梅干し作りで使った赤しそでふりかけを作りましょう!
梅干しの梅をおいしそうに色づけてくれた赤しそを、無駄にすることなくおいしくいただいちゃいましょう。ふりかけにすれば、保存性が良く、使いたいときにさっと使えて便利です。工夫次第で使い方は無限大です。

毎年の梅仕事の主役は何といっても梅干し作り。しそを入れて赤くした梅干しは食欲をそそります。

赤しそを漬け込んで色づいた梅とその梅を干している様子

梅干しを作り始めて約10年。 すっかり魅力に取りつかれ、今では毎年約10kgの梅を漬けて楽しんでいます。

梅干し作りに使った赤しそ。以前は梅と一緒に保存していましたが、梅干しが減っていくと赤しそが大量に残ってしまい、使い道に苦慮していました。刻んでごはんに混ぜ込んで使ってもその量は知れています。そこで梅干しを土用干しするときに赤しそも一緒に干して、ふりかけにしてみたら、使い勝手もよくなりました。

今回は赤しそをふりかけにする方法とその利用方法をご紹介します。

食卓に置いてごはんにふりかけても、混ぜ込んでおむすびにしてもgood

【赤しそふりかけの作り方】

1.梅干しと一緒につけた赤しそを乾燥させる。

(1)梅干しを土用干しするとき、梅酢をしっかり絞り、天日干しする(梅干しと共に3日間)。この時、できるだけ広げて干すとしっかり乾く。

梅干しを干している横で干すとかなりカラカラになります

(2)天日干しで充分乾燥できなかった場合は、電子レンジで乾燥させる。

・キッチンペーパーに赤しそを広げ、電子レンジ(500W)で30秒。様子を見ながらパリパリになるまで30秒ずつ電子レンジにかける。

・温かいうちはバリっとしない場合があるので、冷めた状態で確認する。

電子レンジで乾燥させたら、ざるなどに乗せて冷ます

2.乾燥させた赤しそを粉砕する。

(1)すり鉢かミルで粉砕する。

細かさはお好みだが、細かすぎると存在感がなくなる。

すり鉢の場合は飛び散りに注意。ミルの場合は特に細かくなりすぎないように注意

3.瓶やチャック付き袋で保存する。

しっかりふたのできる瓶やチャック付き袋に入れて湿けらないようにすれば長期保存が可能

赤しそふりかけができたら、色々使ってみましょう。特におすすめの使い方を紹介します。

 

【赤しそふりかけの使い方】

できあがった赤しそふりかけは、ごはんにかける、ごはんに混ぜておむすびにするほかに、和風パスタによく合います。また、ドレッシングと合わせてサラダにかけるのもおススメです。

 

 

■和風パスタのレシピ(一人分)

1.パスタ(80g)は表示どおり茹でる。

2.玉ねぎ(小1/4個、約50g)、ぶなしめじ(1/2パック、約60g)、ズッキーニ(1/3本、約50g)をオリーブオイル(適量)で炒める。

3,2の火を止め、そこにツナ缶(半缶、約35g)を汁ごといれ、しょう油(小1/2)を回しかける。

4.3にゆであがったパスタを混ぜ入れ、赤しそふりかけ(小1)をかけて、全体を混ぜ合わせる。

5.盛り付ける。

少し味が足りない場合は、さらに赤しそふりかけをかけてもOK

■簡単ドレッシング

酢と油(お好みで米油でもオリーブオイルでも)を1:1で混ぜる。

そこに適量赤しそふりかけを入れ混ぜる。

簡単ドレッシングをサラダにかけて

その他、いつも作るメニューに振りかけたり、作り置きに振りかけて味変するのもおススメです。

いつものズッキーニのツナ和えにふりかけてみました。長芋を千切りにして酢・しょうゆ油と赤しそふりかけを混ぜただけでも

あまりがちな赤しその活用方法、いかがでしたか? たくさん作った赤しそふりかけは、おすそ分けすると大変喜ばれるようにもなりました。また、赤しそを活用したことで梅干しを保存する容器もスリム化し、一石三鳥になりました。

 

「もったいない」がちょっとの工夫で、おいしい世界、楽しい世界が広がります。身近にあるもったいないをどうするか考える楽しみは、ますます広がっていきそうです。

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この記事を書いた人
富岡仁美ライター
横浜市青葉区在住、長野県飯綱町出身。マンション住まいながら、故郷を思い、土の匂いを感じながらの生活をしたく、ベランダは実生で育てる植物のプランターで埋め尽くされている。好きな書くことで、長年暮らす地域でいろいろな発見があるといいなと思い、森ノオトのライターに。 
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