<教えて!地域の○○できる公園>多様な誰もが遊べるインクルーシブ公園「小柴自然公園」
虫取りをするならここ、水遊びはここ、すべり台ならここ、ターザンロープするならここ!みなさんにもきっと、そんなお気に入りの公園があるのではないでしょうか?森ノオトでは、地域の魅力的な公園を森ノオトライターたちが紹介していく「地域の○○できる公園」の連載をはじめました!記事で取り上げるのは神奈川県横浜市、川崎市、東京都町田市周辺の公園。さあどんな公園が登場するでしょう?第6回はライター石﨑絵美が、横浜市金沢区にある小柴自然公園をご紹介します。

安心安全に子どもを遊ばせたい。子どもを持つ親なら誰でも思うことだと思います。さまざまな特性やハンデを持っていたり、まだ幼い時期は、親も公園遊びに気を遣うことも多いはず。そんな家族にお勧めしたいのが、金沢区にできた横浜市初のインクルーシブ公園です。横浜シーサイドライン幸浦駅から徒歩10分。小柴貯油施設の跡地に2023年9月開園しました。

 

インクルーシブ公園とは障がいの有無、年齢などにかかわらず、すべての人が一緒に利用できる公園です。この遊具にはどんな工夫がされているのか、障がい児ママの私が魅力を探ってきました。

 

いざ遊具広場の入り口に行くと案内板が出ていました。

この公園内のルールや遊具の場所と形が一目見てわかるようになっています

案内板の横には、この公園に来る子どもたちの紹介があります。この看板を見ながら「相手の気持ちを考えるのが苦手な子もいるよ」「体を動かすのが難しい子もいるからね」と前もって伝えておくことができます。遊びの準備をしつつ親と子どもで確認し合えます。

おおきなすべりだい。青色部分がクッション性のある素材。斜面がツルツルしているところとすべりにくいところの2パターンあって選んで遊べます

公園に入って気づいたのは、遊具エリアは地面が柔らかな素材であること。公園で走り回る子ども同士がぶつかることはよくあります。転んだり、寝転んでも衝撃を抑えられるので安心です。

 

さて早速、遊具で遊んでみましょう!

一般的によく見るブランコと椅子のようなブランコ(写真左)。そして見たことない形の「まあるいブランコ」(写真右)

 

地面には待つ場所がわかりやすい足形の目印。遊具一つひとつに遊び方とルールが書いてある

最初に目に留まったのは、いろんな形をしたブランコ。よく目にするブランコの他に、ハーネスで身体を固定できるブランコがありました。しっかり固定できるので小さい子や体幹の弱い子も安全に遊べます。もう一つは「まあるいブランコ」。大人と一緒に乗って楽しめます。「まあるいブランコ」は座面が広いので、子どもは足を伸ばして寝転ぶこともできます。

 

ここで驚いたのが、一つひとつの遊具に遊び方や何人乗れるのか書いてあることです。遊具で待つ場所も足形があり、視覚からとても分かりやすくなっています。ブランコの案内図には混んでいる時は30回で交代しようと約束があり、待つことが苦手な子も数えながら待てるからとても良いなと感じました。ルールが明確なことで安心するお子さんもいると思います。

「くるくるドーム」は段差がなくフラットなので車いすやストレッチャーでも乗ることができ、内側の取手もしくは外側から押して回して遊べます

 

「ぐるぐるゆうぐ」は最大8人が乗り。寝転びながら乗れて、外側から回して遊ぶことができます

次に気になったのは回る遊具「くるくるドーム」と「ぐるぐるゆうぐ」。小柴自然公園の回転遊具はゆっくりとしたスピードで、大人も一緒に乗ることができます。「くるくるドーム」では車いすやストレッチャーのまま入って遊べます。

 

昭和世代の私は、かつてあった「回転ジャングルジム」を思い出しました。安全面から、回転する遊具はあまり見かけなくなりましたが、回る乗り物はどの世代も大好きな遊具だと思います。

この公園を見下ろすことができる「タワーゆうぐ」。いくつもすべり台があり子どもにとって大冒険できる遊具

大型遊具の一つ「タワーゆうぐ」。この遊具の足場は下が見えないように黒の樹脂シートが使われており、子どもたちが怖がらずに登っていけるようになっています。

 

高い遊具に登って「怖い」と大泣きする子を助けに行った経験はないでしょうか?ここならもし助けを求められたとしても、親も慌てていても安心して登ることができます。

デッキゆうぐの正面

 

さまざまな仕掛けは好奇心をくすぐります

デッキゆうぐには、いろんな仕掛けがいっぱい。点字や、色とりどりのパーツを触ったり回したりできる仕掛け、太鼓みたいに叩けるところなどがあります。広い通路になっているので、車いすやストレッチャーの方も仕掛けを一つひとつ楽しむことができます。

 

仕掛けの一つに鳥が花をくわえたデザインがありました。「これはなにして遊ぶのだろう」と私は思っていたら、遊んでいた子がその答えを教えてくれました。その子がちょうどお花の下にくるとシャワーを浴びる素振りをしたのです。私はその仕掛けを花のデザインとしか見ていなかったのですが、子どもの視点だとシャワーになるのだと教えられました。

休憩できる場所もたくさん。お弁当を持ってきてゆっくり過ごすこともできます

ここの公園では草地にテントを設置することができます。遊び疲れた時、泣き疲れてクールダウンしたい時のためにテントを置いておくのもよいと思います。公園内にはベンチが多いのも魅力的です。

 

遊んでいる子どもを見ていると「こんな遊び方もできるのだな。こんな表情をするのだな」という発見がいっぱい。しかし心配ばかりで親に余裕がなくなると、そんな子どもの成長に気づきません。小柴自然公園はどんな子でも安全に遊べる配慮がたくさんあり、親子で安心して過ごせる良い場所だと思いました。

 

遊具広場には全部で13の遊具が設置され、近くに多目的トイレも設けられています。公園内にはほかにも草地広場や多目的広場、ランニングコースがあり、犬を連れている方もいて、どんな人もゆっくり過ごせる場所になっています。

 

紹介できなかった遊具もたくさんあるので、ぜひこの公園に冒険に来てください。たくさんの発見が待っていると思います。

Information

小柴自然公園

住所:神奈川県横浜市金沢区長浜116-2

問い合わせ先:みどり環境局南部公園緑地事務所

電話番号:045-831-8484

 

遊具広場開園時間:4月~10月/8:30〜17:30、11月~3月/8:30~16:30

有料駐車場有

 

HP:https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/machizukuri-kankyo/midori-koen/koen/tsukuru/seibikeikaku/koshiba-kanren/koshiba.html

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この記事を書いた人
石﨑絵美ライター
滋賀県出身。夫の転勤をきっかけで横浜へ。食べることとボディメイクが趣味。無理なくできることを実践しながら、身体の変化を楽しんでいる。障害児二人の子育てに奮闘しながら成長中。神社参拝も好き。
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