風と緑を求めて。 まちの涼しいスポット巡り
今年も暑い夏がやってきましたね。冷房の効いた部屋でのんびり過ごすのもよいですが、暑い時には汗をちゃんとかくのも大事なこと。木陰や風の心地よさを探しに出かけてみませんか?夏ならでは、夏だからこそ感じることがたくさんあるはずです!

青葉区の小さな秘境「 熊ケ谷小川アメニティ」

横浜市青葉区奈良三丁目にある熊ケ谷小川アメニティへは地図アプリで「奈良しぜん緑地」を検索すると、たどり着けます。昔からある里の川で、250mほどの散歩道を歩くことができます。観光的な要素はないけれど、多種多様な生き物が暮らす、他に代え難い自然の姿が静かに守られています。一瞬入っていいのかな?と躊躇したくなるほど入り口も小さく、そこがまた奥ゆかしく秘境感を感じさせます。

 

東急こどもの国線・恩田駅やこどもの国駅からは徒歩15分ほど。車で行く場合は近隣のパーキングを利用して徒歩で向かってくださいね。小川アメニティは水辺に親しむために横浜市が整備したところで、青葉区内では他に奈良町小川アメニティと寺家ふるさと村アメニティがあります。3カ所踏破もぜひ。

小川アメニティという言葉を知ったのも、ここを訪ねたことがきっかけでした。平日の午前中だとほぼ人に会うこともなく、しんと静けさを感じます

 

小川に寄ってみました。ゲンジボタルのエサとなるカワニナという貝がいるなど、生き物好きな方にもぜひ訪ねてほしい場所です。水辺愛護会の活動も定期的に行われているようです

風の通り道。その名も涼しげ「滝の沢公園」

奈良町から一転、今度は青葉区の西の端、美しが丘西滝の沢公園をご紹介します。ここは巨石が使われている珍しい公園です。夏場は周囲を囲う木々の緑が木陰をつくり、北側から南側にくだる傾斜があるためか、園内を伝い流れる風が大変心地よいのです。ひんやりとした石の上にいると汗が引いていきます。実は青葉区で最も涼しい公園と言ってもいいのではと密かに感じています。正確に測ったわけではないので、あくまで個人的感想です。今年の猛暑ではどうでしょうか?まちのさまざまな場所で温度や湿度を測り、一番涼しい場所を見つける自由研究をしたら面白いかもしれませんね。

ソファーベッドのような形をしている石があるのがわかりますか?ここに寝そべってみると、ちょっと優雅な気分に浸れるのは私だけでしょうか……。気になった方はぜひトライしてみて欲しい

夏は自転車がいいね!川沿いサイクリング

青葉区には、鶴見川、早渕川、布川、黒須田川、恩田川、奈良川という6つの川が流れています。 川は涼をはこぶ道です

川沿いを自転車で走ると、適度な汗と風の効果で、一般的な車道を通るよりも体感で2、3度は低くなると感じています。水の流れや音など、目や耳から感じられる涼しさもあります。電線や信号が少ないことも心地よさの秘密かもしれません。

 

中でも、お気に入りが黒須田川沿いの道。子金橋下の親水広場付近は、大きな桜の陰に、地域の方々がお手入れをする草花が美しく目にも楽しい道です。自転車を止めて、しばしのんびり川面を眺めたり、鳥や虫の音に耳を澄ませていると時を忘れます。

住所としては大場町になります。花の手入れや清掃をしている方がいると親水広場まで降りていくことができて、さらにラッキー

 

子金橋をくぐった先の道路は、とてもきれいに整備されています。季節ごとにさまざまなお花がみられるのも楽しい

 

さらに先にいくとオオイタビという植物を利用した壁面緑化が現れます。ここに置かれたベンチは残念ながら日当たりばっちりで暑い!ですが、この景色は目に涼しく、写真右下の青いネットで囲われた場所には記事のトップ写真にした小さなビオトープがあります。覗いてみると澄んだ水と水辺の植物の美しさに癒やされます

さて、最後はまちの中でひときわ存在感のある鶴見川沿いを走ってみましょう。たちばな台からみたけ台方面へ向かう鶴見川沿いの木陰も、すっと汗が引いていく涼しいスポットです。うっかり間違えて対岸の道を行くと日向が続くので夏場はこちら側を走るべし!

暑ければ暑いほど水と緑のありがたみを感じます。道沿いの草刈りがされているとさらに風が抜けるので、どなたか知らねど、お手入れしてくださる方にもありがとうと言いたいです

涼しいスポット巡りはいかがでしたか?

ここも涼しいよ!という「私のとっておき涼しいスポット」がある方はぜひお知らせくださいね。

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この記事を書いた人
梅原昭子ライター
引き算の編集が好きです。できないこと、やりたくないことが多過ぎて消去法で生きています。徒歩半径2キロ圏内くらいでほぼ満ち足りる暮らしへの憧れと、地球上の面白い所どこでもぶらりと行ける軽さとに憧れます。人間よりも植物や動物など異種から好かれる方が格上と思っている節があります。
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