横浜市では、家庭から排出される古布のうち、衣料品は主に買取業者が回収して海外に輸出するなどして概ね9割がリユース・リサイクルされています。
しかし、衣料品以外の布は回収対象外か、回収されてもリユースの対象になっていません。
また、資源回収対象になっていないさまざまな手芸用品は、手放すとなると家庭系ごみになってしまうのが現状です。
NPO法人森ノオトは、2017年度から布や手芸用品の回収を始め、アップサイクル布雑貨の販売、2020年度からは、全国から寄付として届いた布や資材をきれいに整えて販売するリユース手芸店「めぐる布市」を開催し、布や手芸用品の廃棄を減らし、循環量やリユース人口を増やすことを啓蒙する活動をしてきました。
「捨てるとつくるを楽しくつなぐ」というコンセプトのもと、届いたものを丁寧に整えてワクワクするような空間づくりがめぐる布市の特徴です。掘り出しモノとの出会いを楽しみながら、結果的にリユース品を選択することにつなげたり、寄付されたものを大切に扱うことで手放す人も安心して託せると感じてもらえるような場づくりをしてきました。
こうした活動に共感してくださる方からの、布や手芸用品の寄付のお問い合わせが毎月全国から寄せられ、現状は 保管スペースが限られているため寄付品の受け入れを制限しています。それでも、毎月販売量の倍以上の寄付のお申し出があります。保管場所や仕分け、販売人員や資金の限りがあるため、お問い合わせから実際に寄付していただくまで半年以上お待ちいただいている状態です。
そこで、今回、地球環境基金の助成を受け、今よりさらに布の出口を広げて循環量を増やし、リユース品を活用する人を増やすためのプロジェクトをスタートします。その名も、「布と手芸用品のリユースステーション【「めぐる布市」出口を広げるプロジェクト】」。めぐる布市という場が、寄付をする人、それを使って楽しむ人が交錯する場になるといいなという思いから名づけました。
まずは今年度、福祉団体や学童、青少年の居場所などの教育施設などを対象に活用モニターを募集します。
〈モニター募集要件〉
モニターとなっていただく団体には、最大5箱の布・資材の詰め合わせを無償提供いたします。
ご提供する布・資材は、手作業やワークショップ、販売品制作など、各団体様で自由にご活用ください!
・年間で5団体募集
・循環を体感してもらうため、めぐる布市への現場視察ができる団体を対象とします
・提供先に合わせた布や資材を届けるための活用アイデア検討やミーティングを行います(1〜2回)・活用している様子を取材させていただき、レポートをめぐる布市のウェブサイトで記事として公開いたします
〈スケジュール〉
・8〜9月:モニター募集・提供先決定
・10〜11月:視察・企画会議
・12〜3月:布と資材送付/活用事例のレポート・事例公開
ただ寄付を受け取って終わりではなく、どういうものが必要で、どういう活用方法があるのか。
活用アイデアを考えたり、リユースを広げるための取り組みを一緒に取り組んでいただける団体の応募をお待ちしています。
布と手芸用品のリユースステーション【「めぐる布市」出口を広げるプロジェクト】
モニター募集
〈エントリー方法〉
対象者: 福祉団体や教育施設
申し込み締め切り:2023年8月31日(木)
募集数:5団体(めぐる布市への現場視察ができる団体、活用アイデア検討やミーティングに参加できる団体
)
※申し込み団体多数の場合は選考の上、ご連絡いたします。
エントリー方法
以下のフォームよりエントリーしてください
https://forms.gle/gGpP3dctay4aURMC7
お問い合せ先:
NPO法人 森ノオト AppliQué事業部(担当:齋藤)
動画URL:
https://www.youtube.com/watch?v=mhZEpyQ3OmQ
【この活動は、地球環境基金の助成を受けています】
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