8月15日の放送では、「3Rまなびあいブック」という小冊子をご紹介しました。(text:高橋陽子)
横浜市が「よこはま3R夢(スリム)プラン」を策定してから4カ月。それまでの「G30」との大きな違いは、燃やすゴミだけでなく資源物の回収量も減らしていく、ということです。「3R」という言葉やReduse(リデュース=ゴミを出さない)・Reuse(リユース=繰り返し使う)・Recycle(リサイクル=ゴミの再資源化)が大事だと知っていても、私自身が実行できているかを考えると、まだあまり自信がありません……。
せっかく広まってきた「3R」という言葉。「知っている」だけで終わらせないために、何かテキストはないかと探していたところ、ついに見つけました!
■環境省が作成した「3Rまなびあいブック」
この冊子は、容器包装リサイクル法に基づき環境大臣が委嘱した「容器包装廃棄物排出抑制推進員(愛称:3R推進マイスター)」が普及啓発活動を行う際のテキストとして、2008年に作成されました。その後、2011年3月に改訂して、8月に環境省のホームページでも改訂版が公開されています。
■「3R」とそのための行動がわかりやすく学べる!
「なぜ3Rが必要なの?」お子さんがこう聞いてきたら、どう答えるでしょうか? 「地球がゴミでいっぱいになったら大変だから」と答えるのも一つの方法ですが、もう少し具体的な答えも用意したいですよね。この「3Rまなびあいブック」は、エコな暮らしの「なぜ?」に答えられるヒントがたくさん書かれた冊子です。イラストや図解も多く、気軽に目を通せる内容です。
■「こども向け」と「大人向け」に分かれている
今年の改訂版から、「こども向け」と「大人向け」に分冊されました。
「こども向け」には、エコなメッセージが満載の「すごろく」など、ゲームの付録が3つ付いています。楽しく遊ぶためのルールに環境への配慮が無理なく溶け込んでいて、地球に優しい生活を心がけることが「あたりまえ」になれる工夫を感じます。
「大人向け」には、容器リサイクル法についても解説があるので、より根本的な部分から学べます。足立区など地域での取り組み例が掲載されていたり、生活の中でできる工夫も紹介されています。私が注目したのはふろしきバッグの結び方! 9種類もの結び方が掲載されていて、いろいろ結んでつくってみたくなります。お買い物のときのマイバッグとして、また思わぬ戴き物を持って帰る時などにも活用できそうで、覚えてみようと思いました。
環境省のサイトと言うとちょっと近寄りがたく感じますが、是非内容を見てみてください。
http://www.env.go.jp/recycle/yoki/b_5_book/index.html
こちらに、PDFで全てのページが公開されています。
今や小学4年生で「くらしとごみ」を学ぶ時代です。私たち大人にもテキストがあると心強いですね!
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