(写真:青木真紀 北原まどか)
最初は、3枚の太陽光セル(青い板状のもの)を、一つにつなげる作業から。
銀色の幅5ミリほどの薄いはんだを、温まったはんだごてで“左から右へ”なぞるようにして溶かしながら、セルに固定させていきます。
続いてはLEDライトづくり。基盤の所定の穴にパーツの足をはめこんで、余分を切り、はんだ付けする作業にはいります。今度は細い針金のような「糸はんだ」をつかって、回路を塞がないように注意しながら基盤にしっかり固定していきます。ちなみにこの基盤は先生が独自に設計し、オリジナルでつくったものだそう。
出来上がったLEDライトは、このままぽこっとケースに納めて、太陽光パネルとつなぎ、ライトが点けばできあがりです。細かい作業を集中してやったのでかなり疲れましたが、楽しかった〜! 今日みんなで生み出した電力より使用した電力の方が圧倒的に多いんだよな……とは思いましたが、電子工作の美しさやストイックさに感動しました。
ちなみに山形県立東根工業高校は、2014年3月で閉校し、4月からは村山産業高校として新たなスタートを切るそうです。今回は「低炭素杯2014」のファイナリストとしてプレゼンをするために上京し、その途中にたまプラーザに立ち寄ってくれました。これまでネパールやバングラデシュ、モンゴルなど各国に渡り手づくりソーラーシステムの出前講座を行い、東日本大震災の被災地支援活動にも力を注いできました。ちなみに、「低炭素杯2014」では最優秀ストーリー賞を受賞したそうです。おめでとうございます!
東根工業高校最後の出前講座の生徒になれて、とても誇らしいです。貴重な体験をどうもありがとうございました!
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