まちエネ大学は、「グリーンパワープロジェクト」という再生可能エネルギーを広く市民に広げる事業のひとつです。
経済産業省の資源エネルギー庁と、まちエネ大学実行委員会が中心となり、地域の金融機関(横浜は横浜信用金庫)、自治体(横浜市)、民間の企業(東急電鉄、大川印刷)の協賛で開講されています。
持続可能な社会やまちづくりを積極的にすすめようとする地域のビジネスリーダーや担い手を増やすことが目的で、2013年には札幌、東京、滋賀、和歌山、松江の全国5カ所で開催。2014年度は秋田、宮城、仙台、神奈川・横浜、京都、長野の5カ所で開講され、森ノオト・たまプラーザ電力プロジェクト(当時)もお声がけいただき、神奈川・横浜校で受講することになりました。
参加者はインターネット上のビデオレクチャー講座で事前学習をして、実際の講座では講師やファシリテーターを迎え、グループごとに分かれて対話しながら事業プランを組み立てていきます。
横浜校の第1回目は関内イノベーションイニシアティブ株式会社代表取締役の治田友香さんがファシリテーターで、事業を始める仲間づくりから始めよう! というテーマでグループ分けがおこなわれました。
第2回目はNPO法人北海道グリーンファンド理事長の鈴木亨さんより再エネビジネスのパイオニアから事業の進め方についてのお話を聞き、事業に必要なプロセスについて学び、第3回目はNPO再エネ事業を支援する法律事務の会代表の水上貴央さんから法律や金融の専門家の視点から意見をいただき、事業の目的や方法を検討しました。
第4回目の最終回はいよいよ再エネビジネスプラン発表会です。ゲスト審査員を迎えて、それぞれのビジネスプランのプレゼンテーションをおこない、精度の高いプランは実現に向けての支援を受けられることになっています。
たまプラーザぶんぶん電力は、まちエネ大学参加前から株式会社化の話し合いをしており、第2回目開催時には株式会社化決定と、実際のイベントや広報活動と重なって慌ただしく、実は講座になかなか集中できませんでした。
まちエネ大学では、他の地域の方も加わって新たに1つのグループとなり、そのリーダーになって企画を進めなければならなかったので、私自身、当時はかなり負担も感じていました。それでもなんとか気分を立て直し、事務局や同じグループのメンバーとのやり取りを重ねているうちに、自分がやりたい方向がなんとなく見えてきました。
同じグループ内の「としま(東京都豊島区)でエネルギーを考える会」の方からのお誘いで節電所の勉強会に参加させてもらったことをきっかけに、当初予定していた都市部での太陽光発電の事業モデルを考えることから、「節電所づくり」に変更してビジネスプランを考えることにしました。
節電=発電という考え方、つまり「わたしが節電した分のエネルギーはだれかの元に届くから、その分発電したことと同じ価値がある」という“ネガワット”という概念があります。新しく発電所をつくるのではなく、今あるもの、持っているものを見直すのは、森ノオト発たまプラーザぶんぶん電力らしい発電方法であり、他の地域でも展開できるモデルになるかもしれないと考えています。
それはともかく、まちエネ大学に参加したことで得られたつながりを生かせたら……という思いで、ただいま猛威資料作成中です!!
なお、最終回の事業プラン発表会はセミ・オープンな形式でおこなわれるので、受講生以外でも見学可能です。
見学希望の方はタイトルに「○○スクール事業プラン発表会見学希望」と明記の上、お名前とご所属、メールアドレスを書いて、まちエネ大学事務局(gpp@greenpower.ws)宛に事前申し込みをしてください。
まちエネ大学神奈川・横浜スクール 事業プラン発表会
日時:2015年1月19日(月)14:00-17:00
会場:たまプラーザテラス プラーザホール by イッツコム
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