11月7日に開催した「地域工務店さんとつくる内窓づくりワークショップ」。今回使った材料はすべてホームセンターで買えるものばかりです。当初、掃き出し窓と腰高窓、2箇所の内窓をつくる予定でしたが、時間の都合上、掃き出し窓のみでいくことにして、前日に買い出しに行きました。
材料は以下の通りです。
・窓枠と建具をつくるためのSPFの2×4材(38×89×4260)12本
・SPFとは、松科のspruce(スプルース):トウヒ、pine(パイン):松、fir(ファー):もみ、が混在したもので、色白で柔らかく加工がしやすい。ツーバイフォー材は規格が決まっていて安価なので手にいれやすい。
・窓の溝「さん」の部分をつくるための角材(12×1810)18本
・窓ガラスの代わりのポリカーボネート中空板4枚
・ 建具の滑りをよくするためのシール付きフェルト(自由カットできるタイプ)
・隙間風をなくすためのシール付すきまテープ(モヘアタイプ)15m
・ネジ、釘類、紙やすり
使った道具は
・のこぎり
・電動丸ノコ
・電動ドリル
・かなづち
・メジャー、定規、スコヤ(直角を決められて便利)などの計測用具
・えんぴつ、マジック
道具やネジ、釘は、講師の大澤さんが提供してくれたので、材料費は約3万円で済みました。
初めての内窓づくりは、予定時間より2時間押してしまいましたが、17時頃、無事に完成しました。やはり木枠の窓からつくるとなるとDIYのハードルは高く、電動工具も使える場がなければ難しいということも判明しましたが、一度経験すれば段取りがわかるし、天井断熱工事に続き、一人でもプロがいて、さらに仲間がいれば、できる! を実感できました。
よく見ると微妙な隙間があいていたりと、もちろん粗さはありますが、なにより効果がすぐに分かるのが内窓のよいところです。光熱費も節約できてお財布にも嬉しいし、窓際にいてもスースーしないので、部屋で過ごせるスペースが広くなることも大きな魅力。
そして木枠の窓というのはやはり気持ちの良いもの。国産材の良質な木だったら、また一味も二味も良いだろうと想像します。事務所に来られるお客さんも喜んでくれるし、課題もあるけれど、地域で断熱改修工事をするセミプロ集団メンバーが増えたら楽しいなと思いました。
来年もまた秋頃に内窓づくりワークショップを開催する予定なので、会場と材料費などを提供してもよいというお宅があれば、ぜひお知らせくださいね。
まだまだ素人ですが、森ノオト住まい部?!担当が伺いますよ!
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