3/2(土)たまプラーザに1日限りの仮想のまちが出現!ちっちゃい人とつくる街「チッチェーノ・チッタ2024」
青葉区発、大人と子どもが一緒につくる仮想のまち「チッチェーノ・チッタ」が、3月2日(土)、青葉区の美しが丘公園で開催されます。子どもたちが起案したまちの中で、「こども市民」として職業体験ができたり、お買い物を楽しめたり……。本物のまちと同じような仕掛けも随所に散りばめられた1日限りのまちを、一緒に楽しみませんか?

大人が用意した体験プログラムではなく、子どもたち自身がどんなまちにしたいかを考え、運営していくプログラム「子どものまち」。ドイツのミュンヘンではじまり、日本国内でもコロナ禍以前は全国各地でさまざまな運営スタイルの子どものまちの取り組みが広がっていました。

 

子どもたちが主体となって、1日限りの仮想のまちをつくる「チッチェーノ・チッタ」が3月2日(土)に、青葉区たまプラーザの美しが丘公園を会場に開催されます。森ノオトでは、2018年に青葉区のたまプラーザで初開催された「チッチェーノ・チッタ」を記事で紹介。当時、「青葉区で子どものまちが体験できるんだ!」とワクワクし、私自身も子どもを連れて訪れました。子どもたちが、お店のスタッフになってお客を呼び込み、ネイルやマッサージをして、工作のワークショップの先生をしていたり……。うちの息子は、働くのは嫌だけど買い物がしたいと、子どものまちでお買い物するお客さんとして参加。同じくらいの年齢の子たちが、生き生きと「働いている」姿が印象的だったようで、「あれで給料、いくらもらえるの?」と帰りにこっそり聞いてきたことを思い出します。

2018年開催時の写真。森ノオトスタッフの子どもも参加してネイリスト体験

チッチェーノ・チッタは初開催の熱気を持ったまま、2020年2月に第2回が開催されるはずでした。しかし、新型コロナ感染拡大によって、中止を余儀なくされました。

「当時は勢いで突っ走っていたから、あとで考えるとあの時、中止になっていたからこそ足りなかったことに気づけて、今準備ができているんだなと思います」と話すのは、主催者で、たまプラーザ周辺で店舗を持たない花屋「アトリエデルフィ」を営む里井美由紀さんと、動くメディアとして地域のセレクトショップ「萬駄屋」を運営する、藤好つむぎさん。この大きな笑顔のお二人、森ノオト読者には馴染みのあるお顔かもしれません。

主催者の里井美由紀さん(左)と藤好つむぎさん(右)。チッチェーノ・チッタの活動は、このほど第17回かながわ子ども・子育て支援大賞の奨励賞も受賞した(以降写真提供;チッチェーノ・チッタ)

「リアルな職業体験を通して、子どもたちの可能性を引き出したい」

という二人の思いで生まれたチッチェーノ・チッタは、2020年に開催中止となった後も、オンラインで子ども会議を続けながら、SNSを活用して子どもたちのお店の商品をオンライン販売してみたり、マルシェで出店してみたりと、活動を継続。コロナ禍でできるスタイルに変えていきながらも、ずっと大切にしているのは、リアルな仕事体験ということ。キッチンカーを使ってカフェとして出店した際にはメニュー開発はもちろん、原価計算、事前の仕込み、当日の対応販売対応なども子どもたちが主体となって考え、やり遂げてきた子どもたち。その活動を積み重ねてきたチッチェーノ・チッタが今回、満を持して、子どものまちとしてたまプラーザに帰ってくるのです。

 

こども大会議の様子。起業チームは試作品をつくってきて事業計画書を書いて……と大人顔負けのリアルな起業を体験してきた子どもたち

開催の約半年前から、「こども大会議」を開催して準備がスタート。小学1年生から6年生までの約40名がコアになり、まちの仕組みを考える「まちづくりチーム」と商品開発やゲームなど子どものお店の社長たちの「起業チーム」に分かれて、子どもたち自身がアイデアを出しながら会議が進められてきました。

 

主催者のつむぎさんや美由紀さんに時々まちで会うと、チッチェーノの準備の様子をお話してくれます。

 

「ラジオ局やりたいって言った子が、当日はずーっと生放送にチャレンジするの!」

「警察署にお仕事体験のお願いに行ったら、職員さんもノリノリでリアルな仕事内容を考えてくれて!30分に1回は何かしらの犯罪が起こるから、お楽しみに……」

 

なんだかもう、この準備の様子を聞くだけでも、まちをのぞいてみたくなりますよね。

そう、このまちには14店舗の子どもたちのお店のみならず、市役所、ハローワーク、銀行、税務署、そして本物のまちから、キッチンカーや魚屋さんに雑貨屋さん、八百屋、国際交流センターなどなんとその数、58店舗が出店!大人や高校生や大学生が子どもたちの職業体験をサポートしてくれます。森ノオトからは、リサイクル手芸店「めぐる布市」も出店して、手芸用品の販売やワークショップなどで子どもたちの職業体験の受け入れをしますよ。

 

職業体験をしたい子どもたちは、事前申込の上、当日は市民税を払って市民登録をすると、「子ども市民」として、お仕事探しができ、給与を受け取り、所得税を払って手取りでお買い物を楽しめるというリアルな仕組みです。お仕事体験もまだ募集中とのことなので、ぜひ参加しませんか?私も娘と一緒に参加します!当日はもちろん、まちを楽しむお客さんとしても楽しめます。

ただの職業体験ではなく、税の仕組みを学べるのも大きな特徴。職業体験の受け入れ店舗の紹介はSNSでチェックしてみてくださいね

 

そして、なんと、子どもたちが職業体験している間の、親向けの講座やまち歩きツアーもあるんだとか!私が気になったのは、チッチェーノ大学。何やらSDGsが学べる講座を受講できるそう。「まちづくりチームから、『うちらは学校でよくSDGs習っているけど、親のほうが知らないだろうから、勉強してもらおう!』って声があがって決まったの」とつむぎさん。……なんという配慮!大人の皆さん、この機会にぜひ一緒に学びましょう。

 

今回、職業体験で出店する大人のお店、子ども大会議の裏で備品整備などを手伝ってきた大人ボランティアは約80名。あくまでも子どもたちが主役でありながら、かつて子どもだった大人たちが、全力で下支えしているチッチェーノ・チッタ。

 

私が考える豊かなまちとは、このまちをおもしろがっている大人がたくさんいることだと感じていますが、つむぎさんと美由紀さんは、まさにそんな大人たち。おもしろい大人に出会えた子どもたちが、今度はどんな大人になっていくんだろう。そんないつか大人になる子どもたちを想像しながら、私も「チッチェーノ・チッタ」を楽しみたいと思います!

Information

チッチェーノ・チッタ2024

日時:2024年3月2日(土)9:30〜16:00

会場:美しが丘公園多目的広場(東急田園都市線たまプラーザ駅から徒歩7分)

対象:小学1年生〜小6年生

市民税:1,000円(お仕事体験をしない方の来場は無料)

定員:250名

予約方法:お仕事体験希望者は予約サイトから申込を

https://cicceno-citta2024.peatix.com/

 

HP:https://www.cicceno-citta.com/

Facebook:https://www.facebook.com/cicceno.citta
Instagram:https://www.instagram.com/cicceno_citta/

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この記事を書いた人
宇都宮南海子事務局長/ライター
元地域新聞記者。エコツーリズムの先進地域である沖縄本島のやんばるエリア出身で、総勢14人の大家族の中で育つ。田園風景が残る横浜市青葉区寺家町へ都会移住し、森ノオトの事務局スタッフとして主に編集部と子育て事業を担当。ワークショップデザイナー、2児の母。
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