私は日頃からごみをなるべく出さないように心がけているのですが、夏前に「ひと夏でスイカの皮の水分をどのくらい減らせるか」という実験を始めようと思ったきっかけを記事に書きました。
この夏は、とにかくスイカを食べては、せっせと皮を乾かしました。そして、その結果ですが、5/26から9/3までの102日に約7.6kgもの水分を減らすことができました!(正確な数字は7,586gです)
青葉区では、平成25年度に「一人が1日に出す燃やすごみの量を平成24年度に比べ10g削減する」という目標を掲げています(広報よこはま青葉区版 平成25年8月号 特集より)。皆さん、それをご存知でしたか?
わが家は4人家族なので、燃やすごみの量を1日40g減らすことを目標とすると、1年間で40g×365日=14,600gの水分を減らすことになります。今回、私が102日間の実験で減らした水分量7,586gは、青葉区が目標としている家族4人分の年間削減量の約半分の水分量に相当します。
目標とする14,600gからこの夏にスイカの皮を乾かした分の7,586gを引くと、残り7,014gとなり、約3カ月の間に半年分の目標をクリアできたというわけなのです。
この夏は台風が来たりして、思うようにカラッと乾かない時期もあったのですが、それにしてもこの結果には大満足。生ごみを捨てる前に天日干しする効果は、目標値の倍以上の成果を出すのですね!
この夏実家に帰った時に、義母にスイカの皮を乾かしているという話をしたところ、義母は捨てる前に台所のシンクにまとめておき、翌日捨てるようにしていると教えてくれました。それでも少しは水分が飛ばせるとのこと。
それを参考に、スイカの皮を室内干ししてみたところ、上の写真のように、水分が少し抜け、天日干ししたほどにはならなくとも、すぐに生ごみとしてごみ箱に入れないことで水分を減らす効果があることがわかりました。
その後、インターネットで色々調べたところ、横浜市の資源循環局のホームページにも、生ごみの水分を減らす工夫の一つとして「スイカやメロンの皮などは、細かく切って水を切れやすくする」と書いてありました。
スイカの時期を終えた後も、他の生ごみも水分を含んでいたら、なるべく天日干しするようにしていたのですが、ベランダに皮を干す私の姿を見て、娘が聞いてきました。
「お母さんはどうして皮をいつも干しているの?」
私が「皮を干すと、ごみの量が減るんだよ。ごみは少ない方が気持ちいいでしょう?」と答えると、「うん!」と嬉しそうに答えてくれた娘。私が日々やっていることを、当たり前のこととして受け継いでくれたらなと思っています。
1年を通じて、夏が最も生ごみの水分量が増えると考えられます。暑い夏、私たちはたくさん汗をかき、水分を必要とします。それに応じて、水分をたっぷりと蓄えた野菜や果物が豊富に出回ります。野菜や果物に水分が多いということは、そこから出るごみにもやはりたっぷりの水分が含まれている、ということです。
夏であれば太陽の日差しも強いため、そのぶん乾くのも早い。密閉することで発生する生ごみの臭いも減らせる嬉しい特典もあります。1年を通じてこまめに天日干ししていければ理想的ですが、効率よく生ごみの水分を乾かすことのできる夏に、集中的にトライしてみてはいかがでしょうか? スイカの他にも、水分の多いメロンやバナナ、梨なども天日干しをおすすめします。
来年はもっと仲間を増やしながら継続してやっていきたいと思っています。みなさんも、ご一緒しませんか?
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