3月から5月にかけて3回のワークショップを実施し、たまプラーザの住民の皆さんに取材術や本づくりのプロセスを紹介しながら、実際に「本づくり」をおこなってきたこのプロジェクト。登場人物100名、取材記者は25名と、多くの方のご協力のおかげで取材は無事に終了し、現在はデザインや校正の行程へと進んでいます。
本をつくるステップは順調に進んでいますが、その一方で出版するためのプロジェクトも進んでいます。それが「クラウドファンディング」です。
クラウドファンディングは東日本大震災以降、日本でも注目を集めるようになった新しい資金調達の手法です。Croud(群衆)とFunding(資金調達)をかけ合わせた造語で、不特定多数の人からインターネットサービスを介してお金を集める仕組みのことを指します。日本で特徴的なのは個人や団体の思いやチャレンジに共感した人が、FacebookやTwitterなどのソーシャルメディアを使い、支援の拡大を呼びかける形で広まっています。
クラウドファンディングは主に、3つのタイプに分けられます。
(1) 寄付型: 出資者がプロジェクトを金銭面で支援し、リターンはない
(2) 購入型: 出資者へのリターンとして、支援金額に応じた金銭以外の商品やサービスを提供する
(3) 金融型: 出資者へのリターンとして、金銭(配当や利益)や株式を還元する
日本でよく見られるのは (2)の購入型です。例えば自分が世に送り出したい音楽ユニットのアルバムをつくるために、資金の提供をクラウドファンディングで呼びかけ、プロジェクトが達成したら出資者に出来上がったアルバムを送る、プライベートライブに招待するなど、出資者と挑戦者の間に一体感が生まれやすいのも特徴と言えます。
今回『たまプラーザの100人』を出版するにあたり、クラウドファンディングのプラットフォームとして協力をお願いしているのが、「WESYM(ウィシム)」という会社です。WESYMのコンセプトは「WE SEED YOUR MISSION」。つまり、夢に挑戦する才能を応援して、支援者はプレゼントをもらうことができるというサービスを提供しています。WESYMの最大のメリットは、誰もが持っているT-POINTや楽天スーパーポイント、永久不滅ポイントなど、ご家庭で眠っている「休眠ポイント」を活用できること。そして、クレジットカードはもちろん、モバイルSuicaや楽天Edyなど、多彩な決済方法を選べる点が、ほかにはない強みと言えるでしょう。
この「本づくり」がたまプラーザという局地的な場でおこなわれているプロジェクトでありながら、まちづくりや地域活性化に資する「意義」と、出資者に対して本づくりの「プロセス」をいかに共有していくかによって、どれだけのファンを獲得できるか……それがこのクラウドファンディングの成否に関わっています。
たまプラーザのファンが増えることだけでなく、本づくりのプロセスが共感を呼び、他地域に横展開できる可能性を提示することもこのプロジェクトの醍醐味。
森ノオト×たまロコだからこそできるリターン(出資者へのお礼)のアイデアを、現在、鋭意デザイン中です。『たまプラーザの100人』に登場するお店や人物と直接ふれあえる。本に登場するチャンスをゲットできるかも!? 地域活性化のためのオリジナルワークショップを開催しちゃう!? ……まちづくりに参加するきっかけがほしい、たまプラーザが好き、そんな方々にワクワクしていただけるようなプレゼントをご用意します。正式リリース後、ぜひチェックしてみてくださいね!
このプロジェクトに対して、たくさんの方に共感いただけるよう、WESYMのサイトでこまめに情報発信をしていきます。そして、ご支援のお気持ちをまずはインターネット、そして本の形で「見える化」し、より多くの方々にお届けすることができれば、と思っています。
WESYMのホームページにcoming soonとして紹介されました。どうぞご支援にご協力のほど、宜しくお願いいたします。
WESYM「coming soon」に掲載中!
取材する人もされる人も「たまプラびと」!たまプラーザの魅力をみんなで綴る「本」をつくりたい!
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