AppliQué 日々のコト vol.19 ースタッフの巣ごもり手芸ライフー
森ノオトが運営する布のアップサイクルブランド「AppliQué(アプリケ)」。
工房がなかなか通常業務に戻れないなか、手芸達者なメンバーたちは、それぞれ工夫しつつ、楽しみつつ、この時間を過ごしているようです。
そんなスタッフたちの巣ごもり生活を紹介します。

トップバッターは、國島智子さんのお繕いシリーズです。
nu:uとして、自身のブランドも持つ國島さん。気に入って購入した國島さんの商品は、お直しをして使い続けたいというファンが多く、一度販売したものも、「お直しお願い!」と戻ってくることも。時間ができた今、延び延びになっていたお直しに着手しました。

 

これは、コマデリ・小池さんのトレードマークのエプロン。2014年に最初の依頼を受けて以来8枚製作。時々交代で、メンテナンスに戻ってくる。またお直しをして小池さんの日々の相棒として活躍

 

続いては、刺繍やこぎん刺しが得意な岡田薫さん。小学1年生の男の子のお母さんです。「なかなか自分の時間が取れなくて」と言いながら見せてくれたのは、制作途中だという、こんな素敵なこぎん刺し。エプロンになる予定とのこと。

 

こぎん刺しをする横で、息子くんは、一緒にチクチクと作品作り。なかなか自分の製作に集中できず進みは遅くなってしまうものの、一緒に針仕事をする時間は、巣ごもりのいい思い出になりそう

 

AppliQuéでは、3月からマスクを作り、販売しています。丁寧に作られていると好評で、リピーターも多いのですが、このマスク作りのリーダー的存在で、「いつ寝ているの?」と心配になるほど大量に製作しているのは、小学1年生、5年生、中学3年生の3人の子どもを持つお母さん、三ツ橋樹里子さん。
家でも毎日ミシンに向かう姿を見ていた娘さんが、「私もマスクを作りたい!」とのことで、この巣ごもり中にマスク作りの見守りを。

 

表裏を縫い間違えたり、何度も解いて作り直した。挫折しそうになりながら小学5年生の娘さんが一人で仕上げたマスク。子どもの「作りたい」という気持ちに寄り添うお母さんの忍耐力もさすが!もう一つは、弟がイラストを描いたものに、お姉ちゃんが刺繍をし、いとこへのプレゼントに制作したネームタグ

 

続いて、こちらも小学1年生のお子さんを持つ山川令美さん。巣ごもり期間に作ったものは、お子さんの入学式用の蝶ネクタイと、お母さんのネックレス。実は同じ布で、お父さんのポケットチーフもあるとのこと。今回のこの自粛生活で、まだ入学式が行われておらず、出番待ちなんだそう。

 

このボールがつながったようなネックレスの中身は、アクリルビーズ。布の外から丸カンを挟んでポコポコとつながった可愛いビーズネックレスの出来上がり

 

こちらは槌本泰子さん。小学4年生男子と中学1年生女子のお母さん。

槌本さんは、この巣ごもりの期間に、家の布地やハギレ、素材を色々と変貌させてはSNSに載せていて、その勢いに私も触発されました。

そんな中からの1枚。

 

これは玉ねぎの皮で染めたというTシャツや枕カバー。自然な色合いの黄色がなんとも素敵!

 

そして、ここからちょっと脱線….実は山川さんは、おかし作りの名人なのです。

この巣ごもりの時間に作ったというお菓子のなんて美味しそうなこと!

 

白玉団子とクッキー。小さな子どもと一緒に作るお菓子としてオススメ

 

手芸からはどんどんかけ離れていくけれど、面白かったのでこちらも。

槌本さんの小4の弟と中1のお姉ちゃんの合作で作っている新聞。インドア派な息子くんには、これを近所に住む祖父母宅まで配達を課しているとのこと。遠方に住む心配性のお母様を安心させるのにも一役買っているらしい

 

男子三兄弟を育てる大塚喜子さんは、わんぱく男子3人との巣ごもり生活で、手芸どころではなさそうですが、男の子らしい面白い作品が……。

 

もう全く手芸の片鱗もないのだけど、おまけ!漫画冊子を作ったり、ハンバーガー作ったり。(編集部にボツにされませんように……!?)

 

さあ、私はといえば、先日サルエルキットの記事を書いたところで、ものすごく作りたい衝動にかられたのですが、サルエルの出番が減った小2女子からは「サルエルよりスカートがいい!」と別物のリクエスト。

そっちですか、と思いつつ早速スカートを作りました。サルエルのさらに上をいく簡単さで、何枚も作りたくなってしまいました。

 

その自作のスカートと、左はハギレを使って作ったうちわ。お店などで配られているいる宣伝用のうちわの味気ない紙の部分を剥がして、形に合わせて布をカットし貼り合わせただけ

 

バーベキューやお祭りで使えるよね!と、夜な夜な作りためています。

 

4月は布マスクの販売が続いていたため、忙しかったかと思いきや、みんな巣ごもりの時間も充実していました。

 

AppliQuéでは、オリジナルぬいぐるみやおさかなポシェット、ガーランドなど子どもと一緒に製作するキットのほか、サルエルパンツやあずま袋など大人が楽しむ手芸キットなど、手作り時間を楽しむ製作キットを販売しています。

ムラムラと何か作りたくなってきた!という方は、こちらもぜひ!

https://applique.official.ec/categories/2276960

Information

AppliQué

HP:http://applique.morinooto.jp/

ONLINEshop:https://applique.official.ec/

工房open:月・木 10:00~15:00

(*新型コロナウイルスの感染拡大予防のため、5月中は工房は閉店しています。)

青葉区鴨志田町818-3

すごもり特集:捨てるとつくるを楽しくつなぐ

https://morinooto.jp/special/202004sugomoriteshigoto/

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この記事を書いた人
齋藤由美子ファクトリー事業部マネージャー/ライター
森ノオトの事務局スタッフとして、主にAppliQuéのディレクションを担当。神々が集う島根県出雲市の田舎町で育ったせいか、土がないところは落ち着かない。家では「シンプルな暮らし」関連本が十数年にわたり増殖中。元アナウンサーで、ナレーターやMCとしての顔も持つ。小6女子の母。
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