おふろ好きの私。自宅で、好きな時間に好きな入浴剤を入れてのんびり入るのも好きですが、特に好きなのが近所のスーパー銭湯。「ママ友に会ったりしたら気まずかったりして…」と気にして行かない時期もありましたが、最近はその気持ちよりも、思いっきりおふろに浸かりたい気持ちが勝り足繫く通っています。もしかしたら、「おふろ好き」には私のルーツも関係しているのかも。おじいちゃんは2人とも銭湯を営んでいたし、出身の富山県は人口10万人あたりの銭湯数が全国1位になったこともある「おふろ好き県」。家族も含め、周りの人におふろ好きが多かったので、自然とそうなっちゃったのかもしれません。
そんな私の、森ノオトエリアでの大好きなおふろやさんをこっそり記事で教えちゃいます!
<全部ちょうどいいスーパーな銭湯「すすき野湯けむりの里」>
青葉区すすき野の剣山公園に隣接するスーパー銭湯「すすき野湯けむりの里」。わが家からは徒歩でも行ける近さ。車だと冬でもホカホカのまま家にたどり着けます。近いから、という理由もありますが、私がこの銭湯が好きな理由は「全てがちょうどいい」こと。
まず第一に、価格と提供されるサービスのバランスがいいのです。そして清潔感があること。この2つは私にとっては大切なポイント。施設については、おふろの種類が豊富で、ジェット風呂や露天風呂、サウナも岩盤浴もあります。その時の体調や気分や同行者に合わせて色んな楽しみ方ができます。また、ご飯も食べられて、のんびり休むスペースがあることもポイントが高い(女性専用の寝ころび座敷もあります!)。そして、マッサージやアカスリのサービスも受けられる!床屋さんもあるし、足りないものは何?という充実ぶりです。
私が時間がない日に最短で最大のリラックスを得るおススメの入り方をご紹介!
【時間があまりない日のおすすめの入り方(合計1時間)】
洗髪し身体を洗う。(10分)
ジェットバスで体をまず緩めて温める(10分)
炭酸泉に肩まで浸かりゆっくり芯まで体を温める(10分)
露天風呂で気分をリフレッシュ(10分)
最後にまた炭酸泉で芯まで温める(10分)
着替えとドライヤーで身支度を整える(10分)
<近場で感じる非日常「宮前平 源泉 湯けむりの庄>
入り口から非日常を感じられる、広々とした開放感のあるしつらえで、扉を一つ越えて受付にたどり着きます。受付から離れの浴場までは少し歩きますので、おふろにたどり着くまでに期待感が高まります。
一人でのんびり丸一日過ごせる時はこちらもおススメ。小学生未満は入館できない施設なので、ご注意を。こちらのおふろやさんでは、広々とした露天風呂が特におすすめ。黒いお湯で少しとろみがある、ナトリウム炭酸水素塩温泉で、温まるとともに美肌効果も期待できるそうです。露天風呂は自宅では味わえない開放感を感じられて、リフレッシュには最適。できれば昼間の青空を眺めながら深呼吸してみてくださいね。気分が随分スッキリします。
スーパー銭湯と銭湯の違いって?
そう言えば、編集長と今回のおふろやさんの記事ついてあれこれ話していた時、「スーパー銭湯と銭湯の違いって何だろうね」という話題になりました。調べてみると、どちらも「公衆浴場法」で管理されていて、厚生労働省が管轄しているとのこと。温泉とスーパー銭湯は娯楽や休養を目的としているので、金額規制がないけれど、日常的に使う銭湯は、地域住民のために価格が守られているそうです。私がお気に入りのおふろやさんは、どちらもスーパー銭湯でしたが、一番近所にある「銭湯」に行ってみたくて早速調べて行ってみました。
<どこか懐かしい、地域のおふろ「松葉浴場」>
「公衆浴場」は住民の生活の一部となっている施設なので、営業時間や料金は勝手に決められません。コロナ禍でも営業時間を短縮せずに、近隣住民の生活の場として機能しています。神奈川県の銭湯の料金は共通で、大人(中学生以上)490円、小学生200円、小学生未満は100円。10回分の回数券も販売しています。
「松葉浴場」は、小田急線・百合ヶ丘駅から10分ほど歩いた住宅街に、30年以上「みんなのおふろ」として親しまれている公衆浴場です。入り口を入って番台で料金を支払い、番台の左右にある「男湯」と「女湯」ののれんを進みます。中は昔ながらの銭湯の趣で、桶は「ケロリン」と書かれた黄色いあの湯桶!懐かしくて思わずしげしげと眺めてしまいました。
残念ながら露天風呂は閉鎖されてしまいましたが、室内の少し深めの浴槽にゆっくり浸かり、壁に描かれた自然の風景(富士山ではなかった!)を眺めていると、幼い頃に家族で行った銭湯を思い出し、タイムスリップしたような気持ちになりました。お風呂からあがり、入り口の待合ソファーに座ってコーヒー牛乳を飲んだ後、思い切って番台に座るお母さんにお話を伺いました。最初は「ただ長くやっているだけだから」と記事にすることをためらわれていましたが、お話を伺っているうちに「私個人の感想で書かせていただけたら嬉しいです!」というお願いに「いいですよ」と、答えてくださいました。
家族で経営していることや施設の維持についてはとても大変な思いをされているそうですが、それでもみんな仕事が終わって夜に入りに来るからねぇ、と、この場所が「生活の一部」となっていることに責任感を感じられていることが伝わってきました。非日常ではなく、日常の場「銭湯」。こちらもぜひ体験してみてくださいね。
書き進めているうちに、だんだんおふろやさんに行きたくなってきました!みなさんの町にはどんなおふろやさんがありますか?みなさんのおすすめのおふろやさん、気になるなぁ。レジャーとして楽しむおふろ、日常の営みの中にそっと寄り添ってくれるおふろ。気分や時間に合わせてスーパー銭湯と銭湯を選んで、色々な入り方で心も体もあったまってくださいね。
【すすき野湯けむりの里】
https://www.yukemurinosato.com/susukino/
住所:横浜市青葉区すすき野3丁目2-7
【宮前平 源泉 湯けむりの庄】
https://www.yukemurinosato.com/miyamaedaira/
住所:川崎市宮前区宮前平2-13-3
【松葉浴場(神奈川県公衆浴場業生活衛生同業組合HPより)】
https://k-o-i.jp/koten/matsuba/
住所:川崎市麻生区百合丘3丁目3-5
【神奈川県公衆浴場業生活衛生同業組合】
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