私たちの暮らしと密接にかかわる日々の「消費」。環境に配慮した食材や地域で採れた農産物を選ぶなど、毎日のお買い物によって、地域で豊かな経済が回ることにつながります。これを、「消費者市民社会」と呼びます。森ノオトは、昨年度から横浜市経済局とともに、「消費者市民社会の形成」に向けて、消費生活協働促進事業をおこなっています。
昨年度の調味料講座に続き、今年度は、横浜市の「よこはま・ゆめ・ファーマー」や神奈川県の「ふるさとの生活技術指導士」として活躍する農家のお母さんたちを講師にお呼びします。地域に伝わる伝承文化とともに、旬の野菜や果実をあますところなく味わう加工、調理の知恵を教わります。農業者と直接ふれあい、“本物の味”を知ることで、横浜の農業を身近に感じ、地産地消への関心を高めてもらう講座を企画しました。
市内の直売所を訪れると、ジャムやソース、ドレッシングなど地場の農産物を手間ひまかけて加工した品々が目に止まります。おもに商品を開発し、生産しているのは、農家のお母さんたち。旬の作物の特徴を知り尽くし、もてなし上手でもあるよこはまのお母さんたちは、畑と食卓を結ぶプロフェッショナル。「よこはま・ゆめ・ファーマー」の皆さんがつむいできた文化を継承し、若い世代に地産地消の裾野を広げたいとの思いから、横浜市北部農政事務所の協力を得て実現したこの企画。今年も盛りだくさんの内容でお届けします。
講座のプログラムは、「農家のお母さんのおはなし」と、季節のテーマに沿ったクッキングのデモとレシピ紹介。そして、試食タイムです。全講座、単発での受講ができます。ふるさとに伝わる文化と味を学びながら、おいしい料理やおやつを囲み、あたたかな農家のお母さんたちとの交流を楽しみませんか?
<第1回>2017年8月1日(火)「お盆料理とお盆飾り」
講師:岡部妙子さん
緑区で代々農業を営む岡部さんのお宅では、お盆にナスとキュウリで牛と馬の飾りをつくり、仏様を迎え送る風習があります。大勢の来客をおもてなしするお盆料理として、岡部家の定番は具だくさんの炊き込みご飯。子どもたちに伝えたい、昔ながらの伝承文化と地場野菜を味わうお盆料理を学びましょう。
<第2回>2017年9月28日(木)「旬の浜なしを加工しよう!」
講師:坂田静江さん
横浜のブランド果実として知られる浜なし。市内でいち早く梨の栽培を始めた坂田農園の坂田静江さんから、横浜の果樹栽培についてお聞きします。期間限定で生産する「浜なしの焼肉のたれ」は地元の名品! たれの実演とともに生産者ならではのたれの使い方や、浜なしのコンポートのつくりかたを学びます。
<第3回> 2017年10月「秋に採れる野菜の加工」
<第4回> 2017年11月「柑橘類のジャムやソース」
<第5回> 2017年12月「こんにゃくとお正月料理」
<第6回> 2018年1月「白菜・大根など重量野菜の漬物」
<第7回> 2018年2月「横浜流冬野菜の加工」
<第8回> 2018年3月「春のぼたもち」
※第3回以降のテーマは変更になる可能性があります。詳細は8月以降に発表します。
平成29年度 横浜市経済局消費生活協働促進事業
「農家のお母さん発!横浜の地産地消を未来につなぐ体験講座」
【第1回】「お盆料理とお盆飾り」
日時:2017年8月1日(火)10:00-12:30
会場:アートフォーラムあざみ野 3階生活工房
(横浜市青葉区あざみ野南1-17-3)
東急田園都市線、横浜市営地下鉄ブルーライン・あざみ野駅より徒歩5分
*できるだけ公共交通機関をご利用ください。
*駐車場は予約制(有料、電話045-914-5910)です。
【第2回】「旬の浜なしを加工しよう!」
日時:2017年9月28日(木)10:00~12:30
会場:クッキングサロンハマッ子(JA横浜都筑中川支店3階)
(横浜市都筑区中川中央1-26-6)
横浜市営地下鉄ブルーライン、グリーンライン・センター北駅より徒歩1分
料金:各回2,500円
定員:15名(先着順)
※第3回以降の日程は、8月以降に発表します。
申し込み方法:参加希望回、氏名、生年月日、住所、電話番号、E-mailアドレス、参加の動機を記入の上、event@morinooto.jpまでお申し込みください。
主催:特定非営利活動法人森ノオト
〒227-0033 横浜市青葉区鴨志田町818-3
TEL:045-532-6941/FAX:045-985-9945
共催:アートフォーラムあざみ野(男女協働参画センター横浜北)
後援:横浜市環境創造局、JA横浜
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