや網に並べてソーラークッカーにセットすればOK!

さぁ、今すぐトライできちゃいますよ!

 

コツ:ざるに並べると、食品がくざるにくっつきやすいので、粗目の金網(黒がベスト)がよりよいと思います。

ソーラークッカーは、前回ご紹介した手づくりソーラークッカーでもよし、市販のものでももちろんOKです(今回使用したものは、市販のダンボールソーラークッカーです)。

じゃじゃーん! 早速、あざみ野ぶんぶんプロジェクトのソーラードライフードランキングを発表しちゃいます!

 

★オススメNo.1は、ドライえのき!!

 

 

えのきをバラしてソーラークッカーにセットすればOK! 数時間のうちにカピカピのドライえのきに変身します。ちょっとそのまま食べてみてください。旨味が凝縮されて本当に美味しいんです。おつまみやおやつにそのままパクパクいけちゃいます! ドライえのきにお味噌汁を注げば、ひと味違う旨味を感じ、うどんや蕎麦の薬味にも大活躍!

 

(えのきやキノコ類は放射性物質を吸収しやすい傾向にあるので、我が家では子どもに与える際に、産地を確認したり、放射性物質検査で不検出のものを選ぶなど、気を配っています。今回の実験でも検査済み不検出のえのきを使いました)

 

★オススメNo.2は、ドライミニトマト!

 

 

いわゆる「ドライトマト」のような乾燥度合い、固さにするにはかなりの時間がかかってしまいますが、セミドライでも充分、料理に使えます! 旨味凝縮でびっくりする甘味が楽しめます。

 

 

トマトは水分が多いので、3等分くらいにスライスすると時間を短縮できます。

ここで、セミドライミニトマトを使ったレシピを一品ご紹介。

 

 

 

■セミドライトマトのカプレーゼ

<材料>

・セミドライミニトマト    10〜20個分

・ニンニク          1片

・オリーブオイル       適量

・バジルの葉(オイル漬け用) 適量

・生モッツァレラチーズ    適量

・バジルの葉(カプレーゼ用) 10枚程度

・塩             少々

 

<つくりかた>

(1) まず、セミドライトマトのオイル漬けをつくります。セミドライにしたミニトマト10〜20個分、スライスしたニンニク1片、バジル適量を煮沸消毒したビンに入れ、ビンに空気が入らないようたっぷりオリーブオイルを注ぎ入れます(お好みで唐辛子を入れると美味!我が家はちびっ子がいるため自粛……)。

 

 

(2) 一晩?三日ほど漬け込めばOK! このままパンにつけたり、パスタに入れても美味しいです。

(3) オイル漬けしたセミドライトマトと生モッツァレラチーズのスライスとバジルの葉を交互に並べ、漬けたオリーブオイルと美味しい塩をかければできあがり!

 

さ、ランキングに戻って……

★オススメNo.3は、ドライキウイ!

 

 

甘みがぎゅーっと上昇して、子どもたちに大人気! ヨーグルトのお供にも最高!

 

 

キウイの皮をむき、5mm~1cm程のいちょう切りにしてソーラークッカーに並べてください。

 

 

オススメを3つ紹介しましたが、ドライフードは奥が深い!

 

他にもフルーツなら、ドライマンゴーは市販品が手頃ですが、自分でつくるともっと美味しく感じるし、りんごやいちご、パイナップルなどもいいですね!

 

野菜は、定番の大根や人参はもちろん、ゴーヤにパプリカなど、ドライフードにすれば保存食としても活躍してくれます。

 

私たちはこれからもソーラードライフードに挑戦していきますが、ぜひ皆さんも新しい食材で楽しんでみてください!「これは!」という発見があったら、教えてくださいね!

 

では、また次回は何に挑戦してみましょう?

 

さあ! 太陽カモーンッ!!

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この記事を書いた人
青木真紀ライター卒業生
横浜市青葉区育ち。フリーランスのグラフィックデザイナーとして活躍していたが、森ノオトの北原、梅原とともに市民電力会社「たまプラーザぶんぶん電力」を立ち上げ、うっかり取締役デザイン室長に。2015年より横浜市会議員を経て、母親、生活者目線の政治を等身大で展開中。
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