NPO法人もあなキッズ自然楽校(以下もあな)が運営する保育園のコンセプトは、森のようちえんです。子どもたちは自然の中で主体性を持って遊び込むことで、生きる力(知識・経験・コミュニケーション)を身につけます。国産の木材をふんだんに使った園舎や厳選した食材の給食での保育は、都市型の森のようちえんとして全国的に注目を集めています。最近では岐阜県の公立保育園の保育士の方々の研修を受け入れたり、入園説明会には70組のご家庭が参加されたそうです。
現在は、横浜市認定横浜保育室の「めーぷる保育園」(0-2歳)、同じく横浜保育室の「もあな保育園」、認可外保育施設の「めーぷるキッズ」の3園と、横浜市放課後児童クラブ(学童)「もあなのいえ」を横浜市都筑区で運営しています。また、茅ヶ崎市で「ちがさき・もあな保育園」(企業主導型保育事業)、大磯町で「もあな こびとのこや」(大磯町認可小規模保育施設)、「おだわら・もあな保育園」(小田原市認可小規模保育施設)の7園を運営しています。
めーぷる保育園が、北山田駅近くの新しいビルに移転することになりました。現在0-2歳の30人定員から、0-5歳の58人定員と規模を拡大し、認可保育園として2020年4月に新たに開園します。それに伴い、保育、調理、事務の新規スタッフの募集をすることになりました。
今回は特に、調理スタッフを正職員、パート、ともに募集します。もあなでは給食を通じて食育を大切にしています。一番のこだわりは、オーガニックを目指していることです。オーガニック食品は、「化学合成農薬や化学肥料に頼らず、土壌の持つ力を活かして環境への負荷をできる限り少なくする農法」でつくられた青果物そのものや、オーガニックな原材料を使った加工品です。食の安全はもちろんですが、化学物質の負荷を軽減することで、子どもたちの健康や、自然環境を守ることができます。「乳幼児が食べる給食なので、農薬や化学的なものを極力使わないようにしています。オーガニックで賄えないものは、生活クラブなど出所が明記されているところを利用しています。横浜の新規就農者で無農薬で野菜をつくっている生産者ネットワークから、地産地消で仕入れられるようにと、今は常に新しい関係性を求めてアンテナを立てているところです。食に対する感性や感覚に共感してくれる方は、ぜひ調理スタッフになってほしいです」(関山さん)
調理スタッフの仕事は、給食を作って終わりではありません。もあなでは、環境や食に関心を持ち、提案できる力を求めています。「子どもに、自分で考えて行動することを望んでいるので、もちろん大人も実践します。食から、もあなに興味を持ってくれる人も多いんです」と関山さん。例えば保育と連携して、季節ごとの食材を子どもとどうやって楽しもう? など、わくわくできる気持ちで給食に向き合う気持ちをもってくれる人がいたら、大歓迎です。
保育スタッフにも同じことが求められていて、志をもった人たちが全国から「もあなで働きたい」と、応募してくるそうです。
オーガニックにこだわり、日々の給食を大切にしているもあなですが、実は、3歳児以上が保育園で給食を食べるのは週に3回なんです!
週に2日は、お弁当をもって外に出ます。1日は、家庭からもってきた手作りのおむすび。1日は、地元・センター北で有名な「ベッカライ徳多朗」のパンです。
なぜ、外で食べるのでしょうか?
「子どもたちの遊びを中断しないためです。おむすびを食べたら、すぐにまた元の遊びに戻れます。給食だと園に帰らないといけないから、遊びが中断されてしまいます。子どもたちのもっと遊びたい!という声に耳を傾けて、どうしたらよいか解決策を考えた結果が、おにぎりでした。子どもたちにとっては、外でおにぎりを食べ終わったら遊べる、という選択肢が増えたということなんです」(関山さん)
家庭に負担をかけるので週1回が限界ですが、おむすびを持参することで、子どもたちがとことん遊びこめる環境を整えました。週に2日、おむすびの日とパンの日は1日外で遊べます。いつもの緑道ではなく、遠くの公園に行くこともできるようになりました。遠足気分で遊びきる子どもたちは、とっても満足だろうなぁ、と思いました。
こんな風に、子どもが自然の中で遊べる環境づくりを大切にしているもあなでは、「子育ては未来を創ることに直接つながっている」と考えています。子どもたちの主体性を最大限に尊重し、成長を見守り、『生きる力』を身につけられるよう子どもたちを育むことと、子どもの健全育成環境を守るため、都市化や大量消費社会に端を発する社会問題に危機感を持ち、循環型で持続可能な社会を築いていくための社会貢献活動を行う、という理念を、ホームページなどで発信しています。保育園のブログでも、緑道での毎日の遊びや給食など、園の活動を誰もが閲覧できる形で広く発信しています。なぜなら、もあなにいる子どもたちだけがハッピーになるのではなく、子どもたちの周辺にいるローカルの人々も、学んだり、気づいたり、外遊びの豊かさにふれるきっかけをつくりたいからです。「法人のミッションは『持続可能な地域社会をつくる』。だから惜しみなく、常に多くのリソースを提供していきたいし、周囲に影響を及ぼしていきたいんです」(関山さん)
「子どもたちの主体性を育むため、子どもの訴えに私たち大人が、どう最大限応えていくか、考えていけるかどうか、が大切なんです」と、関山さん。子どもたちの声に耳を傾け、よりよい保育環境を考えて、提案できる力を発揮してもらいたいそうです。「できない」っていう風に頭から決めないで、週に一度の「おむすび」のように、柔軟で、創意工夫にあふれたおもしろい発想を、もあなで一緒に実現していきましょう。「子どもファースト」の仲間を求めています。
<<2020年度入職募集要項>>
★保育者★
正職員は要保育士資格。学生の方は見込でも可。その他は保育士資格問わず。あれば尚可。
【正職員】
給与:月給18万円 試用期間中は時給1,035円 勤務時間:7:00〜20:00のうち8時間
【フルタイムパートタイム(契約職員)】
給与:時給1,035円 勤務時間:7:00〜20:00のうち8時間
【パートタイム】
給与:時給1,015円 勤務時間:7:00〜20:00のうち3~6時間(シフト制)週1日~5日
※フルタイムパートタイム、パートタイムについては、2019年度中も募集しております。
★調理スタッフ★
正職員は要管理栄養士資格(学生の方は見込みでも可)乳幼児集団調理経験者歓迎。
【正職員】要管理栄養士資格保持者
給与:月給18万円 試用期間中は時給1,035円 勤務時間:8時間勤務(1時間休憩)
【パートタイム】
給与:時給1,015円 勤務時間:8:30〜17:30のうち4時間~(シフト制)
※パートタイムについては、2019年度中も募集しております。
★事務★
【パートタイム】
給与:時給1,015円 勤務時間:週3日~5日 9:00〜18:00のうち1日6時間以上
★共通★
応募資格:法人理念に共感できる方、成長意欲のある方
勤務地:いずれも横浜市都筑区中川中央 または都筑区北山田(2020年4月以降)
※保育者正職員については、西湘・湘南エリアへの配属もあり。
勤務日:月~土曜の中でのシフト制 行事、研修により土曜日曜祝日勤務もあり
交通費支給
社会保険完備(福利厚生要件を満たす方)
住宅補助あり(条件の合う方)
社宅あり(横浜勤務の女性のみ)
正職員登用あり
お申し込み・お問合せは……
NPO法人もあなキッズ自然楽校(担当:池田)
〒224-0003
横浜市都筑区中川中央1-38-11 ヴィラノルド1F
TEL: 045-342-8389
まずはお電話又はE-mailでお問い合わせください。
毎月、リクルーティングセッション(入職説明会)を開催しておりますので、入職を希望される方はご参加ください。詳細は、法人HPにてご確認ください。
NPO法人もあなキッズ自然楽校
横浜市都筑区中川中央1-38-11 ヴィラノルド1F
TEL: 045-342-8389
3分でわかるもあなキッズ
(プロボノによる動画がわかりやすく素敵です!)
http://moanakids.org/about/3minute/
参考:一般社団法人オーガニック認証センターホームページ
生活マガジン
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